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株式会社ジェイック

人にしかできない部分へ集中するために。就活中の“タイパ”を向上する「就活AI」を開発した裏側。

(PR TIMES STORY) 2023年08月02日(水)16時55分配信 PR TIMES

今、世間で話題となっている「ChatGPT」。ChatGPTは人間のような自然な会話ができる生成AI(大量言語モデル)で、2022年11月にサービスが公開されて以降、急速に注目を集め、ビジネスシーンでも活用されつつあります。


株式会社ジェイックは、企業向けの教育研修・採用支援、若年層向けの就職支援事業を展開しています。研修事業からスタートしたという沿革もあり、教育研修でも就職支援でも、対話による気づきや成長の支援を大切にしています。従って、言葉での自然な会話を実現するChatGPTをはじめとした生成AIの登場は、事業に大きなインパクトを与えるものだと捉えています。


生成AIにどのような可能性があるかを考えるなかで、私たちがまず着手したのがChatGPTを活用した就活支援ツールの開発です。発想から2ヵ月というスピードで、AI による自己PR&志望動機の作成・添削サービス「就活 AI」を2023年5月にリリースしました。





■「就活AI」サイト URL 

https://sai.jaic-g.com/



「就活AI」は、入力されたキーワードやエピソードに応じて、AIが自己PR・志望動機のたたき台を作成する、また、自分で作った自己PRや志望動機の添削や面接のアドバイスを実施してくれるツールです。


24時間365日無料で、会員登録等も不要で利用できることもあり、就活生や転職者が使いたいときにすぐに使えることが特徴です。面接練習AIや自己分析サービスとも連携しており、AIを活用して就職・転職活動を効率よく進められます。





現在の職業(学生・社会人等)、就職形式(新卒採用・中途採用)、

自己PRに活かしたい強みやエピソードを簡易に入力すると… ↓





数十秒でたたき台が完成。

さらに内容を深めるためのアドバイスも回答される↓






今回は、生成AIの捉え方や開発の背景、スピード開発の裏側を、ジェイック取締役であり「就活AI」開発責任者の古庄拓よりお伝えします。




「就活AI」開発責任者:ジェイック取締役 古庄拓


AIを、機会として活用する

― 古庄 ChatGPTが世間に広まったときは、かなり大きな衝撃を受けました。これまでも自然言語に対応したAI は、チャットボット AI などを中心にいくつかのものが存在しましたが、特定の質問に対して特定の回答を生成・回答するようなQ&A的なものなど、限定的な機能でした。そうした既存のAIに対して、ChatGPTの「自然な会話が成立する」という点は大きく異なり、触ってみたときにはインパクトを感じました。


ジェイックは元々、企業向けの社員教育研修から事業をスタートし、講師からのレクチャーやグループワークでの対話を使って、参加者の意識変化や行動変容を支援してきました。


若年層の就職支援に進出する際にも、研修事業で培ったノウハウを活かし、『教育融合型の就職支援』として、就職前の人材に無償で教育研修を提供。そこに就職アドバイザーによる1on1の面談サポートを組み込み、対話を通じて個々の成長と可能性を支援するスタイルを確立しました。


このように「対話による気づきの提供や成長支援」がビジネスの中核となっていますので、対話が成立するChatGPTの登場は、ジェイックのビジネスにも大きな影響を与えるのではないかと感じましたし、同時に、サービスの進化を生み出せる可能性もあると確信しました。


一人ひとりがより本質に向き合えるように

― 古庄 ChatGPTによってサービスを進化させられると確信したというのは、AIを活用することで、1on1のサービス提供を実現し、人による価値提供をより深めていけるということです。


ジェイックの就職支援は、人材に寄り添い、研修や1on1での面談等を通じて就職支援するという強みを持っています。一方で、人が1on1で関わるということは非常に労働集約の側面を持ち、提供可能な範囲に限界が出てきます。支援人数を拡充するには社員を増員するといった選択にもなってき ます。


しかし、AIを活用することで、いままで人が1on1で提供していた支援の一部をAIに代替して、人はより就活生の気持ちに寄り添う、想いやニーズを言語化するといったことが出来るようになります。


今回、就活AIが提供する、自己PRや志望動機の作成やブラッシュアップの支援は、これまでは、質の高いものを提供しようと思うと、動画や講座などではなく1on1で提供する必要がありました。就活生からもらった文章を添削・フィードバックすることに、就職アドバイザーの多大な工数が使われていたのです。


しかしこうした工程の一部を就活AIに置き換えることができれば、就職アドバイザーなどの社員は、たとえば、「なぜ就職するのか?」「どうなりたいのか?」といった本質的な思いを引き出したり、励ましたり、深く向き合ったりするという、より本質的な支援に時間を使うことができます。





また、就職支援や社員教育において実施している研修についても、研修前の準備や、研修後の行動変容の支援にAIを活用することで、これまでは工数の関係でやり切れなかった 1on1での支援を提供できるでしょう。


ジェイックでは大学と連携した就職支援も実施していますが、大学のキャリア支援は、同じタイミングで、多ければ1学年数千人の学生が一斉に就職活動を行うという特徴があります。そのため、キャリアセンターでも、マンパワー的に1on1の支援を提供しきれないといった状況があります。ジェイックが人と AI を組み合わせたサービスを確立すれば、大学におけるキャリア支援にもより貢献できる余地があると考えています。


また、就活生や転職者個人の観点を考えてみても、就職・転職活動にAI を活用できれば、活動の「タイパ(タイムパフォーマンス)」を高めてもらえると考えています。新卒学生の就職活動は、大学の授業や部活動・アルバイト等と両立させる必要がありますし、社会人の転職活動は、現在の仕事等と両立させる必要がある場合も多いでしょう。


就職・転職活動では、自己分析や企業研究、履歴書・職務経歴書作成、選考などさまざまなプロセスがあります。そのなかで、「決められた文字数で自己PRをつくる」「志望動機を文章として整形する」といった側面にAIを活用して、企業見学や研究、内観による自己分析、そして、自己PRや志望動機のたたき台を「自分の言葉」としてより納得のいくものにする、そういったことに時間を使えることが望ましいと考えています。


就職活動において、志望動機・自己 PRの作成は本質ではないと考えています。とくに新卒の就活生であれば、文章を作成することよりも、いろいろな業界の人と会って、共感することや「自分は違う」と感じる部分を見つけたり、自分がどういう風に仕事をしてどんな人生を生きたいのかを考えたり、といったことに時間を使ってほしいと思います。


このように、より多くの就活生を支援できる、「AIによる生産性アップ×人による質の高いケア」の両立という可能性を試せる、そして、就活生・転職者の方などにも価値を提供できると考えて、「就活AI」の開発に踏み出しました。


2月での開発・リリース

― 古庄 本当は「就活AI」は、1ヵ月でリリースしたいと思っていましたが、2ヵ月かかってしまいました。


この数十年で、電卓を使う、パソコンを使う、スマートフォンを使う、スマートスピーカーに話しかける、といったことがどれも当たり前になってきているように、個人や企業が AIを使用することは、10年後には当たり前になっているはずです。だからこそ、企業としても、個人としても、「どう使いこなすか」という使い方のノウハウが問われることになります。


そのような未来を意識すると、試してみる、使ってみる、開発してみることへのアイデアや実行力、スピードが5年後、10年後に大きな差を生むと感じています。今回リリースした就活AIも完璧なものでは全くありませんが、実際に開発してリリースして、利用者の方に使っていただいた結果を見て、プログラムをブラッシュアップする。一連の流れをスピーディーに回していくことが大切だと考えています。


弊社には、自己PRを作ったり、志望動機をアドバイスしたりする就職支援のノウハウはあります。今回、就活AIは、蓄積されている社内のノウハウを、プロンプトエンジニアリングと呼ばれるChatGPTなどの大規模言語モデルに対する指示のノウハウと組み合わせて開発しました。


就職アドバイザーが自己PRや志望動機の作成を支援する時に、どんな工程で実施しているか、どんな基準でフィードバックしているのかなどを言語化して、ChatGPTで再現できるようにチューニングしました。


新卒学生から中途で転職される方まで汎用的に使えるように、採用支援サービスの利用者が実際に作った自己PRやフィードバックした情報なども参考にしながら、工夫・改善を重ねました。


AI×人で、サービスを進化させる

― 古庄 2023年5月16日に「就活AI」をリリースして、5月30日には志望動機の作成機能を追加リリースしました。既に1,000 人を超える方に利用いただいています。


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今後は、弊社で既に提供している面接対策AI「steach」と組み合わせて、スマートフォンを使って模擬面接を実施して、声や表情、身振り手振りといった非言語情報に加え、模擬面接で話した内容そのものへのフィードバックも得られるようにします。


また、ジェイックで提供するダイレクトリクルーティング「Future Finder」内にも就活AIの機能を組み込み、自己分析サービスと組み合わせて使えるようにすることなども計画しています。


また、こうした面接対策AIや就活AIで蓄積したノウハウを、たとえば、営業研修と組み合わせて使える商談ロールプレイングAI、マネジメント研修と組み合わせて使える管理職向けの1on1ロールプレイングAI、研修後の行動変容を1on1で支援するコーチングAI などの開発に活かしていければと考えています。




×


ジェイックが運営する新卒就活生向けYouTube チャンネル

「スキマデ就活チャンネル」でも解説動画を公開中

AIによるタイムパフォーマンス向上で人材を支援する




子供のころからスマートスピーカーと会話することなどが当たり前だった世代が社会に出れば、何かの相談をするにも、まずは人間よりもAIのほうが気を遣わなくて済む、気軽に相談できるという人も増えるでしょう。


同時に、自分のロールモデルになってくれそうな人と感情を込めて対話することでエネルギーが生じるといった要素も残り続けるはずです。


単純に「人の仕事をAIで代替する」ということではなく、「AI×人」の組み合わせによって、それぞれの良さと強みを活かし、ひとり一人に合わせた高品質なサービスを提供していきたいと考えています。



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■「就活AI」サイト URL 

https://sai.jaic-g.com/


■面接対策AI「steach」サイト URL 

https://jaic-steach.jp/


■株式会社ジェイックについて

ジェイックは、「学ぶ楽しさ」「働く幸せ」「成長する喜び」に満ちあふれた社会を実現する、というビジョンを掲げ、教育研修サービス、採用支援サービスを提供しています。教育研修サービスでは、世界的ベストセラー書籍『7つの習慣』を基にした研修や、目標達成メソッドとして著名な『原田メソッド』の研修等を提供しています。採用支援サービスでは、既卒者・第二新卒者向けの『ジェイック 就職カレッジ』等を提供しており、2005年に既卒者等の支援をスタートして以来、これまでに求職者 33,000 人以上(※1)、企業6,000社以上(※2)の就職・採用を支援し、厚生労働省委託事業「職業紹 介優良事業者」認定も取得しています。


※1 2005/5/1〜2023/4/30の弊社主催の面接会参加人数

※2 2023年4月末現在の「就職カレッジ」等の契約締結企業数


■会社概要

代表取締役:佐藤 剛志

設立 :1991年3月

資本金 :2億 6,107万円(2023年1月末現在)

本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル 6F(東京本社・受付)

事業所 :東北、名古屋、大阪、広島、九州、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ

事業内容 :若手総合職就職・採用支援サービス「ジェイック 就職カレッジ」

中退者の就職・採用支援サービス「ジェイック 就職カレッジ 中退者コース」

新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ」

新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder」

企業向け教育研修事業


URL :https://www.jaic-g.com/

既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/

企業向け採用支援サービス 集団面接会(しゅうめん):https://college.e-jinzai.co.jp/

企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/

採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/


【お問い合わせ先】

株式会社ジェイック 広報担当:松尾

E-mail: info@jaic-g.com  TEL 03-5282-7600

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