プレスリリース
西本Wismettac(ウィズメタック)ホールディングス株式会社は、日本のみならず世界の食卓を豊かにするという理念のもと、創業から110年以上、小売や外食産業などのお客様を中心として、日本の食を世界に届けてきた食の専門商社です。
2023年9月、当社は地域の課題解決と日本の食産業の発展のため、食の専門商社として初めて(※1)、ふるさと納税サイト「もぐふる」をオープンしました。「地域の食と魅力を発掘し、日本の『食』の販路を拡大する」をコンセプトにする食特化型(※2)のふるさと納税サイトです。ふるさと納税制度が発足してから16年目を迎えた今、なぜ当社がふるさと納税事業に参入したのか?このストーリーでは、「もぐふる」誕生の舞台裏や、サービスにかける想い、今後の展望について、ふるさと納税プロジェクトリーダーの山崎に話を聞きました。
※1:当社調べ
※2:食品に限らず、食に関係する返礼品を取り扱う。
「新たな販売網を提供し、喜んでもらいたい」ふるさと納税事業参画の経緯
当社は、食品の輸出輸入を中心に、グローバルに事業を展開する中で、世界中の食産業の人達に支えられています。私の所属する事業開発本部では、食の業界に新たな価値を提供するために新規事業を開発しています。
日本の人口減少が続く中、国内の食市場も縮小が進んでいます。私自身が、中東駐在時に日本食品を輸入していた経験があり、様々な取引先と接する中で、特に地域の生産者や食品加工業者などの事業者さんに対して、日本のみではなく「新たな販売網を提供して喜んでもらいたい」と、常に考えてきました。
商社の私たちが主軸で行ってきた企業間取引(BtoB)に加え、ふるさと納税のような直接消費者に向けた(BtoC)の販売網を作ることや、海外への輸出機会を事業者さんに提供することによって、地域産業の発展や地域活性化へ貢献し日本の食の付加価値を高めていきたいと思っています。また、世界を見据えた販売網や商品作りにも一緒に取り組んでいきたいと考えています。
このふるさと納税事業は、当社が柱とする輸出入事業のみでなく、国内の食品を国内で消費するという”国産国費”の考え方も大切にしています。国内での消費を促進していきたいという思いもあるため、「ふるさと納税」という制度は、想いが具現化できる取り組みだと考えました。日本独自の制度として約16年前にスタートした「ふるさと納税」は、寄附を通じてふるさとを応援できる制度です。この仕組みを通じて、全国のまだ知られていない地域の魅力を発信することができるほか、このサイトを運営することで出会える地域の食産業の方々には、私たちの強みである新たな販路のサポートができればと思っています。
日本各地の、”世界に羽ばたける”地場産品を発掘する
普段私たちと地域の事業者さんとの接点は、商品をご提案いただくか、展示会や商談会、が主で、小売店(スーパーなど)を通して商品を知ることがほとんどでした。そのような中で、ふるさと納税のサイトを見ると、日本中の食関連の品が並んでいてたくさんの事業者さんの扱うものを見ることができ、地場産品の宝庫として非常に大きな可能性を感じました。ふるさと納税の返礼品を通じて、「日本各地に存在している、世界市場を見据える地場産品を発掘できるかもしれない!」と思ったんです。
特に日本の各地域には、大量生産はできないけれど、素材や製法をこだわり抜いているからこそ品質が高い食品が数多く存在します。そのため地域の食の魅力を“発掘“するというコンセプトのもと、掘って魅力を発見していくもぐらのキャラクターとともに、サービス名を「もぐふる」として、活動を始めました。実はこの「発掘」には、長い歴史を有し発見された恐竜の意味も、少し混じっています(なので、「もぐら+恐竜」がキャラクターのモチーフになっています)。
裏側のストーリーや生産者の想いと「食」着目し、地方の魅力を届けたい
ふるさと納税の返礼品は、世の中に約60万点あると言われていますが、中には返礼品や地方の魅力を最小限のことしか記載していないものも多く、せっかく試行錯誤して商品化されているのにも関わらず、寄附者に魅力が伝わり切らずにもったいないと思う事も少なくありません。当社のサイトを通じて、「もっと裏側にあるストーリーや生産者の想いと”食”に着目して、魅力を発信したい」と、強く思っています。
ふるさと納税制度は、本来は寄附であるにもかかわらず、昨今ではポイントや特典競争になってしまっているところに、大きな課題を感じています。適正価格ではなく、通常より安く提供していることと同じ状態になってしまっています。当社の場合は、ふるさとの魅力を伝えていくことと、商品の価値を高めるためにも、ポイント競争にはあまり乗らないようにしたいと考えています。地域を応援し、世界見据えた活動に共感を得ていただける方々に地方の魅力を届けたい。それが、私たちの活動の軸になっています。
外国籍の方にも、世界に誇れる特産品を通じて、日本の魅力に出会ってほしい
日本人だけでなく外国籍の方でも、日本で収入があり、所得税や住民税を納めていれば寄附金控除の対象となりますが、外国語に対応しているサイトはまだ多くありません。英語、中国語対応の「もぐふる」を通じて、外国籍の方にも日本の地域の魅力を知ってもらいたいと考えています。
世界に誇れる特産品を通じて、日本の魅力に出会うことができ、地域を応援したい全ての方にとって利用しやすいサイトづくりを目指していきます。また、外国籍の方々向けに、日本の地方の現状や、本来の制度の趣旨を理解してもらうためのセミナーの開催も開始しています。
地域全体の活性化に貢献できるプラットフォームへ
まだスタートしたばかりの「もぐふる」ですが、自治体のみならず、生産者さんや事業者さんを含む、地域全体の活性化に貢献するプラットフォームにしたいと考えています。今後はふるさと納税に留まらず、「もぐふる」でご縁のあった事業者さんの商品を、国内およびグローバルに展開できるようにサポートしていく予定です。
また、「もぐふる」を通じて当社が頂く収益の一部は、事業者の販路拡大支援、事業者向けの勉強会、地域の子ども食堂への寄附、国内でのグローバル人材育成の推進などに充てることで、社会に還元する仕組みにしていきたいと思っています。一人でも多くの「もぐふる」を通じた「応援」を、心よりお待ちしています!
- サイト「もぐふる」の概要
「地域の食と魅力を発掘し、日本の『食』の販路を拡大する」、食特化型ふるさと納税サイト
運営会社:Wismettacフーズ株式会社
(※西本Wismettacホールディングス株式会社の国内子会社)
オープン日:2023年9月7日
決済方法:クレジットカード(今後Pay-easyなど、他の決済方法も導入予定)
- お問い合わせ窓口
もぐふるサポート窓口
TEL:03-6870-2170(平日10:00〜17:00)
※当サイトに掲載ご希望の自治体さまも、こちらの番号へお問い合わせください。
※「もぐふる」への返礼品掲載ご希望の事業者さまは、管轄の自治体さまへお問い合わせください。
※本窓口は、西本Wismettacホールディングス株式会社の国内子会社であり、「もぐふる」運営会社のWismettacフーズ株式会社内に設置しています。
- 会社概要
会社名:西本Wismettac(ウィズメタック)ホールディングス株式会社
代表者:代表取締役会長 CEO 洲崎 良朗
(コード番号 9260 東京証券取引所プライム市場)
本 社:東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 日本橋室町三井タワー15階
創 業:1912年5月
事業内容:
●アジア食品の開発および海外販売(アジア食グローバル事業)
●農・水産品の国内・海外販売(農水産商社事業)
●その他商品(アメニティフード等)の国内・海外販売
ウェブサイト:https://www.wismettac.com