プレスリリース
NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)(株式会社にしき食品 本社:宮城県岩沼市、代表取締役:菊池洋)は、「世界の料理を『カンタン』に。」をコンセプトに、水や塩などの素材にこだわって製造した、カレーやスープ、パスタソースなど約120種類のレトルト食品を販売しております。2024年3月21日(木)に幼児食を取り揃えた「キッズシリーズ」を全面リニューアルし、7商品から18商品へとラインナップを拡充しました。今回、なぜキッズシリーズの全面リニューアルに踏み込んだか、その想いを、企画担当者・齋藤聡子と管理栄養士でもある開発担当者・佐々木志織に話を聞きました。
商品企画課 齋藤聡子
商品開発課 佐々木志織
ニシキヤキッチン「キッズシリーズ」のはじまり
ニシキヤキッチンのキッズシリーズは、2014年に発売したこどもカレーが始まりです。企画がスタートした当時、2歳のこどもを育てていた開発担当者が、「こどもには栄養のあるものを食べさせたいけれど、自分も働きながら自炊で全てを補うのは難しい。その上、幼児向けレトルト食品はあまり市場になくどうしても選択肢が少ない」という悩みを抱えていました。「同じような悩みを抱える親はきっと多いはず。ママパパの助けになって、おいしくてこどもも喜ぶ、そんな親子でうれしくなる商品を作って届けたい!」という想いから、こどもカレーを開発しました。
2歳以降向けのレトルト幼児食不足
これまでも、困ったときのお助けアイテムとして、こどもカレー以外にもキッズシリーズのラインナップを増やしていました。こどもカレーの発売から10年が経ち、困ったときのお助けアイテムとしてだけではなく、日常使いのしやすい商品にすることで、普段の食事にも使っていただき、「レトルト食品で生まれた時間や余裕で、今しかないおこさまとの大切なひとときを過ごしてほしい。」という想いが強くなり、リニューアルをすることに決めました。
ちょうどそのころ、離乳食や1歳向けのレトルト食品はあっても、2歳以降の幼児食が少ないという市場のお声を耳にしました。もっと幅広い年齢のおこさまにも食べてもらいたいと考え、対象年齢を細分化し、様々な年齢のおこさまに対応できるように、商品ラインナップも7品から18品まで拡充することにしました。
市場リサーチから商品企画へ
商品をリニューアルし種類を拡充しようと決めて、まず最初に、市場にある幼児食のリサーチから始めました。「既に市場にあるものは味も価格も様々で、いろいろなものをリサーチしていく中で、親が罪悪感なくこどもに食べさせてあげられるものを作りたいと考えるようになりました。」(商品企画・齋藤)
「そこで、親が求めているものは何かを考え、野菜や具材は極力国産のものを使用し、おこさまが嫌いな野菜もたくさんとれるような商品設計にしました。」(商品開発・佐々木)
また、様々な年齢のおこさまに対応できるよう、離乳食の終わった1歳ごろ〜、2歳ごろ〜、3歳ごろ〜と年齢を3パターンに区分し、塩分値や具材のカットサイズについて、自社で基準を設けました。塩分は、厚生労働省が定めている摂取量(※1)を参考に使用量を年齢別に設定し、具材の選定や大きさは年齢ごとの歯の状況から咀嚼具合を考慮して決定しました。
「自社基準を決めた後、何歳にどの料理を当てはめるか、どの食材を使用するのがいいのかを1つ1つ考え、商品を決定していきました。」(齋藤)
※1 2020年版 日本人の食事摂取基準より1日あたりの目標量を基準として1食分を算出(1〜2歳:食塩相当量3.0未満/日、 3〜5歳:食塩相当量3.5未満/日)
1商品に国産野菜を5種類以上使用・嫌いな野菜もおいしく食べてほしい
「今回のキッズシリーズの企画の目玉として、国産野菜を1商品につき5種類以上使用することを強みにしています。ただ野菜をたくさんいれるのではなく、カレーやその他の商品にアレンジすれば、嫌いな野菜も食べてくれるのではないかと考え、こどもの嫌いな野菜ランキング上位にランクインしている、ピーマンやごぼう、セロリなども積極的に取り入れました。」(齋藤)
「商品企画から野菜の候補をもらい、それを元に商品開発を行いました。かぼちゃドリアソースは、最初はかぼちゃを使用する予定はなかったのですが、ソースの鮮やかさやかぼちゃの甘みを生かしてさらにおいしくなったことから、試作の途中でかぼちゃを使用することにしました。」(佐々木)
社内モニターの実施で、よりおこさまにあった商品へとブラッシュアップ
佐々木は管理栄養士としてだけではなく、現在2歳のこどもを育てる母親として、母親目線でも商品開発を行いました。
「実際に試作段階で自分のこどもに食べさせたことが強く印象に残っています。実際に食べてもらえることで勉強にもなりますし、完食したときには自信にもつながりました。」(佐々木)
その他、1歳〜5歳の社員のこども11人にモニターをお願いし、実際に試作段階の商品を食べてもらい、アンケートに答えてもらいました。
内容は、味に関することの他、いつレトルト食品を食べるか、どうやって食べるか、具材の大きさや価格感についても調査を行いました。
内容量が多いという意見や、価格をもう少し抑えてほしいという意見もあったものの、「ハンバーグが従来より柔らかくなった。」「とても美味しかったようで、おかわりのおねだりをされました。」など、味については好感触でした。
「初めての食べ物で、警戒して食べられなかったおこさまもいましたが、おいしそうに食べていて全部食べたとの回答が大半だったことが自信にもつながりました。また、国産素材を使用していることに共感の意見が多かったので、方向性の再確認にもなりました。」(齋藤)
約1年にわたり開発し、2024年3月21日販売開始
約1年にわたる開発期間を経て、2024年3月21日にキッズシリーズ18品の販売を開始しました。
ニシキヤキッチン仙台パルコ店
ニシキヤキッチン岩沼店
アカチャンホンポでの販売も決定
今回、全面リニューアルしたキッズシリーズは、アカチャンホンポ全店でも販売をしております。
株式会社赤ちゃん本舗(本社:大阪府大阪市、代表取締役:味志謙司)では、仕事や家事、子育ての忙しい中で、思うようにこどもの食事づくりに時間がさけない時などに、少しでも楽に食べられる商品があれば、おこさまの食事をおいしく、手軽に、すぐに食べさせてあげられるのではないかと考え、幼児用のレトルト食品のアイテム拡充が必要だと考えていました。さらに、離乳食を卒業する1歳頃から、幼児食に慣れ始める2歳頃のおこさまの食事で、多くの困りごとがあると聞いていました。その想いがニシキヤキッチンのキッズシリーズの全面リニューアルの背景と重なり、アカチャンホンポ全店での販売に繋がりました。
アカチャンホンポららぽーと豊洲店
レトルト食品は手抜きではなく「カンタン」に。罪悪感なくたくさんの方に使ってもらいたい
リニューアルしたキッズシリーズの一部商品
「すべてのお父さん・お母さんに罪悪感なく使ってほしいです。これでいいやではなく、これを食べさせたいと思ってほしいし、日常的に使ってほしいと強く思います。」(齋藤)
「たくさん種類があるので、おこさまと一緒に選びながら今日のご飯を決めるのもおすすめです。自分で選んだものが食べられるので、おこさまにも喜んでもらえるし、親子で楽しみながら食事ができるのではないかと思います。」(佐々木)
今後の展開について聞くと、「今後はお客様の反応もみながら、さらにラインナップを増やしていきたいです。」(佐々木)と答えました。
仕事や家事、育児と忙しい日々を過ごす中で、思うようにおこさまの食事づくりに時間をさけない時に親の手助けとなり、また、困ったときのお助けアイテムとしてだけではなく、普段の食事にも取り入れてほしいです。家事や食事の準備が少しでも楽になることで、おこさまとの時間を楽しんでいただきたいと考えます。
・キッズシリーズ一覧
https://nishikiya-shop.com/column/296
■会社概要
・1939年に宮城県仙台市で創業
・レトルト食品専門のメーカー
・水や塩、素材にこだわった商品づくりが特長
<詳細>
本社所在地:
〒989-2421 宮城県岩沼市下野郷字新関迎265番地1
代表取締役:菊池 洋
設立:1952年3月
資本金:3,000万円
ホームページ:https://www.nishiki-shokuhin.jp/
■「NISHIKIYA KITCHEN」概要
・コンセプトは、「世界の料理を『カンタン』に。」
・カレーやスープ、パスタソースなど約120種類を販売
・公式オンラインショップ、直営店舗の他、セレクトショップやカタログギフト等でも販売中
<公式オンラインショップ>
■本内容に関するお客様からのお問い合わせ先
NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)通販部
TEL:0120-19-2498(平日10:00〜17:00)