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母の「チョキチョキ事件」をきっかけに、Over80女性のアパレルブランドを立ち上げたアラカン娘。その想いは「もう一度お母さんを輝かせたい!」

(PR TIMES STORY) 2022年05月10日(火)20時43分配信 PR TIMES


今年2月に開かれた東京中小企業振興公社が主催する「第2回 東京シニアビジネスグランプリ」ファイナルイベント。

55歳以上のシニア起業を後押しするビジネスコンテストとして注目され、今回125件もの応募があった中、Over80女性のためのアパレルブランド「FUKUFUKU-YA」代表、深津チヅ子の名前がグランプリ受賞者として呼ばれました。



―ビジネスプランは「高齢母にトキメキを届ける装い&ラボの事業」


出版社勤務後、ライターとして長らく出版界で仕事をしてきた私、深津チヅ子が、孫がいてもおかしくないアラカン世代になって、なぜ畑違いのアパレル事業を始めたのか。


ビジネス経験ゼロの無謀ともいえる挑戦でしたが、そこには、岐阜県の高齢者住宅で暮らす、今年93歳の母親の存在がありました。


高齢母とアラカン娘の起業物語とは―

そもそもの始まりは‥‥

高齢母の洋服探しに困り果てたことが、そもそもの始まりでした。


女性の身体は80歳を過ぎた頃から、体型、身体機能ともに徐々に変化し、85歳前後から急激に変化のカーブが大きくなります。


一番の変化は背中です。

どんなに姿勢がよく見える方も、ほぼ例外なく背中は丸くなります。そして、バストが下垂して胸元が薄くなり、首は前傾、お尻が扁平になって代わりにお腹が突き出るなどの体型変化が見られ、それまでの洋服が身体に合わず着づらくなってきます。指先が震えてボタンがかけられない、腕が上がらないなど当たり前に出来ていた所作も難しくなります。


母も例外ではありませんでした。


88歳で高齢者住宅に住まいを移した母は、体が徐々に衰えながらも、リビングスペースなど人目のある場所に行く際には、少しだけ身だしなみを整えたいという女心を持ちを持ち続けました。

そして、手もとにある着づらくなった服に代わる新しい服を望みました。

出歩くのがままならない母のために、服を探し求めて歩いたのが娘の私でした。


ところが、これが簡単なことではなかったのです。

ショックだった「チョキチョキ事件」

デパート、商店街、量販店、通販サイト・・・

置いてありそうなところは片っ端から見て回りました。しかし、思うような品はなかなか見つかりません。


母好みの明るい色合いで、アームホールがゆったりした着やすい服。

条件はただそれだけなのに、「それだけ」を探す大変さに辟易としながら、

気が付くと目は母の服を探している、そんな日が続きました。


それでも何とか「まあまあの服」を見つけ、母のもとに届けると、

母は「ありがとう」と満面の笑みで受け取ってくれました。


ところが、ある時、施設のスタッフからこんな話を聞かされたのです。

「お母さんは、娘さんが届けた服を着ることなく、ハサミで小さく切ってしまい、分からないように新聞紙に包んで、そっと捨てていますよ」


ショックでした。


気に入ってもらえるかしらと服を届けた娘の私も、ワクワクと心待ちにしていた母も、それぞれに期待外れの結果に言葉を飲み込んだまま切ない想いをする、

そんなことを繰り返していたのです。

本当はピンク色が大好きな高齢母たち

周囲の友人たちに聞くと、

母親の服を用意する立場のケアラーである50~60代女性の多くが

「母の洋服探しには困ているのよ」と同じような悩みを抱えていました。


しかし、一番困っていたのは高齢母自身でした。

本当は「ピンク色が好き」「キラキラが好き」「小花柄が好き」といった

いわば乙女ゴコロを持ちながら、それを口に出せず、

装うことで得られる心の充足感を手放している現実があったのです。


日常の中に楽しみを見つける機会が激減してしまった母から

装う楽しみまで奪ってしまうのは娘として本当につらいことです。

―乙女ゴコロに寄り添うアパレルブランドの誕生

高齢母が求めているのは、変わってしまった体型にフィットするラクな着心地で、

乙女心に寄り添うような美しい服。

地味なおばあちゃん色の服ではないのです。


お気に入りの一枚で身だしなみを整え、

歳を重ねても、背中が丸くなっても、瑞々しい乙女心を失わず、

いつの日もおしゃれを楽しみ、張りのある暮らしを続けて欲しい。


アラカン娘の心は決まりました。


装いをきっかけに、もう一度お母さんを輝かせたい―


装うことは心の栄養になります。

高齢女性が「終わった人」として疎外されることなく、服をきっかけに人の輪に入り、

社会とのつながりを持ちながら過ごしてもらえたら。

そう願いを込めて、高齢母にトキメキを贈るアパレルブランド

FUKUFUKU-YAは誕生しました。

―商品へのこだわり

では、どんな商品かご紹介させていただきましょう。


ターゲットは、体型変化のある80代、90代の高齢女性になります。


ニーズをしっかり吸い上げた商品作りを目指し、提供商品は、体温調節と体型カバーのためのアイテムとして、真夏でも高齢女性の必需品になっている羽織ものに特化することにしました。


サンプル制作は何度も繰り返し、その都度、試着会を開きブラシュアップを重ねました。

この過程で、女性の身体は85歳前後を境に背中の丸み(変形)が顕著になることを確認したのです。


試着会でいただいたお声は可能な限り商品に落とし込みました。

最大のポイントとなったのは背中の丸みに対する対応策でしたが、「立体裁断」という縫製技術を採用することでこれを解決。着やすさとともに、1枚で決まるデザイン性にこだわり、丁寧な商品作りを心がけました(意匠登録出願中)。



出来上がった商品は「つやのふく」と名付け、ラベンダー、ピンクベージュ、レッド、ミント、エンジ、キャメルの6色展開とし、好評をいただいております。



因みに、商品名「つやのふく」は、起業のきっかけとなった母の名前「つや子」からネーミングいたしました。

―ケアラーのコミュニティ「FUKUFUKU-YA倶楽部」

FUKUFUKU-YAは、ただ服を売ることを目的する「モノ事業」ではなく、トキメキを贈り、もう一度お母さんを輝かせる「コト事業」と位置付けています。


事業コンセプトの具現化には、服を届けるケアラーである娘世代が笑顔でいることが不可欠、真の母へのギフトになると考え、FUKUFUKU-YAでは、50~60代を中心としたケアラーのコミュニティ(=ラボ)を新たにブランド内につくり、

「FUKUFUKU-YA倶楽部」として運営することにしました。


コミュニティは、様々な感情を抱えるケアラーたちの集いの場とすると同時に、会員には商品開発にも関わっていただき、「高齢母の幸せを考えるブランド」として共に育てていきたいと考えています。


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≪ FUKUFUKU-YA 概要 ≫

【商品に関するお問い合わせ】

担当者名:深津チヅ子

電話番号:03-5050-2747

FAX番号:050-6875-4570

メールアドレス:shopinfo@fukufuku-ya.com

<ブランドサイト>  https://fukufuku-ya.com

<ショッピングサイト> https://shop.fukufuku-ya.com  


【商品について】

 「つやのふく」小さな袖付きベスト \16000(税込み) 6色

 「かろやか」夏向きベスト \12000(税込み) 4色

  

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