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株式会社アスコットジャパン

「デジタルノマド」を通して考える、これからの働き方、生き方遊行社 x lyf天神福岡 特別対談

(PR TIMES STORY) 2023年08月30日(水)13時36分配信 PR TIMES

コロナ禍を経て、リモートワークやワーケーションといった言葉が広まり、働き方の多様化が話題になっています。そんな中、新たに耳にするようになった「デジタルノマド」。

 今回は、日本初のデジタルノマド市場に特化したマーケティングファーム「遊行(ゆぎょう)社」と、シンガポール発コリビングホテル「lyf(ライフ)天神福岡」の代表2人が対談。

 そもそもデジタルノマドって何?から、2人のデジタルノマドとの出会い、そしてデジタルノマドを通してこれからの生き方、働き方を考えます。



左 : 大瀬良 亮

株式会社 遊行 代表取締役CEO

1983年、長崎県長崎市生まれ。2007年 筑波大学卒業後、株式会社 電通に入社し、内閣官房へ出向。つくば市役所まちづくりアドバイザーなど歴任。2019年に旅のサブスク「HafH(ハフ)」創業。

2022年 株式会社 遊行を創立。2023年 国立大学法人 金沢大学先端観光科学研究所 特任准教授 就任。一般社団法人 日本デジタルノマド協会 幹事 就任。


右 : 井上 絵梨

lyf天神福岡 lyfチャンピオン(支配人)

1981年生まれ。兵庫県出身。同志社大学文学部卒業。2005年より12年間、中国、韓国、シンガポールのホテルに勤務した後日本に帰国。主にセールス&マーケティング、新規ホテル・リブランドホテルの立ち上げに従事。日・英・中・韓4か国語が堪能なマルチリンガル。身軽で自由なライフスタイルの実現に向けて日々精進中。


― 最近少しずつ耳にするようになってきた「デジタルノマド」、一体どんな意味?


大瀬良 : 今年、日本デジタルノマド協会の幹事に就任したのですが、日本国内でもデジタルノマドという生き方を広めていくにあたり、もっとしっかり言語化していきたいと考えています。少し時を遡ると、コロナ禍で「リモートワーク」の単語が飛び交うように。当初、リモートワークは日本語で在宅勤務と訳されていて、家で勤務をすることが前提になっていました。一方で海外ではロケーション・インディペンデント、すなわち場所にとらわれず仕事をする人のことをデジタルノマドと呼び、定義として一般化しています。


井上 : 場所にとらわれず仕事ができる、はシンプルで分かりやすいですね。lyf天神福岡には、色んな国からパソコン、携帯、ネット環境があれば働くことができるデジタルノマドの方々が自然と集まってきていますが、正直なところリモートワークとの違いを深く考えたことはなかったので、ああそうだなと納得しました。


大瀬良 : リモートワークは働き方、デジタルノマドは生き方ですね。働いていない時間も含めて、自分はどういう生き方をしたいかを自分で考え、暮らしたい場所で、働く。その場所を自分で決める。それがデジタルノマドです。固定の場所で働かないといけないから私はデジタルノマドになれない・・・という声をよく聞きますが、そんなことはなくて。常時デジタルノマドの人もいれば、1年に数回デジタルノマドになる人もいる。


井上 : 確かに。私は常にホテルに出勤する必要がありますが、頻繁に旅に出かけるので、旅先ではまさにデジタルノマド。誰でもデジタルノマドになれますね。


大瀬良 : その通り。頻度は関係ないので、井上さんもデジタルノマドです!


― 2人それぞれの、デジタルノマドとの出会い


井上 : 大瀬良さんは、大手広告会社での様々な職種や旅のサブスク事業の立ち上げなどダイナミックな経験をされていますが、デジタルノマドとの出会いはいつだったのでしょうか?


大瀬良 : 広告会社に勤務していた時、1日で3カ国周るような生活をしている時期がありました。携帯、パソコン、ネット環境があればどこでも働いていましたし、数時間しか寝ることができない日々でもすごく楽しく、成長を実感できました。その後も、旅をしながら働くことを自分自身で実践しはじめ、2016年にマレーシアのクアラルンプールで訪れたコワーキングスペースで「あなたのライフスタイルはデジタルノマドだ」と、そこで知り合ったデジタルノマドに教えてもらったのです。同時に、そういう人たちが生活する場所が「コリビング」なのだと教わりました。働く場所も、働き方も自分が決めるのがデジタルノマド。当日の私には衝撃的な考え方でした。


井上 : 7年前の時点で既にデジタルノマドに出会われていたのですね。私はけっこう最近で、2021年6月にlyf天神福岡が開業してからデジタルノマドに出会いました。20代前半から海外に12年間住み、色々なホテルで働いてきましたが「コリビングホテル」は初めて。lyfというブランド、コリビングというコンセプトをいかに分かりやすく言語化しゲストに伝えていくか、当初はとても苦労しました。lyf天神福岡では、ホテル全体が家、客室はベッドルーム、シェアスペースはリビングルームと位置付けていて、特にシェアスペースはゲストが好きな時に、自由に使えるよう規定を設けすぎないことにしています。その結果、海外からのデジタルノマドの皆さまが自然と来て、居心地がよいと言ってくださるように。大瀬良さんはデジタルノマド→コリビングだったのが、私はコリビング→デジタルノマドの順番で知ることになりました。


大瀬良 : 日本はどうしても住宅とホテルの壁が厚く、デジタルノマドの居場所であるコリビングを広げる難しさはありますよね。家でもない、ホテルでもないサードプレイス的な場所が、もっと一般的になればよいなと思うことがよくあります。lyfはまさに先駆者ですね!


― デジタルノマドはライフスタイル。これからの生き方、働き方


井上 : 大瀬良さんは、世界中色んなところを拠点に仕事をしていらっしゃり、連絡を取る時はいつもどこにいるんだろう?と気になりますが(笑)たくさんのデジタルノマドと接する中で、これからの生き方、働き方についてどんなことを感じていますか?


大瀬良 : デジタルノマド=ライフスタイルだと考えています。そしてその根底には、多様な文化を受け入れ、理解し、交換する想いがある。言語、民族、宗教、性別、性的志向、教育。様々なバックグラウンドの人と、インクルーシブな思想で交流する、まさにDiversity, Equity & Inclusion (DE&I) の考えと同じです。


井上 : 多様であり、インクルーシブであり、公平であることはデジタルノマドにとって当たり前なのですね。lyfに滞在しているデジタルノマドの皆さまも、フレンドリーで壁がない、オープンな方々が多いのですごく共感します。


大瀬良 : そうですね、この思想があることで世界中に自分の居場所を見つけることができる。本当にそう思います。そして、Co-Learning(学び合い)やCo-Give(与え合い)など、お互いに知識やスキルを交換したり、シェアをする精神も大切。デジタルノマドたちに、なぜ場所を変えながら働くのか?と質問することが時々あるのですが、みんな口を揃えて学び合い、与え合いといったことを口にします。どこかの地域に行ったとして、自分がお金を使っているから何かサービスをしてくれ、ではなく、地域の人たち、デジタルノマド仲間たちと

一緒に学ぼう、スキルを共有しよう、その結果自分も成長していこうという人がたくさんいて、これからの生き方、働き方はこの価値観が重要になってくるのかなと考えています。


― 国境がない?新しいコミュニティの在り方


大瀬良 : 今後は、国境という枠に縛られない人が増えていきそうだなと感じています。グローバルレベルで自分自身がどこに身を置くかを、自分で考え決められる時代。それを象徴するのがデジタルノマドです。


井上 : 確かに、SNSで気軽に人と繋がれることもあり、「心の国境」もどんどん薄まっているなと感じることが多々あります。そんな中、新しい場所で生活を始める時に自分のことを温かく迎え入れてくれるコミュニティの存在は必須。lyf天神福岡はグローバルなコミュニティを創る活動を開業以降続けており、単一コミュニティではなく複数コミュニティが常にホテルに存在することを目指しています。


大瀬良 : 今のお話と関連して、デジタルノマドを辞める理由のアンケートデータの話を1つ。最も多い理由が、実は「孤独」です。ロケーション・インディペンデント、場所にとらわれず仕事をすることは、自由である一方で責任が伴います。ひとりぼっちにならない、心理的に安全な場所を見つけられるか。コミュニティの存在の重要度が増しますね。


井上 : 孤独は、色んな社会問題の原因だったりもしますよね。閉鎖的なコミュニティも、孤独を生み出す原因になったり。多様性を歓迎し、インクルーシブで誰にでも公平に開かれたコミュニティや、複数のコミュニティとゆるやかに繋がることができる環境、もし自分に合うものがなければ、自分でコミュニティを創るのもありですね!


大瀬良 : 大いにありですね。日本人、外国人という概念から離れて、出自にとらわれない価値観のなかでコミュニティを作っていくことが、地域の持続的な発展にも繋がる。多様な人が集まることで文化ができると考えています。


― 日本でのデジタルノマド、今後は・・・


大瀬良 : 今年10月、私が代表を務める遊行社と福岡市が、行政初となる海外デジタルノマド誘致に向けたプロモーション事業「COLIVE FUKUOKA」*を官民連携で実施します。世界のデジタルノマドたちが福岡に集結、もちろんlyf天神福岡が拠点!今からとてもワクワクしています。働き暮らす拠点として考えた時に、福岡は最適。空港から街、街から豊かな自然へのアクセスのよさ、更にアジア諸国にも近い。スタートアップも活発で、美味しいごはん、温かい人、安心できるコミュニティもある。これから国境を超えて仕事や生活をデザインしたい人にとてもおすすめの場所です。そこから今後、私の生まれ故郷である長崎も含めて、九州全体、日本各地にもデジタルノマドの風を届けていければと思います。


井上 : COLIVE FUKUOKAの拠点がlyf天神福岡であることが本当に光栄で嬉しいです!今年末にlyf銀座東京が開業予定ですし、今後は東京福岡の双方向で、よりよりインパクトを起こせると考えています。


大瀬良 : 私は以前から風、土、風土をすごく大事にしていて、風×土=風土=文化だと考えています。そして、デジタルノマドは地域に新しい風を吹かせることができる存在です。コラボレーション、サステナビリティなどデジタルノマドが大切にしていることをカルチャーとして育てているlyf天神福岡と、このプロジェクトを一緒に進めていけることも嬉しいですし、東京への進出で、lyfが日本のデジタルノマドの拠点としてより一層リーダーシップを発揮されることを今後も楽しみにしています。


井上 : 10月のCOLIVE FUKUOKAもですが、これから先もぜひ一緒に、新しい風を吹かせていきましょう!


*COLIVE FUKUOKA : 福岡市と福岡観光コンベンションビューローが推進している「海外デジタルノマドの誘客プロモーション及びニーズ把握等業務」として遊行社が受託し、メディアやインフルエンサー等を招聘したファムツアー、情報発信、およびニーズ把握調査等を行う事業。

詳細はこちら https://colivefukuoka.com/






■遊行社について

 株式会社 遊行は、デジタルノマド市場に特化した日本初のマーケティングファームです。場所にとらわれずに働く「デジタルノマド」の国内誘致を通じて、あらゆるステークホルダーと連携し、地域において新たな経済的・社会的インパクトを創出していきます。

公式サイト:https://yugyo.work/


■lyf天神福岡(ライフ天神福岡)について

 暮らす・働く・遊ぶが一体となった、新しい住環境を提案するコリビングホテル、lyf天神福岡は、福岡市のショッピングとレクリエーションの中心地である天神エリアからほど近く、天神駅からも徒歩圏内の今泉エリアに位置しています。

 シンガポールや福岡を拠点とするデザイナーによるインテリアデザインとグラフィックが特徴的な施設内は、開放的なコワーキングスペースや設備の整ったソーシャルキッチンなどの充実したシェアスペースと、スタイリッシュで機能的なプライベート空間で構成されています。また、定期的に開催されるソーシャルプログラムやイベントでは、ゲスト同士や地元とのつながりを作り、コミュニティの発展をめざします。2021年6月16日開業、全131室。

住所:福岡県福岡市中央区今泉1-2-13 電話:092-753-8695 

メール:lyf.tenjin@the-ascott.com

公式サイト:https://www.discoverasr.com/ja/lyf/japan/lyf-tenjin-fukuoka

インスタグラム:@lyf.tenjin https://www.instagram.com/lyf.tenjin/


コリビングとは

 複数人と空間やマインドを共有する、「居住空間」であるシェアハウスと、「仕事場」であるコワーキングスペースが1つになった施設「コリビング」。暮らしや仕事を分け隔てず一体化して過ごすことが可能です。

 そこにホテルの快適さとコミュニティの楽しさが加わったのがコリビングホテルlyfです。充実した設備とサービス、常駐しサポートしてくれるlyfガード。lyfのイベントに参加したり、世界中のlyfを利用することで、新しい仲間に出会い、コミュニティが広がります。暮らし、働く場所に、人生を豊かにする遊びもそなえたlyf。あなたらしい自由な居場所を見つけてください。


The Ascott Limited(アスコット)について

アスコットは、シンガポールに本社を置く、世界をリードするロッジングオペレーターでありオーナーグループです。現在、アジアパシフィック、中央アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカなど、世界40ヵ国220都市以上に約95,000室を運営しています。また、現在開発中の約65,000室を含めると、私たちのネットワークは、900施設、160,000室に及びます。サービスアパートメント、コリビング、ホテルのブランドとして、「アスコット」「シタディーン」「lyf (ライフ)」「オークウッド」「QUEST(クエスト)」「サマセット」「The Crest Collection(クレスト コレクション)」「The Unlimited Collection(アンリミテッド コレクション)」「Preference(プリファレンス)」「FOX(フォックス)」「HARRIS(ハリス)」「POP!(ポップ)」「Vertu(ヴァーチュ)」「Yello!(イエロー)」の14ブランドを展開しています。

アスコットのロイヤリティプログラム「アスコットスターリワーズ(ASR)」では、メンバー限定の特別な特典や割引をご用意しております。アスコットはキャピタランドインベストメントリミテッドの完全子会社であり、1984年に「ザ アスコット シンガポール」をオープンしたことで、アジアパシフィックにおける国際レベルのサービスアパートメントの先駆けとなりました。現在に至るまで40年以上の業界実績と受賞歴を誇り、世界中で認知されています。

日本では2002年に株式会社アスコットジャパンとして展開を開始しました。現在は「アスコット」「シタディーン」「lyf(ライフ)」「オークウッド」「サマセット」の5ブランド21施設を東京、神奈川、京都、大阪、福岡で展開しています。2023年6月に「シタディーンハーバーフロント横浜」開業、続いて同年中「lyf銀座東京」を開業予定です。

アスコット公式サイト:https://www.discoverasr.com/ja

アスコット公式インスタグラム:@DiscoverASRJapan https://www.instagram.com/discoverasrjapan/




― 報道に関するお問合せ ―


lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡) TEL:092-753-8695 FAX:092-753-8696

井上 eri.inoue@the-ascott.com







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