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コロナ禍、JR東京駅構内にオープンしたカフェバー『Depot』が日本の純喫茶を「Rebuild(再構築)」。大手企業が立ち並ぶエキナカで、異彩を放つ魅力とは?

(PR TIMES STORY) 2022年09月21日(水)20時46分配信 PR TIMES


JR東京駅構内グランスタ東京にて、2020年8月にオープンした「Depot(デポ)」。

どこかノスタルジーな空間は、喫茶店の思い出の味と、自家焙煎珈琲の香り、そしてアナログレコードから流れる音楽により、私たちの五感に語りかけます。


エキナカには大手企業の店舗も立ち並ぶ中、まるで街の純喫茶のようなお店に人々が集まる理由とは?コンセプトである「Rebuild(再構築)」を起点に紐解きながら、Depotの魅力や料理へのこだわりを店長・高橋とシェフ・寺島からお話します。




店舗名「Depot」に込められた想い

東京駅という土地柄もあり、サラリーマンやOL、日本国内の旅人、海外からの旅行客など様々な人が行き交う場所。立ち寄る人々にとって、憩いの場となるように、「補給所」という意味の「Depot」という店舗名にしました。それは、飲み物や食べ物を補給するという意味だけにとどまらず、日常の延長線や旅の途中でエネルギーを補えるような場所でありたいという想いがあります。(高橋)



コンセプト「Rebuild(再構築)」とは? ―古きを活かし、新しきを取り入れる


JR東京駅構内のエキナカ商業施設「グランスタ東京」がオープンする際のテーマが「今までにないエキナカ空間の創造」であったことで、それとリンクした店舗を出店すべく、「日本の、懐かしい純喫茶店のRebuild」というコンセプトに至りました。


例えば、お店の看板でもあるビールでは、昭和初期まで主流だった「スイングカラン」を採用。なんとこのビールタップを製造できる企業は日本で、そして世界でも1社のみ。

世田谷にあるボクソン工業株式会社(https://www.voxon.co.jp/hp/)にて1つ1つ手作業で製造され、およそ1年で完成します。そんな希少なビールタップは日本でおよそ30店舗しか残っておらず、またすべて老舗飲食店が守り続けています。


Depotでは昔ながらのビールサーバー「スイングカラン」でいれた、いつもと一味違う現代ビールを楽しむことができます。また、現在主流となっている「現代カラン」もある為、同じビールを新旧異なるサーバーで飲み比べができる点も魅力です。


昭和初期まで主流だったスイングカラン


その他にも、「Rebuild(再構築)」したものがあります。それが音楽です。


オープン時の最新モデルを搭載したDJブース、対してそこから奏でられる音楽は、アナログのレコード。極めつけは、70年代スピーカーとアンプを搭載し、音楽においても新旧の融合を試みました。


特にスピーカーはイギリスの「TANNOY」、アンプはアメリカの「McIntosh」という老舗ブランドで、近年でも復刻モデルが発売されているほど人気ですが、Depotのスピーカーは私たちがアンティークショップで見つけたもの。


現代のオーディオとはまた一味違う、柔らかくて懐かしい音楽を提供しています。(高橋)




定番の喫茶店の料理も、「Rebuild(再構築)」。真新しさを売りにしない、斬新な戦略とは

喫茶店の思い出にいつもあった、定番商品の数々。新しく目をはる商材でないものの、一環としたコンセプトに落とし込まれた料理たちは、つい人に話したくなる物語が隠れています。


例えば、純喫茶の代名詞「ナポリタン」では、浅草 開化楼の麺を使用。1950年創業の製麺所は、「美味しいラーメン屋かどうかは 開化楼の箱があるかどうかで分かる」と言われるほど。そんな歴史ある麺を使用したDepotのナポリタンは、「懐かしいのに、どこか新鮮」な味わいを演出しています。


調理のポイントとしては、長めに茹でた麺を、水分がなくなるまでバターで「炒める」こと。麺のもちもち感、ケチャップが良く絡むねっとり感が、純喫茶の味を再現しています。


私はイタリアン、フレンチの料理経験がありますが、ナポリタンは実は日本料理。いい意味で、パスタの概念を捨て、素材である麺の味わいが引き立つ調理法を大事にしています。(寺島)



また、テレビでも取り上げられ、おかげさまでSNSでも反響の多い「懐かしほろ苦プリン」もRebuild(再構築)されたもの。


昔ながらの固めの生地の上にかかるのは、自家焙煎珈琲のエスプレッソから作ったカラメルソース。ここでも新旧の融合によって新しい商品が出来上がりました。


甘さ控えめの大人なテイストが特徴なので、もちろん珈琲との相性も抜群です。(寺島)


嬉しい誤算?プリンが大人気になった背景には、コロナ渦で変化した生活様式

先ほどお話した通り、いまやプリンをお目当てにご来店されるお客様が多く、若者を中心にSNSで流行している Depotのプリンは、実はもともと看板商品として開発したものではありませんでした。


当初、サラリーマンや海外旅行者などお酒需要を見込んだ人々をターゲットとしていたものの、コロナウイルス蔓延により状況が一変。リモートワークの普及や海外旅行者受け入れの規制、そして飲食店の時短営業要請などにより、ターゲット層の集客が難しくなってしまいました。


そんな中、ランチタイムやカフェの需要が高まり、さらにはSNSが発端となりDepotの「懐かしほろ苦プリン」が知らない間に認知が拡大されていきました。こうして図らずもプリンがお店の看板メニューとなっていきました。


また、緊急事態宣言中は店内での飲食も気にされる方が多く、プリンのテイクアウトを望むお声を頂いたことで、すぐに実現。今では常連さんだけでなく、お土産として購入されるお客様も見受けられます。そして、そのほとんどが若い女性のお客様です。


最初は8:2程度の割合で男性が多くなる想定をしていたものの、今や7割が女性。

ランチタイムに喫茶メニューを楽しむ方、夜にお酒を嗜んだり、夜でも1人でプリンを食べて帰られる方など、幅広い方にご来店頂いています。(高橋)



9月21日発売!焼津産の鰹のたたきでふらっと一杯いかがですか?

去年末から弊社で開始している地方創生プロジェクトの一環で、今回は静岡県焼津市の食材を使用しています。「静岡焼津フェア」の目玉は新鮮な鰹のたたきです。


まだ暑さが残るこの季節に、脂ののった戻り鰹を、すだちや柚子が香るポン酢とご一緒にお楽しみください。さらにペアリングとしては、スイングカランの「一度注ぎ」という炭酸強めのビールがおすすめ。(寺島)


今後の展望

今後はさらに、始まったばかりの「地方創生プロジェクト」と、Depotのコンセプトでもある「Rebuild(再構築)」を掛け合わせていこうと考えています。


日本各地の「古き良き」を見つけ、新しいものと融合させることで、また違った魅力を発信する場としての役割も担っていけたらと考えています。(高橋)


【会社概要】

会社名 : 株式会社CLASSIC

所在地 : 〒150-0011 東京都渋谷区東 2-27-2 Est 205

事業内容 : 飲食店運営

https://classic-inc.jp

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