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インベスコ・アセット・マネジメント株式会社

日本でのインベスコ・コンサルティング設立と「正解のない問い」への私の挑戦

(PR TIMES STORY) 2023年10月31日(火)10時13分配信 PR TIMES

インベスコは、「素晴らしい投資体験を通じて、人々の人生をより豊かなものにする」ことを会社の存在意義(=パーパス)としている独立系資産運用会社で、2023年には日本拠点開設40周年を迎えることができました。


金融業界は、皆様の大切な資産をお預かりするという特性上、どうしても守りになりがちな業界です。インベスコはそのような業界の中でも、より素晴らしい投資体験を皆様にしていただくために、新たな挑戦を続けています。


今回のストーリーでは、世界の資産運用会社でも類を見ない金融業界のアドバイザー向けトレーニングや企業毎の課題に焦点をあてたプログラムを提供するコンサルティング組織「インベスコ・コンサルティング」を世界で3例目となる日本での立ち上げを主導し、アジア地域での同サービスのロールモデルを作り上げた立役者である長谷川愛のキャリアを通して、インベスコ・コンサルティングをどのように始動させたのか、その創設の舞台裏やビジネスに対する想いについてお伝えします。

■インベスコ・コンサルティングとは

1998年にアメリカのシカゴで設立された「コミュニケーション」に特化した研修サービスを提供するプロフェッショナル集団です。提供するプログラムは、証券会社や銀行など金融機関のアドバイザー向けの内容で、最終顧客となる個人投資家への理解を深め、より顧客に寄り添った提案を実現するための実践的な内容が特長です。


日本での活動は、2015年に証券会社や銀行の若手・中堅営業担当者から部下を育成する管理職向けまで幅広い階層に提供を開始し、2023年には約900回 、累計参加者も延べ35,000人を超えるまでに活動が拡大しました。

世界のインベスコ・コンサルティングメンバー

■「日本のことは任せるよ!」の一言が大きな決め手に

私は、インベスコに8年前に入社しました。

元々は、外資系自動車メーカーでの経営企画やマーケティング業務、また自身で起業をしたりと、ゼロからビジネスを創り出す経験を重ねてきました。

様々な新たなチャレンジを形にし、軌道に乗せた後は後継者に引継ぐというサイクルを繰り返す中で、次の新たなチャレンジとして、未経験の業界に転職し、これまでに見たこと・経験をしたことのない世界に触れてみたいと考えました。

数社選考が進む中の一社にインベスコがありましたが、当時の私は「絶対に金融業界で働きたい!」というよりは、職務内容と裁量権を重視して活動していました。

インベスコは、当初は既存の部署に所属してインベスコ・コンサルティングというビジネスを立ち上げるという求人でしたが、選考が進むうちにこのビジネスのために一部署を立ち上げることが決まり、新組織の立ち上げ担当としてオファーしてくれました。

また、時に外資系企業では現地法人に決裁権があまりないこともありますが、インベスコでは、米国のシカゴで行われた最終面接において、インベスコ・コンサルティングのヘッドから「日本の事は日本にいるあなたが一番分かっているはずだ。日本での組織の立ち上げは、Eileen(長谷川のニックネーム)に任せる!」と言われたことが決め手となり、インベスコへの入社を決めました。


今も感じますが、インベスコは外資系でありながらも「各国の現地法人の意見を尊重し支える」という文化が強く、海外拠点のメンバーとも連携しやすく仕事をしやすい環境だと思います。

マーケティング本部長/インベスコ・コンサルティング部長 長谷川 愛

■わずか2か月で研修プログラムの提供を実現!

新組織の立ち上げ責任者として、入社時に与えられたミッションが、世界の運用会社でも類をみないインベスコ・コンサルティングの日本での組織設立でした。


外資系自動車メーカーでの業務経験や自身で事業を営んでいたこともあり、ゼロから組織やサービスを創ることに知見や経験はありましたが、インベスコ・コンサルティングの日本組織設立作業は思った以上に大変でした。


まずは日本の金融機関の課題の理解。そして、その課題に応えるプログラムの決定。

アメリカには、すでに研修プログラム自体は多く存在していたものの、その殆どはそのままでは日本での利用が出来ないものでした。

それはプログラムが日本語に翻訳されていないことはもちろん、内容を確認すると日本の金融業界の状況には当てはまらない内容など、まずは何が提供できるのか、どのプログラムを導入すればクライアントやその先にいる個人投資家のお客様に価値を提供できるのか、手探りの中で準備に着手しました。


その際もアメリカのインベスコ・コンサルティングのメンバーは、とても協力的で「こんなプログラムがあるけど、日本で使えそう?」など、献身的に協力をしてもらったことが強く印象に残っています。

当初、組織立ち上げのプロジェクトは、本社の協力や信頼して任せる社風と強力な社内の協力体制により、実際にわずか2か月で日本でのプログラム提供を開始することができました。


私にとってとてもチャレンジングで、大変でしたが業界の理解がより深まっただけでなく、米国のインベスコ・コンサルティングのメンバーとの絆と、インベスコへの愛着がとても深まりました。

コロナ前には年に1回開催されていたグローバルのメンバーが集うオフサイト・ミーティング(ミシガン州・グランドヘブン)

■講師・受講生形式では勿体ない。今までに無いプログラムを創りたい!

プログラムをつくる当初から「やるからには、他にはない新しい価値を提供できるものをつくりたい」と考えており、今までの研修スタイルとは一線を画した新しい要素を多分に盛り込みました。


その一つが、教育にエンターテインメント要素を加えたエデュテイメントの採用です。

エデュテイメントは「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(娯楽)」を組み合わせた造語で、学びにエンターテインメント性を取り入れることで、学ぶこと自体を楽しみ、自発的に興味を持って学び続けることをねらいとしています。


動画コンテンツなども活用しながら、実際に体験し、自分で何かを感じたり、考えていただくなど五感をフルに活用することで、より高い学習効果とプログラム内容の定着を実現するような仕掛けにしました。

また従来の講師(話す人)と受講生(聞く人)のような一方通行の研修にならないように、参加者同士のグループワークやディスカッション要素を増やすことで、他者からの気づきを得たり、答えのない課題に挑戦する仕組みを、参加者同士で考え抜くプログラムになるように配慮しました。


仕事だけではありませんが、今はVUCA時代といわれ社会全体として「絶対の正解」がない時代になりました。これはもちろん金融業界にも当てはまることで、各銀行や証券会社の担当者が、お客様にご提案する場合でも、それぞれのお客様が持つご要望や課題は千差万別で「これを提案すれば間違いない」というものがありません。


だからこそ、インベスコ・コンサルティングのプログラムでは、「正解はない」という前提に立って、どうすればよりお客様目線に立つことができるかについて考え、お互いに対話することで、自ら考える“エデュテイメント×探求学習”の要素を取り入れました。


お陰で各クライアント様には、「即時実践で活用できそう」「今まで考えていなかった視点に気づけた」といったお声を多くいただいています。

お客さまのライフプランを可視化するためのツール

■慣習にとらわれない創造力で、メンバーとさらにいろいろな挑戦をしたい!

それぞれの国や個人の特性を生かし、業界慣習にとらわれない挑戦を続けるインベスコ


当初1つのプログラムから始まったインベスコ・コンサルティングの活動も、たくさんのお客様にご活用いただけることで、今では日本においても10の研修プログラムまで拡大しました。

さらにインベスコ・コンサルティングの展開は、オーストラリア、インド、香港などアジアの各国・地域においても日本をロールモデル として導入が決定されました。また、私自身の活動領域もマーケティング部門にまで拡大しました。


プログラム創りと同じように自身のキャリア、さらには事業や組織の成長にも「正解はない」と思っています。

キャリアには、自動車で例えるとドライブの時期とドリフトの時期があるといわれています。ドライブの時期は自ら目指すべき目的に向かって自発的に積極的に舵を取り、ドリフトの時期は詳細に道筋を決めるというよりは、起こる環境変化の流れに身を任せながら柔軟に対応していくという考え方です。今後も、ドライブとドリフトを使いわけながら、自分にしか歩めない道を進んでいきたいと考えています。


インベスコには先進性と柔軟性、そして新たな挑戦を推奨するカルチャーがあります。

そのため「絶対にこうでなくてはならない」という業界慣習にとらわれず、これからインベスコを創るメンバーの感性・視点など、それぞれの個性を最大限発揮してもらい、自社の目指す「素晴らしい投資体験を通じて、人々の人生をより豊かなものにする」という目的実現のために新たなチャレンジを一緒になってし続けたいと思っています。

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