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日産自動車株式会社

あなたの知らない日産のスゴイ技術 電気自動車(EV)、e-POWERでカーボンニュートラルを推進

(PR TIMES STORY) 2022年04月12日(火)14時20分配信 PR TIMES


「他のやらぬことをやる」、世界初、日本初にこだわり、挑戦し続けることは、日産自動車に根付いた企業風土のひとつです。2010年に世界で初めて量産型の電気自動車(EV)「日産リーフ」を発売した当時、業界内のEV量産化を目指す動きはまだありませんでした。しかし、日産は、いずれ社会がEVを求める時代が来ると見据え、EV技術の更なる高みをめざし邁進してきました。さらに、「日産リーフ」のバッテリーや制御の技術を応用した、日産独自の電動パワートレイン「e-POWER」を開発。その走りは高く評価されています。

カーボンニュートラルの関心が高まり、電動化車両が注目される中、10年以上前からEVを販売している日産自動車の技術者、磯部さん、仲田さんに、EV、e-POWERがもたらす、クルマの電動化に向けた想いについて伺います。


-世界的で加速する自動車の電動化を、EVの先駆者である日産はどのようにお考えですか?


磯部:深刻な環境問題を背景に、世界各国では内燃機関を持つガソリン車に対し、より一層厳格な規制を設け、今後10 年~15年の間に、内燃機関の販売を廃止、または禁止の方針を出しており、全世界でガソリン車から電動車へのシフトが始まっています。その中で、日産自動車では、2021年11月に、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」にて、2030年までに15車種のEVを含む23車種の電動車の導入を発表しました。


仲田:日産は、電気自動車とSUVが融合した次世代のクロスオーバーEVの「日産アリア」を発売し、さらに今後軽クラスのEVの発売を予定しています。EVとしてこれまでの「日産リーフ」、現在e-POWERを搭載しているミニバン「セレナ」、コンパクトカー「ノート」、「ノート オーラ」、コンパクトSUV「キックス」に、新たに2車種が加わっていくことで、お客さまの選択肢が広がり、ライフスタイルにあわせて、電動車を選べる時代がやってきます。


- EVの技術で、特出すべき点を教えてください


磯部:「クルマの電動化」というと、ガソリンが電気に変わっただけで、簡単に出来そうなイメージがあるかもしれませんが、実はそう一筋縄にいくものでもないのです。ガソリン車はエンジンで燃焼する音や振動がありますが、EVはエンジンがないので、とても静かに走れます。しかし、それによって更に別の技術が求められることも。例えば、車内が静かになったことで、今まではエンジン音で隠れていた音が聞こえるようになるのです。その音を消すためには、新たに別の視点での高い技術力が必要になるといったことが起き、単純にでんきで走るということだけではない快適性も含めてEVにはより高い次元での性能が求められます。


仲田:また、EVは、バッテリーに蓄電された電気をモーターに送ることで走行する仕組みであるため、 ガソリンを燃やして走行するより、アクセルを踏んでから車が走るまでの反応が早く、滑らかな走りだしを実現します。細かな制御をしやすいため、EVの技術は、自動運転の車両開発にも必要な技術となります。

図1、モーターとエンジンの走行の仕組みの違い


-世界初で量産型のEVを成功させた、開発者としての想いをお聞かせください


磯部:他がやらないことをやる。世界初、日本初を目指し挑戦し続けることが根幹にあり、私たちは、ハイブリッド車の開発からスタートするのではなく、100%電気の力で動くEVにこだわってきました。前例がない中での技術開発だったので、試行錯誤の繰り返しでしたが、技術の蓄積と私たちの作るクルマに使用するために納得のいく部品など、胸を張ってクルマをお届けするためのすべてパーツがそろい、世界初の量産型EV「日産リーフ」の発売に至りました。


仲田:実は私は入社当時からガソリン車の走りへの熱い想い一筋で、長きに渡りGT-Rのエンジン開発を担当してきました。まさか、そんな私が電気自動車に取り組むことになるとは思ってもみなかったのですが、いざ、「日産リーフ」の開発に取り組んでみると、電気自動車の可能性をとても感じました。先ほども紹介した電気自動車の滑らかな走りをさらに磨きつつ、スポーツカーのように力強く楽しい走りを追求し、開発に取り組みました。




冠水走行テスト


寒冷地テスト


電波受信テスト


-「日産リーフ」の発売後に登場したe-POWERとはどのような技術ですか


仲田:「日産リーフ」発売当時、EVの走りの良さ、安全性などは素晴らしいもので大変好評でした。そこから、ガソリンのエンジンで電気を発電し、バッテリーに充電、モーターでクルマを動かす仕組みを新たに開発しました。それがe-POWERです。これは当時充電ステーションなどの社会全体のインフラ課題と考え、すべてがEVに向かうのが難しいと考える人への新しい提案にもなりました。


磯部:一般的なハイブリッド車がエンジンとモーター両方でクルマを走らせるのとは異なり、100%電気の力で走る為、EVの走り心地を体感できると多くのお客さまに評価いただいています。日産は、e-POWERをEVと並ぶ重要な電動化技術として、搭載車両を拡大しお客さまのニーズに応えていきます。



-日産の電動化技術EV、e-POWERは、我々生活者にどのような未来をもたらすのでしょうか


磯部:カーボンニュートラルへの関心の高まりとともに、クルマの電動化の動きが止まることはないでしょう。日産では、2030年までに23車種の電動車を発売することを目指していますが、将来的にはクルマが全て電動化される時代がやってくるのも、そう遠い未来ではないかもしれません。


仲田:EV、e-POWERは、クルマからのCO2の排出を抑えることができるため、走ることでカーボンニュートラルに貢献します。

特にEVは走行時のCO2排出はゼロです。しかし、EVに充電する電気が火力発電によるものであれば、発電時にCO2排出が起こっています。そのため、EVの充電を再生可能エネルギーに変えていけば、さらにカーボンニュートラルに貢献ができます。日産では、EVのバッテリーを蓄電池として活用した、エネルギーマネージメントも取り組んでいます。EV、e-POWERの技術は、未来のカーボンニュートラルを推進していく存在にしていきたいと思っています。




電気自動車の詳しい内容はこちらをご覧ください。

https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html

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