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九州発・ご当地グルメや名産品を届けるECサイト「ばりよか商店」、ホームページ制作サービスで出会った中小・零細企業のEC支援をすべく新事業に踏み込んだ店舗責任者の挑戦ストーリー

(PR TIMES STORY) 2024年05月31日(金)14時45分配信 PR TIMES

「ばりよか商店」は九州のご当地グルメや名産品を中心に全国へ発信しているECサイトです。「ばりよか」は福岡の方言で「とてもいい」を意味し、その名の通り、全国・世界へ胸を張って届けられる逸品をセレクトし、販売しています。


運営するのは、「地方の中小企業が秘めた可能性をITのチカラで引き出し、成長へと導く」という企業理念のもと、中小零細企業向けの定額制ホームページ制作サービス『ベリウェブ』を展開するラシン株式会社です。ホームページ制作サービスを展開する中で出会った、EC参入が難しい中小・零細事業者を支援すべく立ち上がったのが「ばりよか商店」。


EC経験者0人の中で始動した本事業スタート当時の思いを、当時店舗責任者であった鶴田が振り返ります。

EC参入できないお客様を支援したい。COO:武の一言で立ち上がったばりよか商店


2022月2月3日、ばりよか商店は全国の地方新聞社厳選お取り寄せサイト「47CLUB(よんななクラブ)」上に開設しました。九州・福岡のグルメや名品を中心に取り扱うセレクトショップとして、地域で知る人ぞ知る商品を全国の方々へ発信するというミッションを掲げていました。


そもそも、ばりよか商店はEC参入が難しい事業者さまを支援するために立ち上がったサービスです。当社では、中小企業・零細事業者さまを対象にした月額制のホームページ制作サービスを2020年より展開しています。少額で制作から管理更新までワンストップで対応するHP制作サービスが立ち上がったのも、「ホームページを作るのにお金がかかりすぎる」「ホームページの更新を自分自身でできない」など事業者さまのお悩みがあり、そのホームページ制作において発生する「不」を解消するためでした。様々な事業者さまと対峙していく中で、EC制作において同様の「不」が発生しており、制作から修正更新まで対応してほしいというニーズが圧倒的にあったのです。


そこでCOOの武が、EC制作で発生するコストと手間を極力に削減したサービスを作ろうと「ばりよか商店」を立ち上げました。


ばりよか商店は、月額料金をいただくことで、ばりよか商店に掲載できるというシステムです。掲載に伴う画像制作や修正更新、そして注文管理や顧客対応のすべてを当社側で対応し、事業者さまは注文が入れば発送作業のみを対応いただきます。



これまでEC市場に参入できなかった事業者さまの「不」を解消することで、EC参入のサポート、そして世の中の方々にもっと素敵な商品を知っていただき、喜んでいただけると考えています。

EC経験者0人のなか「ばりよか商店」始動、右も左も分からずにもがいた1年目


ばりよか商店の立ち上げに伴い、武から「ばりよか商店の店長をしてほしい」と言われたのが2022年の1月。

ライター職でしたが、前職のアパレル雑貨店での店長経験を買われ、打診されました。実店舗経験はあるものの、EC領域は全くの未経験。自分の経験を生かしてまずは土台を整えよう、そんな気持ちで承諾したのを覚えています。カスタマー・コーポレート領域を担当するメンバー1名、制作ディレクター、デザイナー・・・EC経験者0人のなか、新サービス「ばりよか商店」がついに始動しました。


ばりよか商店の記念すべき商品1号は、「猪熊のたれ」。

当社のHP制作サービスを利用していただいているご縁で、出品いただきました。猪熊のたれは福岡県遠賀郡水巻町の猪熊屋が製造している焼肉のたれで、福岡のテレビや全国放送でもピックアップされるほどの、まさに知る人ぞ知るご当地だれ。買い出し、製造、販売をほぼ一人で対応されているため、EC参入まで手が回らないという状態だったのです。


商品を用意し、お店の暖簾もあげました。プレスリリースや47CLUB上の新商品特集の影響もあり、最初のうちは、そこそこ売り上げはありました。しかし、徐々に注文件数が落ちていったのです。


そこで、店頭商品がマンネリ化しないよう、出品商品を増やす動きに開設後1ヶ月でシフトしていきました。その中でサービスを安定させるための運営の仕組み、商品を買いたいと思ってもらうためのクオリティ担保、右も左も分からない中でできることを洗い出し、一つずつ土台づくりを進めていきました。


その中で47CLUB上での有料広告に挑戦したところ、横ばいだった売り上げが微かに右肩上がりに。その時に、モールユーザーに商品が届いていないことを改めて実感し、広告の重要性を感じたのです。費用対効果を上げるために、モール内施策や外部施策を検討しつつ、露出を増やす動きを考えるように。


その一方で、モール内でできる施策の限界も感じていました。


自社サイトでの新たな挑戦、エンドユーザー目線を大切に

「ばりよか商店」を47CLUB上に開店して2年目の6月、諸般の事情により47CLUBのモールに加え、自社ドメインでEC店舗を構えることとなりました。そのタイミングでECコンサルにも入ってもらいつつ、サイト設計を急ピッチで進めていきました。

そして完成したのが、自社ドメインサイトのばりよか商店です。


自社ドメインサイトを作成するにあたり、購入導線の作り方に難しさを感じました。モールであれば、購入ボタンや検索窓、カートの位置などすべてモールの仕様にそって反映されます。しかし、自社ドメインでECサイトを作成するとなると、そのどれもが自由に設置できます。だからこそ、エンドユーザー目線は極めて重要で、サイト設計時に落とし込んでいかなければなりません。コンサルの方にアドバイスをいただきながら、オープン後もサイトの改良は進めていきました。


その中で、ECサイトの制作をプロに任せるメリットを自分自身で痛感したのです。実は自社ドメインサイトを作る前に、無料のショッピングカートシステムも一時的に利用していました。どちらも触れてみて感じたのは、無料のショッピングカートシステムの場合、無料プランの範囲内では、このような購入導線や設定の自由がききにくいということ。

ECサイトの表面的な構築は、UIデザイン、UXライティング、コピーライティングの掛け合わせ。プロに依頼するということは、専門性が高い領域を知識と経験をもとにカバーしてもらえることが最大のメリットであるといえます。

集客力を上げるための広告運用に四苦八苦、ようやく掴んだ確かな手応え

無料のショッピングカートシステムを利用していても、EC販売で成功されている事業者さまはいらっしゃいます。


では、その方々は何をしているのかというと、圧倒的に露出(集客)が多いのでしょう。InstagramをはじめとするSNSや地域での知名度、そして広告によるEC店舗への誘導率が非常に高いのです。

多くの事業者さまが痛感してきているように、EC販売事業はレッドオーシャン。店舗を持つだけでは売れず、露出を増やし、インターネット上にいる見込み顧客とのタッチポイントをつくることが重要です。


ばりよか商店も自社ドメインサイトを持ったことを機に、今まで挑戦できなかった広告施策の幅がグッと増えました。広告施策にも色々あるのですが、まずやってみたのはGoogleショッピング広告。正直なところ、初期設定で心が何度も折れそうになりました。数万円ほど予算をかけて配信してみたのですが、1ヶ月程度じゃ結果は見えてきません。2、3ヶ月ほど同じ規模感で予算を投入し、広告を続けました。


広告をやるにしても、単純に垂れ流しするのではなく、KW設定など細かいチューニングを何度も行うことが必要です。コンサルの方と話しながら、何度も修正しました。しかし、最終的には予算や労力をつぎ込んだ割には、費用対効果として成功とはいえない結果に着地しました。


それでも自社にあった広告施策はないかと探してみて、次に挑戦したのがFacebook広告。ディスプレイ広告からスタートしたのですが、第1弾、第2弾といまいちな結果。これがダメだったらという勢いで新商品「真鯛らーめん」の広告投入したところ、初速で今までとは違ういい動きが見えてきたのです。最初は一時的なものかと思うほどでしたが、継続配信したところ、ターゲティングが成功し、購入までしっかりと繋がっていました。


ばりよか商店の広告運用で初めて感じた確かな手応え。

その後もカタログ広告をやってみたところ、反響もよく、自社にあった広告媒体に出会うことができたのです。

どれかじゃなくて、全部売る。事業者さまの商品一つひとつに向き合い欲張りでありたい

ばりよか商店の開店から運営した2年間を振り返って、改めてEC事業の難しさと面白さを感じています。


2年間の私は、まさにEC参入が難しいと心が折れそうな事業者さまそのもの。どうすれば予算達成できるのか、どのくらい広告費をかけて配信すれば費用対効果が良いのか、クリエイティブの品質は問題ないか、注文いただいた顧客さまと何かトラブルはないかなど、考えることややることはたくさん。


同じような壁にぶつかり、悩みました。ただ、この2年間を乗り越えられたのも、一緒に制作や広告運用を進めてきたメンバー、予算を出してくれた会社のおかげです。


ですが、ひとりでお店を切り盛りする店舗さまや零細事業者さまはいかがでしょうか。

クリエイティブの作成、SNS運用など、限られたリソースで対応できるのでしょうか。

広告が成功するまで、高額なコンサル費用や数万円規模の広告予算を投入し続けられるのでしょうか。

これらのことを踏まえると、EC販売で満足できる実績をあげるのは並大抵のことではありません。


だからこそ、このような方々の気持ちがわかる私たちが寄り添うべきなのです。

EC参入で発生する「不」を限りなく解消することが、ばりよか商店に課せられたミッションなのです。


私たちはさまざまな事業者さまの商品を預かって販売しているので、「どれか売れる」だけでは足りません。「全部売ってみせる」という、なんとも欲張りな想いのまま、事業者さまの商品一つひとつと向き合っていく必要があります。

そして、事業者さまとの連携しやすい仕組みづくりも都度見直しして改善していかなければなりません。


「売り上げ」と「手間のカット」という価値を、事業者さまに提供し続けることが、私たちの永遠の課題です。


これらを課題をクリアするために、ばりよか商店は現在新たなフェーズに入っています。EC参入が難しい事業者さまを支援し、そして居住地にとらわれない買い物の楽しみ方をユーザーの方々に届けられるよう、譲れない想いを胸に、メンバー一同でサービスの向上をはかってまいります。

会社概要

企業名:ラシン株式会社

本 社:福岡市中央区警固2丁目16番26号 アークエムズワン6F

代表取締役:原 直樹

会社ホームページ:https://rashin.jp/

ベリウェブ:https://hp-fukuoka.com/

ばりよか商店:https://bariyoka-onlinestore.com/



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