プレスリリース
国際共同製作を手掛ける映像プロダクションが生み出したデザイン定額制サービス「ProPass」。開発担当者と運営会社代表が語る「圧倒的な付加価値」を創り出すための新サービス誕生秘話
(PR TIMES STORY) 2023年10月27日(金)10時44分配信
株式会社ワールドプレミアは、『圧倒的な、付加価値を。』という企業理念のもと、映像コンテンツやデジタルマーケティング施策を通じて、お客さまの商品・サービスの価値を最大化するサポートしています。
2021年春、ワールドプレミアからデザイン定額制サービス「ProPass」が誕生しました。さらに先日、「翌月あと払い」も導入され、デザイン分野における顧客の課題解決に注力しているようです。映像プロデュースを専門にしていた企業がなぜクリエイティブにかかわるサービスを始めたのでしょうか。
今回は、ProPassの立ち上げに尽力した伊藤 茜、株式会社ワールドプレミア代表岡部 大樹に、サービス誕生の舞台裏を聞きました。
【聞き手：高本きこ（フリーランス）】
コンテンツプロデュース事業の前に立ちはだかった壁
ーー株式会社ワールドプレミアは、もともとはデザイン制作会社ではないと聞いています。まず、どのような事業を展開されていたか、教えていただけますか？
岡部：海外のテレビ局や映像制作会社とともに、映画やドラマを共同プロデュースしながら、日本各地に撮影を誘致し、海外で公開（放送）することで、ロケツーリズム（聖地巡礼）によるインバウンド【訪日観光客】の増加に貢献してきました。また、作品内へのプロダクト・プレイスメントを積極的に採用したうえで、実際に海外で購入できる仕組みを整備することで、輸出促進にも取り組んできました。
私自身、プロデューサーとして今年で10年目になりますが、さまざまな地方自治体の皆さまとともにコンテンツ誘致に取り組んできました。
――映像を作るだけではなく、その後の活用方法も見据えて作品をプロデュースされていたんですね。ここまで、デザインやクリエイティブに関連するフレーズが出てきていませんが、「ProPass」というサービスを生み出すきっかけとなったのはなんでしょうか？
岡部：2019年後半から、国際共同製作映画や、国内アーティストの海外開催イベント（ファンミーティング）のプロモーターなど、大型プロジェクトの企画が進んでいました。しかし、世界的パンデミックの影響を受け、渡航制限やイベント開催が不可能となったため、ほとんどが白紙・延期となってしまいました。コンテンツのコンセプトがインバウンド（訪日観光客）の増加につながることが重要な要素のひとつであり、観光業への依存度が高かったためです。
そこで私たちは、新たなビジネスモデルを模索する必要がありました。
――その中で、なぜデザイン関連のサービスに注力されたのですか？
伊藤：代表の話にもありましたが、これまで海外のテレビ局や制作会社と連携して、映画やドラマの製作を行ってきました。これまで培ってきたクリエイティブのノウハウと世界各国とのコネクションが、新しいサービスを展開するために私たちがもつ貴重な資産でした。その中で、クリエイティブデザインの分野での大きな可能性に気づきました。
岡部：映像コンテンツを創り上げるには、たくさんのステークホルダーにご参加いただいています。プロデューサーとして情報交換を進めていく中で、多くの企業が「デザイン」の優先順位が高くないのではないかと実感しました。
・営業部のスタッフが本業の合間を縫って、片手間でInstagram用の画像をスマホで編集している。
・重い腰を上げてデザイナーの採用をかけてみるものの、デザイン会社ではないため、期待するクオリティのデザイナーの応募がない。
・そもそも、マーケティングにあまり予算を割けていない。
このようなフィードバックを受けて、デザインを含むマーケティング人材や予算についての不安が共通の課題を持っていると確信しました。
伊藤：デザインは予算予測が難しく、コストが予想以上に膨れ上がることもあります。そこで、月額定額制を導入するなど、予算への不安感を払拭できるサービスを提供できないかと社内で検討を進めました。
――確かに、予算感に対する不安を軽減するのは、お客様にとって大きなメリットですね。具体的な特長やサービスの内容について教えていただけますか？
伊藤: 「ProPass」では、WEBデザインやSNSクリエイティブ、広告バナーなどのデジタル素材はもちろん、チラシやパンフレット、メニューや店舗看板など、さまざまなデザインニーズに対応いたします。月額6.6万円（税込）の定額料金で、御社専属のデザイナーが高品質なデザインサービスをご提供いたします。
いくつかご利用にあたってルールはございますが、その範囲内では、ご依頼は無制限です。
今年10月からは、月額3.3万円（税込）でお試しいただけるエコノミープランも誕生しました。
――「ProPass」というサービス名の由来や、名前にこめた想いなどをうかがえますか？
伊藤：デザインやマーケティングのプロ人材を気軽にアウトソースできるという趣旨の「Professional Passport（プロフェッショナルパスポート）」に由来し、略して「ProPass」と名付けました。
提案した時は、代表から『安易すぎないか』と難色を示されましたが、シンプルなほうがお客さまに伝わりやすいと、説得しました（笑）
岡部：デザインに特化していることがもう少しわかりやすくてもいいのではないかという思いもあったのですが、熱意に負けました（笑）
――とても良い社風なのが伝わってきます（笑）これまでの事業とは顧客ドメインが異なる「新たなる挑戦」だったかと思いますが、苦労された点はありませんでしたか？
岡部：新しいサービスを立ち上げるプロセスは、ビジネスモデルの検討からオペレーションの整備、社内体制の構築に至るまで、さまざまな挑戦となりました。
特に、私たちワールドプレミアを知らないお客さまに対して「ProPass」の導入メリットを伝えること、そのためのマーケティング戦略を練ることが重要でした。それでも、お客さまのニーズを理解し、スピード感を持ってサービスをアップデートすることで、多くのお客さまにご好評いただけるサービスに成長させることができました。
伊藤：やはり、新規顧客開拓は課題感を持っていました。ヒアリングなどから、ニーズがあることは確信を持っていましたが、その課題感を持つ企業・担当者にどのように知っていただくか、その一点だと思います。
おかげさまで、ローンチから２年半を経て、同じ企業の違う部署や、お取引先をご紹介いただくケースも増えてきました。これからも、お客さまの課題解決の選択肢としてProPassを選んでいただけるように、サービス向上に努めていきます。
――先日、新しい支払方法として「翌月あと払い」の追加も発表されたそうですね。それも、顧客ニーズに応える手段かと思いますが、お客さまからの反応はいかがでしたか？
岡部：開始当初は、全額前払い（ご契約期間1年）のみの対応でしたが、お客さまが増えていくにつれて、やはりお支払方法の選択肢を増やすことはニーズ対応の重要な要素だと実感しています。この度、マネーフォワードケッサイ株式会社と連携して「翌月あと払い」を導入し、初期費用のご負担を大幅に軽減しました。報道発表以降の反響が想像以上に大きく、当初から導入していれば、と思うところもあります。
――競合といえる「デザイン定額制」のサービスはいくつかあると思いますが、御社ならではの強みがあれば教えてください。
伊藤：まずは、クオリティとスピード感だと思います。SNS関連のクリエイティブであれば、最短即日で初稿をお送りできます。正式には１２営業日と公開していますが、実際は大半が即日でお戻しできている印象です。
岡部：クオリティという面で補足させてください。大手上場企業からのご依頼もいただいていることに加え、継続率も90%を超えており、利用料以上に制作物の品質にご満足いただいています。実際、デザイナー１名採用するための採用費、人件費と比較すると、高いコストパフォーマンスを発揮できていると確信しています。
――「ProPass」を今後どのように発展させていきたいですか？ また、公表できる範囲で構わないのですが、現在企画されているアップデート情報があれば教えてください。
岡部：人材不足や予算に対する不安感は、多くの企業が抱えている問題だと思います。リソースが枯渇しやすい中小企業の皆さまを中心に、もっとProPassを活用していただきたいと思います。現在、今まで以上に使い勝手の良いプロダクトの開発を進めています。また、AIを活用してクリエイティブ制作能力を向上すべく、サービスのアップデートを予定しています。来年春の公開予定ですので、楽しみにしていてください！
――最後に、メッセージをお願いします。
伊藤：パンデミックがなければ、このサービスが誕生していなかったと思うと少し複雑ですが、多くのお客さまの課題が顕在化したことで、ProPassを通じて業務改善につながったと言っていただけることが私たちの力にもなります。
上場企業から個人事業主の方など、さまざまなお客さまが「専属デザインチーム」として上手に使ってもらっています。
岡部：私自身、映像プロデューサーとして経験を積んできましたので、クリエイティブデザイン関連のサービスを開発することになるとは意外でしたが、多くのお客様にご愛顧いただき、サービスが育っていることを大変嬉しく思います。単なるデザイン制作会社の枠にとどまらない『圧倒的な、付加価値』を、実際に体験してみてください！
ProPass 公式サイト
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000044766.html
◆ 株式会社ワールドプレミアについて
株式会社ワールドプレミアは、『圧倒的な、付加価値を。』という企業理念のもと、コンテンツプロデュース事業、ProPass事業、輸出入支援事業などを展開しています。
全世界45の国や地域のパートナーと連携し、「日本の魅力を世界に発信する急先鋒として、日本経済の発展に貢献」します。
