プレスリリース
High Altitude Management株式会社は「空気で健康をつくる」という新しいウェルビーイング市場を創造するヘルスケア・スタートアップ企業です。
「高地トレーニングを、日常に―」を掲げて、トップアスリートを支えてきた高地トレーニングを、一般ユーザーのご支持のもと、全国70拠点以上に提供し、「低酸素」という健康によい空気を届けてきました。
その第一歩として、高地トレーニング専門スタジオ(低酸素フィットネスジム)のパイオニアとして「ハイアルチ」を全国展開。
そして、今後は、フィットネスにとどまらない、ウェルネス分野での事業拡大を目指しています。
今回のストーリーでは、弊社の創業の裏側やウェルネス分野での今後の展望についてお伝えいたします。
高地トレーニングを、日常に。空間まるごと高地環境に
高地トレーニングは、その効率性の高さから、持久力を必要とするアスリートの間で広がったトレーニング手法です。
ケニアやエチオピアといった標高の高い土地出身のマラソンランナーの心肺能力の高さに着目し、トップアスリート達は、はるばる高地へ遠征、トレーニングしてきたものの、障壁は高く、一般的にはあまり利用されてきませんでした。
そんな常識を覆し、空間をまるごと高地環境にしたのが、私たち「ハイアルチ」です。
さらに、ハイアルチ空間は、気圧を変えず酸素濃度だけをコントロールするため、高山病のリスクを軽減、一般の方でも安心してご利用いただけます。
創業の経緯:誰でも「高地トレーニングができる」世界を創りたい!
ハイアルチを創業する前の私は、お恥ずかしいことに、忙しさにかまけて、運動も全くしていない毎日を送っていました。思い切ってジムに通っても、1回1〜2時間の運動となると、だんだん足が遠のく、そんな挫折の繰り返し。
そんなときに、私は高地トレーニングと出会いました。
最初は、とても私のような運動経験の少ない人間にはできない、と思いました。しかし、実際に体験してみると、低酸素ルームの中でたった5分歩くだけで、汗をかき始め、目に見えて、身体の変化を実感できました。しかも辛くない。
これはトップアスリートだけではなく、一般の人々にも広く良さを知ってもらえると確信。こんなに素晴らしいトレーニング方法を、トップアスリートだけしかできないのはもったいない、むしろ私のような一般の人にこそ、高地トレーニングの魅力を伝えたい──そう強く思い、2016年に「ハイアルチ」を創業しました。
創業当初は「反対の嵐」、誰でも高地トレーニングができる世界を創るために工夫を凝らす
ハイアルチ1号店を開業するまでは、「マラソン選手が行う高地トレーニングを、一般の人が使うわけない」「いきなり開業するなんてリスクが高すぎる」と反対の嵐でした。
それでも、「自分自身が実感した高地トレーニングの魅力は、他の人にも伝わるはず」という確信の中で、ハイアルチの1号店をどこに出店・開業するか、についてはとても悩みました。
どのエリアに1号店を出すかが、事業の成功のすべてを決めるといっても過言ではないからです。だからこそ、年齢、所得などの統計データには現れてこない「なまみの人間」を意識して、エリアを決めました。
まずは、ハイアルチのコアとなる、アスリートやランナーなどの「プロ層」の方々に来ていただくために、彼ら彼女らの「行動範囲」を強く意識しました。例えば、ランナーの人たちであれば、彼ら彼女らがよく集まるエリアを、実際に、本人もランナーのスタッフの声を参考にしながら、リストアップしました。
また、私のように普段運動していない一般の方々については、さらに難しかったです。ハイアルチが今までにないものだったからこそ、新しいものに抵抗がない、むしろ試してみたい、と思う「リベラル」な人たちがどこにいるのか。そして、短時間で、手軽に効果がほしい。しかも辛いのはいや。こういう「辛くない本格」という価値観に共感してくれる方がどこにいるのか。これは、決して統計データだけでは推し量れません。
そこで私が考えたのが「友達の顔、想像作戦」です。エリアごとに、住んでいる友達の顔を思い浮かべながら、その人がハイアルチに通うかどうかをありありと想像できるか、これが私の中の判断軸の一つでした。
悩みながらの1号店の開業でしたが、結果的には多くのお客様にご来店いただけました。私と同じように、運動から遠のいていた沢山の方々にご利用いただけたことが、当時とても嬉しかったです。
その時、私の頭の中に、駅前にある「英会話スクール」のイメージがぱっと思い浮かびました。
英語を学ぶためには海外留学するのが一般的でしたが、今は英会話スクールへ行けば、外国人講師がいて、海外と同じような語学環境に身を置くことができる。
それと同じように、誰でも高地トレーニングができる世界を創ることができるのではないか。そう考えると、とてもワクワクしたことを今でも鮮明に覚えています。
低酸素環境でのトレーニングで、運動効率と脂肪燃焼効果を向上
低酸素環境下では、心肺能力や持久力が向上するだけではありません。
酸素が少ない低酸素環境では体の代謝が高まり、脂肪燃焼効果も上がります。そのため、ダイエットや生活習慣病の改善が期待できます。
特にハイアルチが注目しているのが、体の根幹を支える「ミトコンドリア」。
低酸素環境下では、糖や脂肪を消費してエネルギーを作り出す体内のミトコンドリアが活性化するため、ダイエットにつながりうる効果も期待できます。
高地トレーニングは、アスリートにとどまらず、運動初心者の方にこそ、手軽な健康づくりとしてぜひ活用していただきたいと考えています。
体の変化を「見える化」、その場で効果を実感
トレーニング中の運動負荷や消費カロリーといったデータが、リアルタイムで確認できるシステムをハイアルチは開発しました。
その理由は、意外かもしれませんが、酸素濃度が低いハイアルチ空間に入っても「息苦しさ」などは一切ないため、お客様にわかりやすく効果を実感していただくためです。
また、ハイアルチは、運動初心者にも安心な、少人数のセミパーソナル指導です。
専門トレーナーが運動記録を把握し、目標に向けたトレーニングメニューをひとりひとり丁寧にアドバイスしています。
そのため、会員様のうち80%以上が、運動初心者のお客様です。
老若男女に健康増進を届けるために。「低酸素ウェルネス」を広げるリーディングカンパニーとして
おかげさまで、創業から7年たち、老若男女の方々(ハイアルチの最高齢のお客様は80歳です!)が、ハイアルチで運動している様子をみると、とても嬉しく思います。
そして、ハイアルチの運営を続けてきた中で
「体力がついた!」
「ダイエットに成功した!」
とお客様からお喜びの声をいただくことはもちろんのこと、
「健康診断の結果が良くなった」
「血圧が下がった」
「睡眠の質が良くなった」
など驚きの声をいただくようになり、
もはやフィットネス分野に留まらず、ウェルネス(健康)の向上に貢献できていると実感する場面も増えてきました。
しかしながら、高地トレーニングがトップアスリートのものであったがゆえに、一般の人々のウェルネスにかかわるエビデンスは、まだまだ少ない状況です。
そこで私たちは、リーディングカンパニーとして、
大学や健康経営に取り組むパートナー企業とともに、一般ユーザー向けのウェルネスにかかわる領域でのR&D(研究開発)を推進し、新たな価値を創造していきます。
このように、低酸素という健康に良い空気を通じて、健康増進を目指す「低酸素ウェルネス」の普及に取り組み、
皆様の健康や活力溢れる毎日を送るサポートをしていきたいと考えています。
■日本初※の高地トレーニングスタジオ「ハイアルチ」
■メンバー募集中!(採用情報)
URL:https://high-alti.co.jp/career/
※自社調べ(2023年12月時点、日本国内における「高地トレーニング専門スタジオ」として)