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障がい者の「パラリンアート」で女性に訴求しつつ社会貢献も。自動車業界に新たな価値を生み出す取り組みを紹介

(PR TIMES STORY) 2023年07月09日(日)16時21分配信 PR TIMES

2023年5月18日、株式会社イプラは、パラリンアート作品を採用した電子車検証ケース3 品目を自社の通販サイトにて発売しました。障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬をお支払いする活動を営む一般社団法人 障がい者自立推進機構とイプラは、協力して自動車業界向けノベルティ商品の企画開発を行なってきました。


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この取り組みを実現するに至るまで、イプラでは自動車業界に女性や若者でも伝わる様な売り場改善に取り組んできましたが、並行してパラリンアートの作品を採用することや、障がいの有無に関係なく共に働き、持てる力を発揮できる職場環境づくりも行ってきた過去があります。


今回の商品を開発・リリースするまでには、社内での様々な挑戦や実現に対する想いがありました。本ストーリーでは代表の小田より、その裏側についてお伝えします。


男性目線寄りのモーター業界で、女性目線の商品づくりをおこなう株式会社イプラ

株式会社イプラは愛媛県に本社を置き、自動車業界向けに集客支援ツールの企画開発・販売をおこなう会社です。主に、男性目線寄りの自動車業界に「女性が集まるお店づくり」をテーマとした商品を企画開発しています。一部上場企業から中小企業まで、全国10,000社以上のお客様層に向けて提案企画を行っています。


創業のきっかけは自動車業界の売り場で感じた、女性や若者には伝わりにくいPOPの文言や前時代的な訴求方法にギャップを感じたこと。売り場を改善し景色を変えることで自動車業界を支えるツール開発に取り組んできました。



社名のイプラ(IPLA)には3つの想いが込められています。常にアイデア(IDEA)と遊び心(PLAY)を持って、お客様にインパクト(IMPACT)あるプラン(PLAN)を提供し自動車業界にイノベーションを起こすプラットフォームでありたい、そういった想いから私たちにしかできない自動車業界の景色を創造しています。

障がい者が描く「パラリンアート」を採用した電子車検証ケースの販売を開始

2023年5月18日より、イプラの通販サイトにてパラリンアート作品を採用した電子車検証ケース3品目を販売開始しました。表面はパラリンアート作品が採用されており、裏面にはICチップ付き電子車検証を収納できるポケットが付いています。






「パラリンアート」とは、一般社団法人 障がい者自立推進機構が行う、障がい者のアート作品(絵画・デザイン等)を企業・個人に提供し、作者報酬を支払う活動のこと。社会参加できず、経済的にも苦しんでいる障がい者のサポートを主な目的とし、アートを通じて社会保障費に依存せず、障がい者の社会参加と経済的自立を推進しています。



イプラは、以前から自社のクラウドサービスでパラリンアート作品を採用し、パラリンアート活動をオフィシャルパートナーとなってサポートしてきました。


従来、自動車ディーラーで使用する車検証ケースは無機質でデザイン性が弱いものが一般的でした。女性にも受け入れられやすく、かつSDGsとしてディーラーも参加できる取り組みができないかと模索するなかで、パラリンアート作品を採用した車検証ケースの販売に至りました。


購入いただいた商品代に含まれる絵画ライセンス利用料(1枚につき10円)は、パラリンアート事務局を通してアーティストに寄付されます。ディーラー側は社会貢献の取り組みをPRできるうえ、アーティストの経済的自立支援を応援できるという、相互にメリットのある商品です。


採用されたパラリンアーティストから届いたお手紙

カラフルなアートの表現に苦戦。特殊加工を導入し、商品が完成した

パラリンアート作品採用の電子車検証ケース開発にあたって苦労したのは、アートの印刷方法です。通常、エンビ素材で作られる車検証ケースはシルク印刷という方法で制作されています。しかしカラフルなパラリンアート作品を採用するにあたり、シルク印刷では表現が不可能であり、新たな制作方法を見直さざるを得ませんでした。


そこで、まだ業界ではどこも手を出していなかった、パラリンアート作品を印刷したペーパーを透明エンビでカバーし、高周波溶着するという特殊な加工で制作。これにより作品の表現力を損なうことなく商品として完成させることができました。


パラリンアートを印刷したペーパー(完成前の状態)

選ばれた作品について

今まで作品利用の契約をしていたアーティストから、今回は動物系を中心に選定しました。自動車ディーラーで車を購入されるお客様のなかにはご家族連れや女性顧客の割合も多く占められています。しかし、自動車検査証を収納する車検証ケースは会社名と連絡先だけが記載されている無機質なタイプが一般的です。そこで、もらったお客様も喜ばれるようなデザインを選定しました。


作品「猫たちの記念写真」 作家:カミジョウミカ(長野県在住アーティスト)

何度も何度も社内で検証し苦労を乗り越える

乳白色のエンビの特性上、カバーをすると色合いがボヤけてしまいます。そこで、エンビケースに収納した時の色の見え方、またお客様に手渡しする時のサイズ感やお客様の目にどう映るのか?までを何度も社内で繰り返し検証しました。パラリンアート作品の色合いを忠実に表現する調整が一番苦労しました。


お客様の目線や手触り、大きさなどを実際に手にして何度も確認する

パラリンアートを通じ、自動車業界の新たな市場価値を生み出していきたい


またイプラでは、障がいの有無に関係なく共に働き、持てる力を発揮できる職場環境の実現に取り組んでおり、現在も障がいのある方が現場において活躍しています。当社には勤続20年以上の知的障がいを持つスタッフがいます。彼女はお花の絵が上手だったため、パラリンアートに作品を登録したところ、ある企業パンフレットに採用されることになりました。このことがきっかけで、イプラは障がい者自立推進機構のオフィシャルパートナーとして正式に参画することを決めたという経緯があります。


イプラで20年以上、共に働くメンバー。パラリンアーティストでもある。

日本の障がい者アーティストと家族の多くは、経済的に困難な状況で生活し、将来に大きな不安を抱えています。わたしたちの活動は社会における障がい者理解を深め、パラリンアートを通してモーター業界の新たな市場価値を生み出し経済成長へとつなげ、未来において住みやすい世界、共生社会の実現を目指すものです。イプラは「障がい者の貧困問題を自立的に解決したい」という想いから、これからもパラリンアートの採用を積極的に推進していきます。

数字で見るこれまでの取り組み


商品化したパラリンアートの作品

32作品


採用されたパラリンアーティスト

12作品


商品化によりお支払いした

パラリンアート協賛累計

240万


エアプラの登録ユーザー数

12,174社

パラリンアート作品とのコラボアイテム


※事業全体に関しましても、今後の展望や想いなどがございましたらご記載ください。


■パラリンアート作品採用の車検証ケース

商品サイトURL:https://matsalesup.wixsite.com/paralymart



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