プレスリリース

　alotta（アロッタ）梅田茶屋町（大阪市北区）は、2023年8月にオープンした新しい形の美容室です。シャンプーやトリートメントをはじめ、ヘアアイロンや流行のドライヤーなどの家電まで、サロン専売品が常時5,000アイテム以上を１階のショップスペースに取りそろえ、お客様に本当にあったヘアケア商品を美容師らがアドバイスします。5000アイテムの美容室専売品が一堂に揃うのは全国最大規模。一方でサロンスペースはマンツーマンが基本の個室型美容スペースは14セット面。そのうち４面がYUMEのフルフラットシャンプー台を個室内に設置した完全個室型で、深刻な髪のお悩みにも人目を気にすることなく、施術を受けられるよう、お客様ファーストを徹底したサロンです。

　美容室「alotta」は、a lot of　の口語で、多くの人々が集うようにという願いをこめて命名しました。初号店は、2016年にオープンしたalotta吉祥寺。今後は、全国展開を視野に入れ、共に働く仲間を募集します。なぜなら、ショップ併設型というサロン展開は、美容師の働き方や労働環境を改善する大きな可能性を秘めているからです。美容師の平均年収は32歳で約320万円と他業種を大きく下回り、離職の多い職種です。アロッタはショップを併設することで全企業平均443万円（国税庁・令和3年 民間給与実態統計調査）を超える年収500万円平均（平均勤続10年を想定）を実現させます。物販スペースを安定的に運営することで、美容師に最適なライフワーク＆バランスの設計が可能になるのです。休憩時間の固定化や有給を義務として取得したり、土日祝日にダイナミックプライシングを導入して、曜日による勤務の不公平感をなくすなどさまざまな取組を行っています。このストーリーでは、alottaの業界での取り組みと店舗展開での道のりについてお話しします。

お客様の不満を解消する個室型サロンと美容師の適切な労働環境の調和

「美容室で、ホームケア用のシャンプーを薦められたけど、本当に私に合っているのかな」「美容師さんに頭皮の相談をしたいけど、周りの人に聞かれたくない」

美容室で、こんな経験をしたことはありませんか？

アロッタは、多くの人が感じるちょっとした疑問や不満を解消したいと個室型サロンと、多種多様なサロン専売品を販売するショップ展開に思い至りました。一般的な美容室で、薦められるサロン専売品は、１〜２ブランドのラインナップがほとんど。別のブランドの商品がほしいと思ったら、別のサロンへ行くか、インターネット上で販売されている商品などしかありません。サロン専売品は主に、メーカー⇒卸問屋⇒美容ディーラー⇒美容室というルートで販売され、美容師がお客様に適した商品をお薦めします。一方でインターネット上などの非対面販売では、ときに不適切な商品が販売されることがあり、ネット上の写真だけが本物で実際にはまったく異なる商品が届くというトラブルもあります。髪や頭皮の状態を熟知している信頼できる人（美容師）から本当に自分に合った商品を選択できる場所＝それが、アロッタです。アロッタ梅田茶屋町の1階ショップで店長代理を務める中村康雄さんは、公益社団法人日本毛髪科学協会の毛髪診断士と毛髪診断士講師の認定資格を取得している元スタイリスト。豊富な経験と知識により、お客様の悩みに寄り添ったアドバイスを行っています。

　また、美容業界が根本的に抱えている問題の一つが、長時間労働と低収入です。アロッタではショップの売上げを社員に還元することで高収入とサロンの安定運営をはかろうと考えました。スタイリストではない美容師もキャリアアップとしてマネジメントコースに進むことができます。技術を追求する美容師と、毛髪に関する知識を経営に活かす美容師、両方の道があります。

隠れ家のような個室と広々としたショップからなる店舗。コロナ禍を経て見つけた安心感と業績改善への道

　前例のない店舗づくりの着手は、2015年から始まりました。サロンの売上げの一部をスタッフに還元し、高収益高収入を実現するためには、サロンの技術者であるとともに、ショップ運営者としての役割を同時にこなす多能工的な働きが求められます。アロッタの技術者はサロンに顧客がいない空き時間にはショップで接客し、商品を発注し、棚卸を行い、売れ筋の商品のポップや値札を作成するのです。

　2016年の初号店のオープニングに訪れた業界関係者は「こんな店はみたことがない」と驚きの声をあげました。広々としたショップスペースを店の前面に配置し、サロンスペースは隠れ家的な個室仕様になっているため、「美容室だと気づかなかった」という声も数多く寄せられました。初年度の売上げは、想定より少なく、年間数千万単位の赤字経営が３年続きました。サロンとショップの同時運営に疲れ、去っていったスタッフもいます。転機が訪れたのは2020年初頭から始まったコロナ禍です。激減する来客者に、安心して美容室に通っていただけるよう、個室内でのマンツーマン対応、窓開け換気、アルコールや次亜塩素酸水による消毒の強化、体調に少しでも不調があれば在宅勤務など可能な限りの感染症対策に取りくみました。同時に家庭でのヘアケアを行っていけるようホームケア商品（シャンプートリートメント類やアウトバス）の配送サービスなどを開始しました。社員の給与もコロナ前の売上をベースに100％補償し、離職することなく働き続けられる環境を整えました。

　さまざまな取組の効果と個室型という安心感もあり、新規顧客は増加し、2020年の売上げは微減に留まり、2022年には営業黒字が実現。アロッタ吉祥寺店の社員平均年収も業界水準を大きく上回る500万円に近づきました。そこから、この安定した美容室の運営を全国に広めたいと2023年８月のアロッタ２号店開設準備を始めるに至ります。

　２号店のオープンの陣頭指揮を取るのは、関西屈指の有名サロンでスタイリストとして活躍。教育担当等の要職を経験した後、新たな挑戦の場所を求めてalotta吉祥寺店に参加した逢坂俊也マネージャーです。逢坂マネージャーは「このスタイルの美容室は、美容師の働く選択肢を増やすことにも繋げられると思う」と話しています。

2023年8月にオープンしたアロッタ梅田茶屋町店は、延べ床面積は合計435平方メートル。ショップ部分　約220平方メートル　サロン部分　約215平方メートルという広々とした作りです。１階のショップに訪れるお客様は美髪やヘアケアに関心がある幅広い世代。個室サロンは、間仕切りを取ることで２人部屋にもなり、カップルや友人、親子で利用するケースも多く、美容室でもプライベートな時間を楽しむことができます。個性豊かなスタイリストにとっても個室内を自分らしい雰囲気に作り上げ、年代をとわず長い期間働けるメリットがあります。「個室の良さは、『客層が合わなくなった』とスタイリストが感じることなく、自分らしいスタイルで施術を続けられることにもあります」と逢坂マネージャーは話しています。

　また、美容室の課題の一つが、予約が土日に集中することです。一方、子育て中の美容師には土日祝日を休みたいという要望が強い。結果、土日出勤するスタッフに不満が出やすくなります。その課題を解決するために、アロッタ梅田茶屋町店では、土日祝日のサロン利用料金として一律1000円を頂くダイナミックプライシングを導入しました。上乗せ分は担当スタイリストの売上となり、忙しい土日祝日に働く人にはより高収入を得らえるような仕組みです。「導入に迷いはありましたが、働くスタイリストのためですと説明すると理解いただけるお客様が大半で、お客様からの応援も感じます」と逢坂マネージャーは話しています。

美容師が長く働き続けられる、そんな業界貢献への願いを込めて

　厚生労働省が公表している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、美容師・理容師の平均勤続年数は5.2年。 これは全産業の11.9年（男性13.4年、女性9.3年）の半分以下の期間であり、ほかの職業と比べても離職が多いことを示しています。美容師の平均年収は、厚生労働省の「令和４年賃金構造基本統計調査」によると、美容室企業規模が10人以上の場合、約312万円（平均32歳）で、「国税庁・令和3年 民間給与実態統計調査全企業」の平均443万円（平均46.9歳）の70％にとどまっています。

アロッタの目標は、美容師の継続的なキャリアアップと年収のアップです。逢坂マネージャーは「美容師として働きたい人はもちろん、時間や体力に制限があるけれど、美容に関わりたい人は専売品ショップで知識を活かしながら働くこともできます。長く美容の世界に携わってくれる人が増えてくれたらいいですし、素晴らしい職業なのに、なり手が少なくなっていくのはすごく悲しいこと。このスタイルのサロンを広めていくことで、少しでも業界貢献に繋がれば嬉しい」と意気込んでいます。

【alotta(アロッタ)梅田茶屋町】はこんなお店です

　アロッタは、セット面14室(内シャンプー台付個室4室)を構えた大型美容室。全室仕切りがあり、カップルや1人の時間を大切にしたいプライベート感覚あふれる美容室です。美容室でしか購入できないプロが推薦するサロン専売品を400ブランド約5,000アイテムを揃え、お客様は髪質や用途にあった商品を美容師のアドバイスを受けながら、選ぶことができます。スタイリッシュな店内は、シャンプートリートメント、美容機器、アウトバス、ブラシなどカテゴリー別に分かれ、ショップのみでお買い物をすることもできます。会員向けイベントも随時開催中。登録は、LINEからhttps://umeda.alotta-hair.com/guide_member/

【サロンメニュー】

カット一般　5,500yen〜※シャンプー・ブロー込

ケアカラー　7,700yen〜※シャンプー・ブロー別

美髪スパ 3,300yen〜※シャンプー・ブロー別

【店舗概要】

店名 ： alotta(アロッタ)　梅田茶屋町

所在地 ： 〒530-0013　大阪市北区茶屋町2-28 Central茶屋町1、2F

サロン受付時間　： 平日 午前11時〜午後7時、土日 祝午前10時〜午後6時

ショップ営業時間： 平日午前11時〜午後8時、土日祝午前10時〜午後8時

取扱商品 ： シャンプー、トリートメント、アウトバス、スタイリング剤、

ドライヤー、ヘアアイロン、ブラシ 等

取扱ブランド　：アイビル　デンマン　ルベル　ミルボンなど約４００ブランド　

フリーダイヤル　： 0120-820-234(サロン・ショップ共通)

TEL ： 06-6131-5827(サロン・ショップ共通)

FAX ： 06-6131-5828(サロン・ショップ共通)

メールアドレス　： umeda@alotta-hair.com

Instagram ： ショップ https://www.instagram.com/alotta_shop_umeda/

サロン https://www.instagram.com/alotta_salon_umeda/

ホームぺージURL ： https://umeda.alotta-hair.com/