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ChatGPTをフル活用して次代の働き方に関する白書と会社の事業戦略を作成したCEOの体験談

(PR TIMES STORY) 2023年05月11日(木)11時33分配信 PR TIMES

2023年5月8日、新型コロナウイルスが「5類」に移行されました。3年余り続いたコロナ対策が大きな節目を迎える中、社会の変化はより速度を増し、多様化すると予想されます。そのなかでoViceは、ユーザーの利用動向などを通じて今後の働き方の変化を予想し、製品をどのように進化させていくべきか日々検討を重ねています。

しかし、人々の行動や意識が多様化するなかで、さまざまな側面から情報を集める必要があると考えました。そのため今回、代表取締役CEOである私ジョン・セーヒョンがChatGPTを活用し、今後の働き方に関する「白書」とoViceの「事業戦略」を作成しました。

ここでは、ChatGPTを用いた「白書」および「事業戦略」作成の過程で、「フレキシブルワーク」という単語に行きついた経緯やChatGPT使用時の気づきについて、同じくChatGPTを活用して執筆した本記事で解説します。



===(ここからChatGPTを利用し生成された文章の原文です)===

oviceとは

oviceは、2020年にコロナ禍でチュニジアのロックダウンに巻き込まれた際、リモートワークの限界を感じた私が、その課題を解決するために開発したサービスです。2020年8月にリリースされて以降、リモートワーク時のコミュニケーション問題を解決するツールとして、また新しい働き方をサポートするインフラとして急成長しました。2023年現在では、なんと4000社もの企業がoviceを活用しています。


しかし、新型コロナウイルスが5類に移行し、エンデミックとなる流れとともに、企業のオフィス回帰が増えている現状を踏まえると、oviceの成長が鈍化していることは否めません。そんな中で、oviceは次のバリュープロポジションを模索し、これからの働き方を引き続き支える存在として進化し続けることが求められています。


オフィス回帰が進む中、ハイブリッドワークをアピールしていましたが、ハイブリッドワークは明確な解決イメージが共有されず、オフィスとリモートの対立を強調する結果となり、ハイブリッドワークの課題解決のためにオフィス回帰を促す選択肢が増える傾向にありました。この状況を打破すべく、社内外で共通の認識を持ち、確実な道を示すマジックワードを探求していました。


そんな折、社内SlackのChatGPTに問答するチャンネルで、「いつでもどこでも働けることを一言で言うと何?」という質問に対し、ChatGPTが「フレキシブルワーク」と回答してくれました。これに感銘を受け、フレキシブルワークがマジックワードになり得ると考え、その概念を深堀りするために、ChatGPTを活用して白書を執筆することに決めました。


▲oviceのイメージ

ChatGPTで白書を書いてみた

白書作成の過程では、まずChatGPTでフレキシブルワークに関する目次を作成し、そのテーマに沿って質疑応答を繰り返しました。大きな質問を投げかけることで、今後の展望や具体的な課題を明らかにしました。答えをさらに詳しく探るために、ドリルダウンや質問の再投稿、自分の意見を述べることで、内容をより深めていきました。


理路整然とした内容を追求するために、重複する部分を排除し、不自然な文脈をChatGPTで修正するように努めました。約100問の質疑応答の結果、ドラフトが完成しました。重複する部分を削除し、文脈がスムーズにつながるようにChatGPTで書き直すことで、フレキシブルワークに関する白書が形になっていきました。


フレキシブルワークという言葉が示唆する通り、ChatGPTは多くの場面でわかりやすい言葉や概念を整理してくれました。例えば、「フレキシブルワークは、働く場所、働く時間、労働の仕方に関して従業員に自由度を与えることを目指しています」という説明が挙げられます。ほとんどの回答は納得できる内容でしたが、時々意外な観点からの意見も出されました。例えば、「環境への貢献として、通勤による交通渋滞や排気ガスを減らすことで、環境保護に寄与できる」といった点があります。


問答が続くと、主張が変わったり、キーワードが変わったりすることがありました。多くの問答をつなげる形で文章を作成するため、主語がずれたり、トーンが変わったりするのを調整することが難しかったです。一度出てきた文章に加筆してChatGPTで検収すると改善されることがありましたが、極力ChatGPT生成の文章を使いたかったので、プロンプトを変えながら調整しました。


ChatGPTを活用して白書を執筆する際には、数字データの提示や引用元の明示といった点で質を高めることが難しかったです。時間の制約があったことも影響し、今回の白書は全体的に整ったものの、強固なロジックを持つとは言い難い結果になりました。


総じて、1000文字程度の文章を生成するのは容易ですが、数千文字を超える文章をChatGPTだけで仕上げるのにはより多くの時間がかかりそうです。今後の改善によって、より質の高い白書を効率的に作成できることを期待しています。


▲Slackに連携したChatGPTで、社員が壁打ちしている様子。これを見て、今回の白書の作成を思い立ちました。

ChatGPTで事業戦略を作ってみた

白書を書いている中で、私たちは事業戦略もChatGPTで作成できるのではないかと考えました。ChatGPTが当初、oviceを知らなかったため、WebページのURLを入れて質問しました。結果として、oviceを名前だけで認識し、白書での問答と同じスレッドで会話を進めていたため、白書の文脈を活用してくれました。


▲初めのうちはoviceのURLを入れることで、ChatGPTに意見をまとめてもらっていました。


事業戦略については、それぞれの大きな部署ごとの課題や悩みを質問し、答えを得ることができました。占い師のように、言って欲しいことを言ってくれる印象がありました。大きく外れることはなく、違和感はありませんでしたが、非常に深いインサイトを得られるわけではありませんでした。


しかし、漠然と考えていることを的確に構造化してくれる場面もありました。例えば、白書の中の「部署別提案シナリオ」と「トップダウンの土台を作るためのプロセス」です。多くの人が否定できない形で説明し、認識のすり合わせや言語化として役立ちました。


普段の事業戦略について考えていることがChatGPTで同様の回答が得られることを見て、結局、事業成長においてひらめきによる発想は一部の要因に過ぎず、誰もが理解していることを組織として実行できるかどうかが重要だと再認識しました。現状では、ChatGPTを壁打ち相手や構造化・言語化のサポートとして活用することは、非常に効果的な経営手法となります。


みんなの認識を合わせるために、分厚い事業戦略資料を作る時間を削減し、ChatGPTで素早く作成してアジャイルに調整することで、効率的な事業推進が可能になるでしょう。さらに、エクセルを活用した数字分析・シミュレーション能力まで追加されると、経営革新にも大きく貢献できるでしょう。


ChatGPTを活用して事業戦略を作成することで、組織全体のコミュニケーションが円滑になり、より迅速な意思決定が可能になると期待されます。また、経営層や従業員が共通の言語と理解を持つことで、組織の一体感を高めることができます。これは、特に中長期的な戦略やビジョンの策定において重要な要素となります。


加えて、ChatGPTを用いることで、従業員の創造性やイノベーションを促す環境が整います。従業員が自分のアイデアを言語化しやすくなることで、新たな取り組みや改善提案が増えることが期待されます。その結果、企業の競争力や事業拡大が促進されるでしょう。


しかし、ChatGPTを活用する際には、その限界も理解しておくことが重要です。例えば、数字的なデータの提示が弱いことや、引用元を明示せずに結論だけを述べる傾向があります。このため、実際に事業戦略を作成する際には、ChatGPTが提供する情報を適切に補完し、検証する必要があります。


総じて、ChatGPTは、事業戦略の作成や組織のコミュニケーションを効率化するための有望なツールです。そのポテンシャルを最大限に活用するためには、適切な使い方を理解し、その限界を補完する方法を見つけることが重要です。これにより、事業戦略の策定や実行がスムーズに進み、企業の成長を促進することができるでしょう。


▲壁打ちを重ねるごとに、ChatGPTが「ovice」を認識するように。


===(ここまでがChatGPTを利用し生成された文章の原文です)===

ChatGPTを使用してみて

今回、白書や事業戦略、そしてこの体験談をChatGPTを使って作成しました。現状では、ChatGPTを壁打ち相手や構造化・言語化のサポート役として活用することは効果的だと感じました。素案作成の時間を大幅に短縮することができるとともに、従業員にも活用を促すことで、各自のアイデアを言語化しやすくなると考えています。一方で、ChatGPTはデータの信憑性や引用元などが不透明で誤った内容を提案してくることも多く、完璧さを求めるのは難しいとも感じました。実際今回公開する白書や事業戦略でも、ChatGPTが誤った情報を記載した部分には、注釈を入れる形で当社の担当者が修正しています。

今回の白書や事業戦略は、oViceの事業運営に活用していきます。ただ、上記のような経験から、場面によってはChatGPTも活用しながら、世の中の流れをとらえ今後のoViceの事業戦略を練り、価値を提供していけるようにしたいと考えています。

ぜひ、白書と事業戦略にツッコミを入れてください

ChatGPTを使用して作成した白書の内容を詳しく見たい方は、以下のリンクからご確認ください。そして記載内容の誤りを見つけたり、意見を述べたりしたい場合は、ぜひ専用フォームからご連絡ください。多くの方々の視点を取り入れながら、今後もこの白書と事業戦略をアップデートしていきます。


白書・事業戦略ダウンロードリンクhttps://ovice.biz/41kD3do

白書・事業戦略に関するご意見、ご感想送信用フォームhttps://forms.gle/Bk1V9i2hcWGiru668



【本件に関するお問い合わせ先】

oVice株式会社 広報

media@ovice.co

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