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故郷の情景がテーマの香水。「TSUKI」企画担当者が、懐かしい記憶を香りに昇華させて商品を完成させるまで。

(PR TIMES STORY) 2023年06月23日(金)19時22分配信 PR TIMES

YUBUNE(ユブネ)は、「命の洗濯」がコンセプトのメディテーションコスメブランドです。プロダクツには日本の希少な温泉水や泥、鉱石粉末などの大地の成分の他、失われつつある日本の伝統産業の技術や廃材を利用するなど、アップサイクルでクリーンなコスメラインを展開しています。肌や環境に優しいスキン&ボディケア製品をはじめ、フレグランスやお香も取り揃えており、2020年10月に1号店としてオープンした新宿店とネットショップで販売しています。



YUBUNE(ユブネ)は2023年6月、6種目となる香水「TSUKI」を新たに発売。かつて多くの俳人や浮世絵師を魅了した長野県千曲市の「姨捨の棚田」に着想を得て、田の水面に映ろう月影を表現した香りとなっています。


なんと、棚田がある長野県千曲市の更級は「TSUKI」の商品企画担当者の出身地でした。幼い頃から見てきた景色をどのように香水として形にしていったのか、商品企画担当者である塚田奈緒より「TSUKI」の誕生秘話をお届けします。

YUBUNE(ユブネ)が掲げる、「命の洗濯」とは

「命の洗濯」をコンセプトに掲げるYUBUNE(ユブネ)は、ブランド創設者の渡邊がかつて化粧品のクリエイティブディレクターだった頃に、人里離れた山奥に古くからひっそりと佇む白骨温泉郷を訪れたときの体験をきっかけに誕生しました。



渡邊は秘湯と呼ばれるその地で、手付かずの大自然の圧倒的な存在感と、それに寄り添うように日々を営む素朴な人々に心を奪われます。そこは人の生活と自然との境界線が限りなく曖昧で、ゆったりと時間が流れていました。野生の動植物や昆虫が活発で、まるでそれ自体が生きているかのように感じられる原生林や荒々しい渓流が目の前にあったのです。


渓谷に建てられた小さな温泉宿には余分なものは一つもなく、古い木材や設備も補修しながら大切に使われていました。体にやさしく質素でおいしい食事をいただき、疲れた体と心が解きほぐされていく感覚。そしてそこで出会った従業員の女性は、表情はやさしさにあふれ化粧はほとんどしていませんでしたが、肌が綺麗でとても美しく、輝いて見えたといいます。


その体験から、人と自然との調和、そして本当の「美」とは何かを考えるようになります。そしてそれは、「整然とした生活や、季節により色づく美しい景色、そして心身のリラクゼーションという日々の体験こそが、どんな美容成分よりも人を美しくする。」という彼なりの答えへとつながったのです。


東京という都会の生活の中に、心身がストレスリリースするような体験を提供できるアイテムと空間を。心身を清めるように磨くこと、人も自然という大きな流れの一部なのだと感じること、ストレスリリースにより内面からの美を纏うこと。「命を洗濯する」ような体験を届けたいという想いから、YUBUNEのストーリーは始まりました。

「TSUKI」制作のきっかけ

新たに「TSUKI」の香りを発売するYUBUNE PARFUMは、日本のストーリーを持つ5種類の香りがこれまでラインナップされていました。「TSUKI」も私の出身地である長野県・更級の「棚田に映る月」の情景を香りのストーリーとして掲げています。


画像提供元:信州千曲観光局


棚田やそこに映る月は幼いころから当たり前のように見ていた景色でしたが、上京して忙しない日々の中でとても恋しく感じた瞬間があり、帰省のタイミングで棚田へ訪ねたときがあったと振り返ります。そのときに見た美しい景色が強く心に残っており、今回香水の企画を任されたときは、すぐに棚田で見た月の景色を香りへ反映させようと考えました。

初めて香水の企画を任されて

「TSUKI」の企画を任されたきっかけは、ブランド創設者の渡邊から次に発売する香水の香りは何がいいかと相談されたことです。ちょうどその頃は新型コロナによる行動規制が緩和され始め、都内で買い物をする外国人観光客が見られるようになりました。香りを毎日身に着ける習慣のある外国人に香水は人気アイテム。実際にYUBUNE新宿店へ来店された外国人のお客様からも一番反応が良いアイテムがYUBUNE PARFUMだったこともあり、新作の香水開発に着手し始めた時期でした。YUBUNE PARFUMは一つ一つの香りに日本のストーリーがあることから、ふと地元の景色が脳裏に浮かび、渡邊へ提案したところから私が主体となり「TSUKI」の香水企画を進めていきました。

情景の記憶を香りに結びつける

長野県・更級の地域では、5月下旬ごろに棚田へ水が引かれ、幾重にも連なる水田に月影が移る幻想的な様子から古くより観月の名所として知られています。その情景を記憶から思い起こして自分の中で香りへ転換し、調香師へ伝え香りを擦り合わせていくプロセスが商品化までの過程で特に追求した部分でありました。棚田の月景色だけではなく、水田に生える苔や草、更級の里を囲む四方の森林や木々の葉を揺らす生暖かい風など、そこで暮らしてたからこそ記憶する空気を抽出し香りへ吹き込もうと目指しましたが、やはり目に見えない香りイメージを共有することは困難な作業でした。しかし、調香師へ言葉だけでなく写真などでイメージを伝え、幾度と細かな調整を重ねて香りから情景が結びつく「TSUKI」へ仕上げていただきました。

長野県・更級の幻想的な情景をより広く知っていただきたい

最終的に、夜風を想起させるベルガモットとユーカリの清涼なトップノートから、月光の温もりをゼラニウム、ラベンダー、カモミールのアロマティックノートで表現し、次第にオークモス、サンダルウッド、パチョリが畦道の湿った土や苔、草木を想わせるしっとりとしたグリーンアロマティックに調和してゆく香りとして「TSUKI」が完成しました。


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「TSUKI」の香りに触れて、長野県・更級の美しく、幻想的な情景をより多くの方に知っていただけると嬉しいなという思いを込めています。是非興味のある方は店頭で香りを試していただけると幸いです。





■ブランド概要

新宿店:東京都新宿区新宿 5-10-1 2SKY.BLDG.1 F

YUBUNE公式HP:https://yubune.tokyo/ec/

YUBUNE公式Instagram:https://www.instagram.com/yubune_tokyo/






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