• トップ
  • リリース
  • 世界初(※)、製品レベルでのESG評価ができるaiESGの創業ストーリー。グローバルスタンダードを狙う九州大学発のスタートアップ

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3

世界初(※)、製品レベルでのESG評価ができるaiESGの創業ストーリー。グローバルスタンダードを狙う九州大学発のスタートアップ

(PR TIMES STORY) 2023年06月07日(水)16時20分配信 PR TIMES

世界初(※)・製品レベルでの人権社会評価を実現する株式会社aiESG(アイエスジー)は2023年5月、シードラウンドにて約1.5億円の資金調達を実施しました。調達した資金をもとに、主にプロダクト開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化に注力いたします。本ストーリーでは株式会社aiESGの創業から現在までの事業開発を振り返ってお伝えします。


※ 製品・サービスに対し、人権・環境・経済の3つの観点からの評価は、九州大学都市研究センターでの研究が初。その研究成果を応用したESG評価は、aiESGのみ。



九州大学発のスタートアップとして創業に至った経緯


当社は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業です。国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG」を提供しています。当社はESG分析を通じて企業価値の向上に貢献いたします。


×

ESG分析サービス提供開始のプレスリリース

グローバルサプライチェーンにおける全世界のESGリスクを試算するという課題に挑む

近年、企業におけるESGへの取組みの重要性が増しています。日本政府からは、2020年10月に「カーボンニュートラル宣言」が発表され、2023年4月には公共調達において人権侵害を把握し改善することが事実上の要件とされました。しかしながら、人権、強制労働、生物多様性などを含む社会影響を製品レベルで評価するには、グローバルサプライチェーンを通した広範に亘る試算が必要となります。多様な項目において社会影響をどのように試算し、全世界のESGリスクを把握するかが企業の課題となっていました。


そのような中で、当社は、長年に亘る九州大学でのESG研究の成果を元に、世界初となる製品およびサービスレベルのESG評価プラットフォーム「aiESG(アイエスジー)」を開発いたしました。


記事:製品ごとのESG分析、新興が実用化 デロイトなど提携(日本経済新聞、2023年5月8日)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0802S0Y3A500C2000000/

創業の起点は、九州大学を中核とした国際的共同研究だった


当社の創業に至るきっかけとして、2018年から九州大学を中核として国際的な共同研究が開始されていました。


この共同研究はハーバード大学をはじめ、世界の最先端を走る研究者が参加し、5年に亘り継続されました。当社代表取締役の馬奈木俊介主幹教授は、国連報告書代表やOECD副議長を務めるなど、本分野の世界的権威でもあります。


学術研究として注目を集めた本取り組みですが、それ以上に多くの社会実装を自治体や企業と行なっていく中、本取り組みの需要が高まっているのを感じておりました。学術だけでなく、それをもとに社会を変えたいという想いから、起業に踏み切ることになりました。


×


起業の中核を担ったのは、馬奈木研究室の若手研究者たちです。馬奈木教授の弟子であるキーリー准教授、そしてアクセンチュアでESG企業価値AIの開発に携わっていた関助教らが中心となり、平均年齢20代の10名の若く優秀なESG専門家チームを作りました。





起業には、地場である福岡のスタートアップ支援や、サステナビリティに注力する企業の方々から大きな支援がありました。


創業は2022年7月20日。まだ1年も経っていませんが、日東電工や九州電力、西部ガスホールディングス、hap社などエネルギー、建設、アパレルといった多様な業界で活用されており、すでに売上高の初年度目標を達成しています。次年度は、サービスの導入100社を目指しています。


アライアンスも順調に組みました。デロイト、双日、PwC、FFG傘下のサステナブルス ケール、ドーガン。ESG分析を協働で推進していくべく、20社近い大手企業と同様のアライアンス締結が進んでいます。


記事: aiESG 、ESG評価サービス好調 6社採用・5社提携 供給網リスク調査

(日刊工業新聞、2023年5月19日)https://www.nikkan.co.jp/articles/view/673205

「日本に閉じずグローバルスタンダード狙う」。資金調達の背景と今後の展望について


株式会社aiESGは大学発スタートアップであり、ESGの学術知見が豊富なデータサイエンティストは多く在籍していましたが、事業の推進力が十分とは言えませんでした。そのため、人員拡充と開発推進を目的に資金調達へ踏み切りました。


×

資金調達のプレスリリース


データサイエンティストに困らないというのは、ある意味でとても贅沢な悩みだと考えています。 調達した資金をもとに必ず当社の事業成長を実現するという社会的責任を追い、努力して参ります。


また、欧米を中心とするマーケットの需要が大きい上、技術は日進月歩で進歩します。競合の台頭を許さず、海外進出への足掛かりを得るためにも組織の増強が必要です。


このような背景から、有形・無形問わず、豊富なご支援実績、とくに大学発スタートアップへのご支援実績の豊富なJAFCOの高原様、田路様にご参画していただいたのは、大変有難いことです。


ジャフコ グループ株式会社 高原様、田路様のコメント

企業が作り出す「豊かさ」はいったいどのように測るべきなのでしょうか。純粋な業績成長だけで企業価値を測る時代は終わりを告げつつあり、SDGsに代表される人権・資源環境・貧困といった社会課題の解決を金銭的な価値に置き換え、企業価値の成長に結びつけることは、企業活動において不可逆な潮流です。

aiESG社の出身母体となる九州大学馬奈木研究室は、SDGs達成に向けた活動が生み出す社会的価値の可視化を研究する国内随一の実績を持つ研究室です。その研究室を率いる馬奈木教授が、ESG評価プラットフォーム「aiESG」の展開を、「研究室」ではなく、あえて「会社」という形態を選択した想いに強く共感し、今回ご出資をさせて頂きました。



当社は、役員の全員に欧米で勤務経験があります。国際機関を含めた海外とのネットワークを活かして、世界の市場にチャレンジしていきます。2022年にはG20の関連エンゲージメントグループのひとつであるT20に、aiESGに関わる政策提言が採択され、G20に政策提言を行いました。日本のみならず、グローバルスタンダードを狙っていきたいと考えています。

製品レベルのESG分析サービス「aiESG (アイエスジー)」とは

「aiESG (アイエスジー)」は、世界初となる製品およびサービスレベルの包括的なESG分析サービスです。CO2などの環境面だけでなく、重要性が増している人権、生物多様性、労働環境等を含めた社会面やガバナンス面を定量的に評価可能です。従来のライフサイクルアセスメント(LCA)では困難であった地理的試算も可能であり、直接調達先のみならず、2次から最上流の取引先まで遡りリスクを可視化することができます。


人権影響のホットスポットマップ例


 記事:aiESGが提供するサービスとは

https://aiesg.co.jp/report/20230515_service_aiesg/

会社概要

会社名 :株式会社aiESG

本社所在地 :福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階

代表取締役社長 :馬奈木 俊介

事業内容 :プロダクト/サービスレベルのESG分析事業

HP :https://aiesg.co.jp/

設立 :2022年7月

このページの先頭へ戻る