プレスリリース
アールスリーインスティテュート(以下、アールスリー)は、大阪に本社があるIT企業です。サイボウズ社のkintoneを使ったシステム開発、kintone利用者向けのSaaSを提供しています。主力製品のgusuku Customineは1600社以上に導入され、kintoneの利用時に欠かせないサービスとして認知が広がってきています。
そんなアールスリーで、メンバーが最大限パフォーマンスを発揮できるようにするための環境づくりとして行ってきた様々なチャレンジについて、Chief Innovation Officerの金春がご紹介します!
■ 有能な人材を採用しチームを強くするため、自由な働き方の模索へ
IT人材は常に不足しています。経済産業省によると2030年には最大79万人のIT人材が不足するといわれています。
そのうえ最新技術を扱える人材となると、さらにその数は減ってしまい、採用が極めて困難となります。
大阪に本社がある当社ですが、採用を関西圏に限定していては有能な人材の採用はままなりません。加えて売手市場の現在、有能な人材はより魅力的な会社があれば、容易に転職してしまいます。
IT業界ではSESと言われる他社のIT人材を一時的に借りて人材不足を補う方法が多用されますが、kintoneを正しく理解し、お客様に価値あるサービスを提供するためには、一時的に借りた人材で構築されたチームでは十分ではありません。
このような状況の中で、有能な人材を採用し、チームを強化していくには、「リモートワーク」「自由な働き方」がとても重要だと考えました。様々な施策を実施していく中、コロナ禍でも、オフィスのあり方まで含めて、模索を繰り返していました。
■ コミュニティ活動で得られた全国とのつながり
IT業界には様々な勉強会コミュニティが存在します。当社ではAWSとkintoneを多用していますので、以前からこれらのコミュニティで精力的に活動してきました。「呼ばれればどこでも行って登壇する!」と宣言した結果、ありがたいことに多くの勉強会に呼んでいただき、全国を飛び回っているうちに、全国にいる優秀な人材と知り合う機会が増えました。
■ リモートワークが一般化、社員の生産性の向上へ。自分で考え使える予算制度「PowerBudget」を制定
全国に採用を広げる中で、リモートワークをするメンバーが増えました。さらにコロナ禍により、関西圏のメンバーも全員リモートワークになりました。コロナ禍が落ち着いた今も、ほとんどのメンバーがリモートワークのままです。
リモートワークは各自の自宅が仕事場となります。当たり前ですが全員仕事環境が異なり、生産性高く仕事をするために必要なモノも人によって異なります。
そこで、会社が一律で資材を提供するのではなく、各自が自身の生産性を高めるために自分で考え、使える予算制度「PowerBudget」を制定し、その裁量の中で自由に自分の環境を整備できるようにしました。
この「PowerBudget」は仕事環境を整えるだけではなく、自身のスキルを向上させるために遠方の勉強会に参加したいという場合に旅費交通費として利用することもできます。
メンバーの向上心をサポートできるいい制度ができたと思います。
■ リモートでも密にコミュニケーションできるよう、仕組みを整備
リモートワーク前提となると、当然顔を合わせて話せる機会がほとんどありません。そのため、離れていても密にコミュニケーションを取りながら仕事できるように、チャットやWeb会議の仕組みを整備しています。
また、そのような社内ツールでの雑談を奨励しており、気軽にコミュニケーションが取れるカルチャーを育ててきました。
■ リモートメンバーも出社メンバーも、分け隔てなく情報共有できる環境
コミュニケーションだけでなく、蓄積される情報も、当社が得意とするkintoneを駆使し、リモートメンバーもオフィスへの出社メンバーも、分け隔てなく参照できる環境を構築しました。
■ 大切にしている、いつでも全員集まれるオフィスの価値
コロナ禍でオフィスを縮小あるいは廃止する企業がたくさん出ました。
しかし、我々はあえて2023年1月に大阪本社を移転・拡張し「gusuku Ashibinaa OSAKA」としてオープンしました。
gusuku Ashibinaa OSAKA - アールスリーが目指す コミュニティ型ワークスペース
https://www.r3it.com/ashibinaa/
オフィスで仕事をしたいメンバーもいますし、普段通うことがあまりなかったとしても、自分の勤める会社が素敵なオフィスを持っていること、そしてそのオフィスにいつでも全員集まることができるという環境は、これからの働き方に重要なものと考えました。
当社は大阪の会社ですが、沖縄との縁が深く、新オフィスは「Neo-Okinawa」をテーマに、沖縄テイストを豊富に入れたオフィスを作りました。
■ メンバー個人の事情に寄り添い、不安を払拭
元気に働いているうちはなかなか意識することはありませんが、家庭環境や突然の病気やケガで、思ったように仕事ができなくなることがあるかもしれません。そうなると本人だけでなくご家族にも大きな不安を与えることになります。
当社では、可能な限りこのような不安を払拭するための制度を都度拡充しています。
当社には小さいお子さんを1人で育てているメンバーや、親御さんの介護をしているメンバー等、様々な状況にいながら働いているメンバーがいます。そういったメンバーが存分に働けるように、働く時間もかなり自由が効くようになっています。ただし、自由の裏には責任が伴いますので、各メンバーの自覚も重要で、その点にも注意を払うようにしています。
■ 15都府県にまたがるチームに
2024年5月現在、15都府県にメンバーがいます。
普段はチャットやWeb会議でコミュニケーションを取りながら、時には大阪本社に集まりより深いコミュニケーションをしながらチームはどんどん強くなっています。
■ コミュニティが集うオフィスに
当社大阪本社にあるコミュニティスペース「gusuku Ashibinaa OSAKA」は、我々が多くのメンバーと出会うきっかけをいただいた、IT業界の勉強会コミュニティに勉強会の会場として場所を無償で提供しています。
コロナ禍によって勉強会を行う場所を失ってしまったコミュニティが多いのですが、当社のオフィスを積極的にご利用いただいており、月5回以上様々な勉強会が開催されています。
■ 女性0%から女性40%以上に
当社はエンジニア中心の企業だったこともあり、女性が1人もいないという時期が多くありました。
しかし、ビジネスの変化と、それにともなって制度を整えていくことで自然と女性社員も40%に増えてきました。このことも、幅広い人材の確保に大きく寄与しています。
■ ずっといたいと思える企業に
お客様に高い価値を提供するには、メンバーの高いモチベーションが必要です。
働きやすい制度、素敵なオフィススペースを継続的に改善していくことで、ずっといたいと思える企業を目指しています。
■ お客様から憧れてもらえる企業に
お客様から「あの会社はいい会社だ」と言っていただけるような企業を目指し、さらに自身の改善の中で得た知見をお客様に還元していきたいと思います。
■ 多くの人の接点となるオフィスへ
リモートワークメインの会社だからこそ、オフィスは社員だけでなくお客様をはじめとした社外の人が気軽に集い、新たな価値を生み出せるスペースを目指し、運営を行っていきたいです。
■ アールスリーインスティテュートについて
アールスリーインスティテュートは、2000年の創業以来、数々のお客様にシステムを利用した問題解決を提供してまいりました。
現在は、kintoneやAWSといったクラウドを用いてメニューを組み立てて必要なものを必要なだけ提供する業務改善サービス「キミノマホロ」として提供しております。
また、kintone開発に関する膨大な知見をベースに、kintoneをより便利にする「gusukuシリーズ」をSaaS(Software as a Service)として提供しております。
会社名 :アールスリーインスティテュート(R3 Institute Ltd.)
所在地 :大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーC 16階
設立 :2000年8月
代表取締役:西松 顯
コーポレートサイト:https://www.r3it.com/