• トップ
  • リリース
  • ニャンともかわいい!ユニーク!!だけじゃない「猫部」が「AIM医学研究支援基金」設立で目指す、高め続ける『猫と人とが「ともにしあわせになるしあわせ」』とは

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

株式会社フェリシモ

ニャンともかわいい!ユニーク!!だけじゃない「猫部」が「AIM医学研究支援基金」設立で目指す、高め続ける『猫と人とが「ともにしあわせになるしあわせ」』とは

(PR TIMES STORY) 2022年09月26日(月)09時51分配信 PR TIMES

株式会社フェリシモは、部活動を推進する社内制度「フェリシモ部活」を推進しています。社員が担当業務以外に、自分の「好き」を起点に同じ好きを持つ人と共感を広げ、好きをテーマに人と社会のしあわせを作り出そうという取り組みです。企業内の福利厚生に類する活動ではなく、好きなテーマでつながる生活者と一緒に、「ともにしあわせになるしあわせ」の達成にむけて事業化も目指す活動です。フェリシモ「猫部」のほかに「フェリシモ部活」には、「おてらぶ」「ミュージアム部」「魔法部」などがあります。

フェリシモ部活

溢れる猫愛が止まらない! 猫好きの、みにゃさまへ向けた猫のためのグッズや、動物保護の支援活動を展開する「猫部

―はじめに

「猫部」は、2010年9月から社内の猫好きが集まり、「猫と人とがともにしあわせに暮らせる社会」を目指して活動している部活動です。猫好きの心を刺してやまないオリジナル猫グッズの企画開発・販売をしており、販売価格の一部は犬猫を救う基金として活用されています。また、保護猫の譲渡会や、毎日変わるウェブサイトの「今日のにゃんこ」、「猫ブログ」の連載、猫写真専門のSNS「猫部トーク」、基金の活用情報などを共有したり、猫好きのコミュニティを作ったり、社会貢献活動を積極的におこなったりしています。また、猫と人とがしあわせに暮らせる社会への新しい活動として、AIM医学研究の支援にも新たに取り組みはじめています。「猫部」部長の小木のり子に、猫部が目指す未来についてインタビューしました。

「猫部」ウェブサイト


グッズと自身の企画したグッズを手にする「猫部」の部長 小木のり子

「猫のさつ処分ゼロを実現」を目指して

―「猫部」の部活動(お仕事)内容について教えてください。

小木のり子 (以下小木):「猫部」はフェリシモで推進されている部活動制度を利用して、猫好き6人が集まって、2010年9月より発足し活動を開始しました。たくさんある部活の中でも、いちはやく事業部化を達成した部活動でもあります。発足当時は、野良猫の問題やさつ処分の問題がクローズアップされている時期だったこともあり、「猫を救う」、「猫と人とがともにしあわせに暮らせる社会」を目指して、そのような社会問題に企業としてアプローチできないか!? という目標がありました。


フェリシモはオリジナル雑貨の企画力が持ち前でもあるので、「猫部」が考えたオリジナルグッズに基金を付けて、楽しく買い物をするだけで猫助けができるようなグッズの販売や、犬猫の保護と里親探し活動、猫の過剰繁殖防止活動を支援する基金などを展開しています。発足時は私の入社1年前だったのですが、入社後上司に誘われて、それから猫漬けです。

―猫は飼っていますか?

小木:今の自宅は賃貸で飼えなくて、実家に保護猫が2匹います。帰省するときは、グッズのモニターなどよく協力してもらっています(笑)。 社内の「猫部」の部員も、今は猫と一緒に暮らせていない人も多いです。その中で猫への愛や、それぞれ好きな猫の切り口は違うので、楽しくワイワイやっています。

実家の保護猫、左:あんこ(サビ猫)右:しずく(三毛トラ)

―猫好きならではのユニークな企画もたくさんありますが、代表的な商品を教えてください。

小木: 猫と暮らしたことがない方には知られていない猫あるあるって、結構多くて。例えば、「にゃんそうこう」という商品があるのですが、こちらは、漫画家の山野りんりんさんから、Twitterで「こんな商品あったらいいな」と、リプライをいただいたことから始まった商品です。猫を飼っていると、ひっかき傷ができたりするのですが、事情を知らない方から傷だらけでびっくりされたりするんですよね。「にゃんそうこう」はSNSでバズって話題になったり、TV等にも取り上げられて、猫部を広くたくさんの方に知っていただいたターニングポイントになりました。

猫のイラストに「私がやりました。」と描いてあり、ひと目で猫にやられた傷だとわかる


社内外問わず、「猫部」に賛同してくれるみなさまは全員猫部部員だと思っています。ほかにも、「肉球の香りのするハンドクリーム」など、「肉球のプニプニっていいよね。」「それならニオイまでお揃いになったら面白いかも。」と、もとは猫部の活動中の雑談で盛り上がったことから始まり、SNSでも猫好きのみなさまの肉球に対する意見をお聞きしてから、商品化するなど「猫部」の活動に賛同してくださるみんなで商品を作っています。

ただ猫の柄を載せただけではないグッズや、猫好きだからこそのニーズを拾い上げている


小木: ときには猫好きの、猫に対するフェティッシュなところや、ニッチなあるあるを突き詰めすぎて、SNSでは盛り上がっても売り上げは伸びず、ひと笑いと話題は提供できたかな?? という結果になった商品もあります。「こんな商品あるんだ!面白い」と、フェリシモに興味を持ってもらう入口としても、部活動の役割があると考えています。猫好きな方を盛り上げて、楽しんでいただきたいという視点でも商品企画に取り組んでいます。

―新たに「猫部」が支援をはじめた、AIM医学研究との活動について教えてください。

小木:AIM医学研究は、宮崎徹先生が取り組んでいる、もともとは人間の不治の病を治すための研究なのですが、ほとんどの猫が発症してしまうと言っても過言ではない腎臓病にも効果的な治療が生まれるかもしれないと、一躍猫好きの中でも話題となりました。また、猫での治験の成功例をきっかけに、ほかの動物や、ゆくゆくは人間の医学の進歩にもつながっていくことが期待されています。

「AIM医学研究」支援チャリティー企画特設サイト

―AIM医学研究支援を決めたきっかけは?

小木:猫部の活動の中で、グッズを買うだけではなくお客さまが毎日「猫部」のウェブサイトを訪れると、いろいろな猫の情報を手に入れられる猫コミュニティを目指して、エッセイストさんなどに連載をしていただいています。そこでのアニマルコミュニケーターのエッセイストさんと宮崎先生との対談がきっかけとなり、AIM医学研究支援を「猫部」でできないかと。猫への治験が成功したことが研究のターニングポイントになっていることに運命的なものを感じました。この研究は、ゆくゆくは人間の健康長寿にもつながっていくこともあり、“猫と人とがともにしあわせになる社会”を叶える活動になると思い、応援をすることになりました。

―今までの猫部の取り組みの中で、医学支援の関わり方は新しい試みでもあるんですね。

小木:はい。新たな取り組みでもあるので、まだお客さまの反応がわからないところもあります。支援開始にともない、スローガンの募集を行いました。その際、創作要素があったこともあり難しいかな?と懸念していたのですが、応募者の方のご自身の経験や思いなどがたくさん詰まった熱意が伝わってくる作品が集まり、猫好きの人たちの研究に対する熱い思いもたくさん届きました。

猫ブログ:「AIM医学研究」支援基金設立ならびに支援スローガン募集のお知らせ

―AIM医学研究の支援方法とチャリティーグッズでの展開について教えてください。

小木:既に行っている、基金活動と基金付き商品企画でみなさまからお預かりした「フェリシモ わんにゃん基金」では、2021年度は65の動物保護団体を支援しており、拠出総額は累計で5億円を超えました。AIM医学研究支援チャリティーでも、お金だけの支援を超えて、支援者の一員となれるような、自分事としてとらえてくださるような活動になればと思い、持ち歩いたり、プレゼントをしたりしてコミュニケーションが生まれるチャリティーグッズを企画開発しました。

猫部のチャリティーグッズをきっかけに会話をしたり、グッズを買ったお客さまがご自身が広告塔として研究のことをお友だちに話したりと、支援の輪が広がっていくといいなと思います。

無理のない範囲からの支援を念頭においているので、グッズの価格帯もそれぞれ準備しています。医学研究支援についても「猫部」の枠を超えていい意味で独り歩きするのが理想です。

AIM医学研究支援チャリティーグッズとリーフレット

―猫に関連する支援などにも積極的な姿勢がありますが、改めて猫部の活動について教えてください。

小木:グッズには全て基金付きで集まった基金は動物保護団体に拠出されることはもちろん、最近では、猫部が築き上げてきたお客さまコミュニティや、猫好きだからこその切り口で企画検討できるということで、ほかの企業さまの案件にアドバイザー的に入らせていただくということも増えています。神戸の不動産会社「和田興産」さまとは、猫と暮らす特化型賃貸という企画をする機会をいただきました。

不動産会社「和田興産」との企画“猫と暮らす”特化型賃貸住宅のパンフレット


小木:土地がまっさらな状態から「猫部」が入らせていただいて、玄関周りの脱走防止対策や、壁に設置している猫用ステップの距離や高さや導線などを設計図の段階からアドバイスをしたり、猫のトイレと人間のトイレを同じ場所にしたり、猫との暮らしに特化した設計になるようプロデュースさせていただきました。リリースした時に全国から、「うちの地域にもつくってほしい!」といったいろいろなお声が届きました。


小木:猫部は「ブームで終わらせない猫支援」をモットーに活動していますが、世の中的には猫と暮らすブームは定期的にあって、コロナ禍になってペットを飼う方も増えています。和田興産さまとの共同企画は、そうした中でひとり暮らしだけど賃貸で猫が飼えないというニーズをとらえた企画だったこともあり、話題になりました。ほか企業さまが猫を切り口に実現したいことについて、猫部がお手伝いをさせていただけることが増えてきて、すごくありがたいです。


そのほか、発足初期から続けている休日のオフィスを利用した譲渡会も「休日のオフィスが空いているのがもったいないし、大きな会場を必要をしているNPOさんに貸し出そう」とはじめました。これまでに600匹近い猫と飼い主さんの出会いに携わっています。猫部がやっていることを独占したい、という思いもないので、ぜひほかの企業さまにも、どんどんこういう活動が広がっていけばいいと思っています。

―フェリシモが目指す、事業性×独創性×社会性をふまえた活動にむけて、「猫部」として目指していることや、活動の目標を教えてください。

小木:猫は人間と一緒に暮らすことが前提の愛玩動物なので、「猫と人が気持ちよく暮らせる」というのがおたがいにとってベストなことなんだろうなと思っています。これまで続けてきたわんにゃん支援の基金は続けつつ、AIM医学研究支援のように、「猫部」が応援できそうなことや、猫と人がしあわしあわせになることに関係がありそうなところは、異業種であってもどんどん果敢にチャレンジしていきたいなと考えています。


オリジナルの猫グッズを作っていくだけだったころとは、今のフェーズは違います。猫部も、時代に合わせたあり方を模索して、同じことをやり続けて形骸化しないように、時には立ちどまって今やっていることを見つめなおしながら、変わっていくことがいいのかなと思います。

―小木さんにとって「猫部」とはどんな存在ですか?

小木:「猫部」は人生をかえてくれた存在だと思います。もともと柴犬を飼っていたので犬派だったのですが、弟が猫を拾ってきたり、大学に住み着いていた猫を可愛がっていたら入社後の上司が偶然猫部部員で、「猫部」に誘われて。普通の雑貨の企画だけでは関われないようなお仕事などもたくさん経験させていただきました。身近に猫がいたからこそ、自分が企画者としても成長できたので、人生に彩りをもたらしてくれた存在です。


―最後に猫部が目指す、未来について教えてください。

小木:「猫部」はコツコツが大事だと思っていて、活動については「猫部」をやめないことが目標ですね。企業としての活動でもあるので、売り上げなどの課題もあるんですけど、「猫部」を存続し続けて、活動を持続的に行うっていうのが大事なことだと捉えています。大きなことから小さなことまで含めて、コツコツと続けることで、いつか猫のさつ処分がなくなって、猫と人がしあわせに暮らせる社会になればと願っています。



「猫部」AIM医学研究支援のプレスリリース

猫の腎臓病薬開発につながる「AIM医学研究」を支援する 基金付きのオリジナルチャリティーグッズが、フェリシモ「猫部」から発売。



〈インタビュアー:フェリシモ 広報部 中島健太郎〉


このページの先頭へ戻る