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合同会社オリビアス

小豆島に根付いて110年。国産オリーブの歴史を覆す革新的技術「Oliveious Method」をビジネスモデルに展開するシニア起業家の挑戦。

(PR TIMES STORY) 2023年11月06日(月)18時15分配信 PR TIMES

 合同会社オリビアスは、新しいオリーブの栽培技法を全国に広めることで、無農薬栽培の国産オリーブ事業を進めて、社会課題の解決を目指すさまざまな取り組みをしています。愛知県、愛媛県、滋賀県等関西地方を中心に契約農場がスタートアップとともにオープン。2022年以降兵庫県、奈良県、大阪府でも圃場が立ち上がり2023年には山梨県、東京都、福島県等、東日本地方でも展開が進んでいます。今後は寒冷地や熱帯地での展開も計画。また、国内初の量産型新方式オリーブ搾油機の開発にも着手する予定です。

 弊社は、オリーブ栽培技術の方法論である、「Oliveious Method(オリビアスメソッド)」を開発。オリーブの結実をより早く計画的に実現させること、これまでできなかったことをできるようにすること。このことによって、新しいオリーブのビジネスモデルを開発して、社会課題の解決に貢献します。なぜ、誰もなしえなかったこのようなことができるのか、取り組む理由は何か、活力の源泉は何なのか、経営者の考え方と開発秘話、人生ストーリーを語ります。




 35歳で独立開業、オリーブ農家との出会いが人生を変えた

 大学を卒業して大手企業に入社。普通の生活をしていた人間が、突然、中小企業診断士の資格を取得するため猛勉強、無事合格したと思ったら、35歳で会社を飛び出し独立開業。乳幼児の子供が二人、しかも一人は知的に障がいがある。一文無しからの出発でした。家族には本当に迷惑をかけたと思います。ここから30年。なんとか生きてきました。絶好調もあり、どん底もあり、とにかく浮き沈みが激しいのが個人事業主です。都会での仕事だけでなく、地方での仕事の経験が今に生きています。

 人生は人との出会いで変わると言います。私の場合もオリーブ農家との出会いが人生を変えました。東京から地方に転居し、ここで運命的な人と出会います。「オリーブってめちゃくちゃ面白い!」新たな技術の成果を目にした時、感動とはこのことなのか。早速、特許化の準備を進めて無事取得できました。みんなはこれで満足顔です。しかし、これからがスタートなのです。技術を商売に転化してはじめて収益がでる、つまりビジネスになるのです。

 コンサルタントという立ち位置を変える。自分は事業家としてこの技術を商売にする。そのために東京に戻り、断捨離をしてリスタートしました。第三?の人生の始まり、この時59歳でもうすぐ還暦を迎える時期でした。


 活力の源泉は「人生の残り時間」と「家族」


経営コンサルタント30年。長いとみるか短いとみるか。「辛い経験、苦しい経験、悔しい経験、どん底の経験」が人間を強くすると思います。つまり、失敗経験が人間形成に役立つのです。辛い時、この言葉が支えになりました。「自分で悩んでも周りは何も変わらない。自分で自分の首を絞めるだけ。だからいいことだけを考えて動きなさい!」

 自分の頭と身体が動くのはあと何年か、と考えると10年。このうち3分の1は寝ているから動けるのは6年になります。6年前を振り返ると、あっという間に過ぎた感覚がします。6年ってオリーブが一人前に育つ時間より少ないではないか!自分には時間がないことに気づきます。だからパワーがでるのです。今やらないと自分には時間がない、と。

 さて、私たち夫婦は、知的に障がいのある息子を育ててきました。今は30歳をすぎて元気に毎日を過ごしています。ずいぶんと辛いことが多かったですが、誇れることがあります。18歳から就労支援施設に行き始めてからこれまで、一度も「行かない」と言ったことがないのです。どこに行っても周りから可愛がられるのです。息子から学んだことは、「人に優しく、自分に厳しく」です。家族で同じ好きなことをやれたらいいな。オリーブの農福連携ができたらいいな、といつも強い想いをもって家族で同じ仕事をしています。


(写真は、経営者の息子がモデルのポスター)


 クライアントのために現地に赴き「仲間とともに」運営する

-Olive innovation project-


Oliveious Methodを開発するためには、これまで経験したこと、仲間の知見とともに検証作業が必要になります。やってみて結果をみてエッセンスを組み込む、この作業を繰り返します。したがって短期間でできるものではありません。しかもオリーブは農業です。自然相手の取組なので想定外のことが起こります。こうして基本原則をまとめた第1版を完成させました。2021年春のことです。これをもとに事業を開始、専門会社である合同会社オリビアスを立ち上げました。スタートアップ企業の悩み、それはクライアントがつきにくいことです。実績がないから信用されないのです。だから私は、会社ではなく、私を前面に出しました。自分の話を聞いて信用していただけた方が今のクライアントの方々です。感謝、感謝です。私を信用していただけたクライアントのために、何をすべきなのか、おのずとやるべきことは見えてきます。数を追うのではなく、じっくりと腰を据えてクライアントのために現場に赴く、そして一緒に栽培管理をする進め方をしなければ成果はでません。このような進め方が、「仲間とともに」という行動指針になっていきます。みんなで力を合わせて形をつくる、新しいことにチャレンジする、義務感ではなく楽しくやりがいのある仕事を一緒に作り上げる、そんな取り組みが今、進んでいます。(写真は、Oliveious仲間たち)



Oliveious Methodを広めるためのビジネスモデル

〜従来型オリーブ産地化活動からの転換〜


 オリーブ事業単独での投資案件としての魅力は少々劣るかもしれません。果実収穫が年数経過とともに上がっていくのがオリーブの特徴なので時間を要するのです。このような特性を持つオリーブの事業化では、さらに何が必要となるのか。考えた結果がビジネスモデルです。つまり、収益源の複数化をビジネスモデルで実現するのです。具体策としては、複数商品化、観光農園、農福連携、ソーラーシェアリング等です。中でも複数商品化はみんなが取り組んでいるので誰もやっていないことに着眼します。Oliveious仲間でオリーブ栽培を実践している池田氏(Oliveious戦略パートナー)と一緒に、「実付き盆栽オリーブ」の事業化を開始しました。剪定した捨てる枝を活かしてこれを実現するところに価値があるのです。さらに弊社の結実技術を活かす、盆栽技術を活用する、マーケットニーズを確認する、市場流通実態を確認する等々事業化準備を進めつつ、試作品を完成。展示会にて感触を得てさらなる検討を進めています。オリーブを起点に、新たな取組を開始する事例の一つです。

これまでのオリーブ産地化活動は、地域の耕作放棄地解消のために地域の人たちにオリーブを栽培してもらい、収穫祭等のイベントを開催してオリーブオイルを製造、商品化する、レストランやショップを併設して、オリーブ関連商品を販売、サービス提供するというパターンでした。これは大量にオリーブを栽培して規模拡大を図るというのが一般的なアプローチです。さて、今後もこの考え方の延長線上でいいのでしょうか?少なくとも、現状アプローチの限界がみえてきて、デメリットの方が多くなっている兆候が見えるので、私は今の活動を始めたのです。オリーブ栽培技術+ビジネスモデルの思考アプローチが今後主流にあるべきなのではないか、と考えます。


シニア起業家として、これまでの経験を活かしていきたい


これまで起業支援をしてきた経験と自分で起業した経験から言えること、それは、若いうちは失敗を当たり前と考えて新しいことに挑戦すること、シニアは新しいことではなくこれまでの経験を活かす挑戦をすること、です。

私は、コンサルタントとしてさまざまな業界、年齢層の経営者から数多くのことを学びました。その知見の集大成として今、オリーブ事業に活かしています。さらに、クライアント企業の経営支援もこれまでの経験があるので実施できております。事業家として事業を進めながら、コンサル業も同時並行で進めるという理想的な生き方が実現できております。これから新しいことに挑戦しようと考えるすべての方に、以下を送ります。

「考えて実行し振り返る、新しいことにチャレンジする、そしてやり続ける。人生は一握りの成功のために多くの失敗を経験する。大事なことはくじけないこと、あきらめないこと、失敗を活かすことである。やり続ければいずれは成功する、だから人生は楽しい。」








(農業Week2023幕張に出展したOliveius)


■Oliveious Methodについて

特徴

 より収益性を高めるためには、 @より早く結実すること Aより多く結実すること Bより効率的に結実することがポイントです。このポイントを実現させる一つの技術が、特許技術です。この技術を中核にして事業化を実現させるための技法がOliveious Methodです。弊社はこの技法の販売を通じて、社会的課題の解決に尽力したいと考えております。

価値

 従来の手法ではできなかったことが「できる」ことです。

@元水田等の耕作放棄地でも栽培「できる」

A農薬不使用で栽培することが「できる」

B矮化栽培のため摘み取り作業が安全に「できる」

C栽培技法の標準化、簡易化、マニュアル化により農業未経験者にも栽培が「できる」

D鉢植栽培により寒冷地でも栽培が「できる」


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