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マンパワーグループ株式会社

DEIB推進者である私たちが考える、マンパワーグループのミッション

(PR TIMES STORY) 2024年06月28日(金)12時00分配信 PR TIMES

〜ManpowerGroup STORY Vol.3〜

「働く世界に力を与える:We power the world of work」

DEIB施策 編

“ManpowerGroup STORY“の第三弾は、ESG推進部 部長の桐生 彩乃さん、そして子会社であるエクスペリス・エグゼクティブ株式会社のGA&HRパートナーAmy Carpenterさんにお話を伺いました。

(右)マンパワーグループ株式会社 ESG推進部 部長

(左)エクスペリス・エグゼクティブ株式会社 GA&HR Business Partner

海外で過ごした学生生活、”人“や”環境”の特徴が国ごとに違うことを実感

桐生:私は学生時代の約半分を海外で経験しました。家庭の都合でアメリカのロサンゼルスの小学校へ2年間通いましたが、周りの学生は自己主張が強く、私もその影響を大きく受けていたように思います。それから高校1年生までは日本の学校で学生生活を送りましたが、それまでとの文化のギャップがありコミュケーションには苦労をした記憶があります。その後、高校1年生の終わりから約2年間、オーストラリアのゴールドコーストで過ごしました。ゴールドコーストはのんびりとしていてどこか日本の雰囲気を感じる穏やかな環境で、国や地域によって大きく”人”や”環境“の特徴が違うことに驚きましたね。

中途でマンパワーグループへ入社し、ITシステムのローカライズ化やマーケティングの業務対応を経て、2022年10月に現在所属している「ESG推進部(当時はESG推進室)」が新設され、現在は部長としてメンバーのマネジメントも行っています。ESGに関する取り組みは海外の取り組みを参考にすることが多く、最先端のノウハウに触れることができるのが外資系企業ならではの特徴で、とても面白いです。

日本人の多くが“和”を大切にするように。それぞれの国で大切にしている共通の考え方に気づく

AMY:私はアメリカのカリフォルニアで生まれ育ちました。新卒で入社した外資系メーカーの会社では、人事として採用業務を経験した後、M&Aのプロジェクトに参画しました。約2年間のプロジェクトだったのですが、海外に長期滞在しながら仕事をすることも多く、充実したキャリアを送っていました。その中で特に印象的だったのは、ドイツオフィスで働いていた時の経験です。親会社がドイツ本社ということもあり、ドイツ人のメンバーとは上手にコミュケーションを取っていく必要がありましたが、最初は仕事の進め方の違いに戸惑いを感じる時もありました。私を含め他のアメリカ人社員の多くは、仕事を進めながら必要なデータやエビデンスを集めていたのですが、当時大多数を占めていたドイツ人社員は、先にデータ収集をし、ゴールが確実に見えてからアクションを起こしていたのです。日本人の多くが"和"を大切にする気持ちを共通して持っていることと同じように、それぞれの国でもある程度共通した考え方があることを理解してからは、自分とは違うバックグラウンドを持つ人々ともうまくコミュケーションを取ることができるようになりました。この経験は、今の業務でとても活かされていると思います。

社内DEIB推進施策:社内ライブ配信・異文化コミュニケーション研修など

桐生:直近では、LGBTQ+の外部当事者の方とコンサルタントの方を招いて社内ライブ配信を行いました。マンパワーグループにとってこのような取り組みは新しいものでしたが、実施後のアンケートでは「新たな気づきを得られた」「大変参考になった」という意見が寄せられました。他にも、全社向けにeラーニング研修を実施するなど、従業員へLGBTQ+に関する基礎知識を正しく理解してもらえるような施策を実施しています。

社内の交流スペースに関連書籍を置き、社員が自由に閲覧できるようにしている。


AMY:エクスペリス・エグゼクティブでは、従業員の出身国が14ヶ国にもわたります。単に“外国人”と“日本人”の二分類ではなく、一人一人の違いを認めリスペクトすることが必要不可欠な環境です。しかし実際には、出身国によって様々な固定観念があるため、アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)が起こらないようなトレーニングが必要です。取り組みの一環として、社内で“異文化コミュニケーション研修”を実施し、バックグラウンドの違う人々と円滑なコミュニケーションが取れるようにサポートしています。

LGBTQ+を正しく認識し、すべての人にとって“働きやすい環境”を。

AMY:自分自身が「LGBTQ+である」ということをカミングアウトしたら、キャリアアップに支障が出てしまう可能性がある・・・パートナーが入院をしたときに面会を断られる可能性がある・・・このようなことを心配しているLGBTQ+の方もいらっしゃいます。マズローの欲求五段階説では、人は生理的欲求の次に安全欲求(身体的・精神的に安全な生活をしたいという欲求)を求めるという心理学理論がありますが、私はDEIBの考え方はこの“安全欲求”に値するくらい、すべての人々の根幹であり当たり前の存在であるべきだと考えています。そのためにはまず、社内の環境が心理的・精神的に安全であるということが欠かせません。私の所属するエクスペリス・エグゼクティブでは、そのような環境を醸成する取り組みを推進しています。


4月21日に行われた「TOKYO Rainbow PRIDE 2024」へ参加した時の様子


桐生:「電通LGBTQ+調査2023」では回答者の6割がLGBTQ+をサポートしている企業で働きたいと回答しました。しかも、当事者・非当事者それぞれの回答結果に大きな差はなかったのです。この結果を見た時、改めてDEIBは当たり前の考え方なのだと感じました。しかし、実際にDEIBの考え方が浸透しているかというと、そうではありません。お手洗いに関する課題がよくメディアに取り上げられていますが、実際に困っているのはT:トランスジェンダーの方のみです。他にも様々な課題があるにもかかわらず特定の情報のみが理解されているのが現状だと思います。


マンパワーグループでの「S:人々と豊かさ」を実現する施策

総合人材サービス会社として、ノウハウを伝えていくことがミッション

桐生・Amy:当社としては小規模でしたが「TOKYO Rainbow PRIDE 2024」のイベントに参加をしてくれたメンバーもおり、社内周知の第一歩となりました。当社は総合人材サービス会社だからこそ、「人」が大切です。考えを理解し尊重することだけではなく、そのノウハウを顧客企業や求職者へ伝えていくことがミッションだと思います。企業がDEIBの推進を積極的に行うことや働きやすい環境づくりに重点的に取り組むことが、世の中の当たり前になることを願っています。

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