• トップ
  • リリース
  • 金融のフィールドから、日本と世界をつなぐ懸け橋に。日本での長期投資をもっと身近に、当たり前に。人々のより豊かな人生のために、金融業界で続ける私の「恩送り」

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

インベスコ・アセット・マネジメント株式会社

金融のフィールドから、日本と世界をつなぐ懸け橋に。日本での長期投資をもっと身近に、当たり前に。人々のより豊かな人生のために、金融業界で続ける私の「恩送り」

(PR TIMES STORY) 2023年09月01日(金)14時59分配信 PR TIMES

インベスコは、「素晴らしい投資体験を通じて、人々の人生をより豊かなものにする」ことを会社の存在意義(=パーパス)としている独立系資産運用会社です。


そして、ややもすると保守的になりがちな金融業界において、私たちは率先して手触り感のある金融の世界を紹介する「書籍の出版」や「ゆるキャラの活用」のほか、日本法人代表自ら着ぐるみに入るパフォーマンスなど、投資を少しでも多くの方に身近なものとして、そして楽しいものとして感じてもらえるための取り組みを続けています。


今回のストーリーでは個人という立場だけにとどまらず、自身の行動を通して会社のパーパスを体現するインベスコ・アセット・マネジメント代表取締役社長兼CEOの佐藤による「金融の世界を身近に、そして日本と世界をつなぐ架け橋」への想いをお伝えします。


■「ジャパン アズ ナンバーワン」の時代とこれからの日本


日本は1955年〜1970年代前半に、年平均経済成長率が実質10%前後を記録し、世界中から高度経済成長の要因分析がされ、日本的経営を高く評価する「ジャパン・アズ・ナンバーワン」といわれる時代がありました。


しかしその後、1990年代以降バブル崩壊「失われた30年」といわれる、金融機関が不良債権を抱え、企業も低成長で苦しむ時代になり、長い間デフレで苦しみ、今やっと抜け出せるかどうかという局面に入ってきたところです。


それ以前は、経済成長の波に乗ることで、個人で投資をせずとも老後の年金不安もなく、比較的豊かな老後を過ごすことができました。しかし残念ながら今の時代、銀行にお金を預けてもほとんど金利がつかず、貯蓄だけでは将来の資産は増えなくなり、年金の支給年齢も徐々に切り上げられるなど、先の見えない時代になりました。


一方、そうした中にあってもNISAや2024年から開始される新NISAなど、人生を自身の力で豊かにしていける環境とチャンスが整いつつある時代にもなってきたと感じてもいます。


■日本と世界の懸け橋への想い


そんな個人が自分で考え、長期の視点に立って資産を増やせる時代、私たち金融業界は日本人がそのチャンスを活かせるための情報提供を含めて、まだまだお手伝いが足りていないのではないかと考えています。


世界にはもっと収益性に優れた投資機会があり、その機会を活かしてもらうことでより豊かになってもらうことこそ、私の金融業界での恩送りだと感じています。


私は大学時代にすでに「日本と世界の懸け橋になりたい」という強い想いをもっていました。

社会は1993年という就職氷河期といわれる時代です。

当時の日本は、バブルの崩壊による本当に厳しい時代で人も、社会も元気がなく、ジャパン・アズ・ナンバーワンの頃のチャレンジ精神の面影は感じられない閉塞感に溢れていました。


そのような中、「自分にできる事は何だろう」と考え、製造業・NPO・政府職員など、いろいろな選択肢がある中で私が最終的に選んだのが商社でした。


商社は日本が暗く沈んでいる中にあっても、日本と世界の懸け橋として開かれており、自分の想いを体現できると考えたためです。


商社に入ってからはコモディティ取引業務に勤しみ、その後、外資系企業のトレーダーとしても活躍しました。しかし業務の中で、日々悩みも大きくなっていったことを今でも覚えています。それというのも大概において、トレーディング取引は金利差や価格差に注目して、割安な投資対象を買い、割高な投資対象を売るような短期的な利潤の追求に明け暮れる日々で、自分が目指していた「お互いがWIN-WINの関係となり、皆で成長していける世界」とは、大きくかけ離れたものだからでした。


その時期は本当にたくさんの本を読み、将来についてとても悩み、考え抜きました。

資産運用会社と出会ったのは、そんな時です。


金融商品への投資は、投資対象への細かい調査や将来へのリターンの予想と実行、そして検証と改善が必要なとても緻密で労力のかかる業務のため、そこで登場するのが資産運用会社です。


簡単なイメージとして伝えると資産運用会社はお金をお預かりして、お客様の資産を増やす。そしてその運用の対価として自分たちも利益を得るというビジネスモデルになっています。

この流れは私がずっと考えていた「日本と世界をつなぐという想いと、お客様と自分たちもつながり、皆で成長していく」ということが実現できる仕事だと考え、大変重要な意義のあることだと感じました。


今振り返ると様々な規制撤廃、金融ビックバンのタイミングと重なり、業界が大きく花開いていく時期に資産運用業界に足を踏み入れたことは、自分にとって運命だったのかもしれません。


約30年にわたり金融業界に携わる中で「分かりづらいと思われている投資信託や資産運用の仕組みについて、一般の方にもっと身近に感じていただけるきっかけをつくり、誰でも自分自身で資産形成に取り組める環境をつくりたい」と感じ続けた想いへの解が開かれた瞬間でした。


■私の「恩送り」の想いと源泉


「日本と世界を結び付けたい」、そして恩をバトンのようにつないでいく「恩送り」への想いに大きな影響を与えたのが祖父です。


1800年代から第二次世界大戦の間、日本人は新たな世界と可能性のためにアメリカやその他の海外の国々に渡りました。祖父もそのひとりで、1933年に日本人移住メンバーとしてアメリカに渡りました。


当時は今とは全く異なり、海外に行くことがとても大変な時代だったと聞いています。労働条件が過酷だっただけでなく、第二次世界戦争の勃発とそれによる差別など、移民の歴史は決して平坦なものではなかったようです。


祖父は1961年まで生き、その墓地はロサンゼルスにありました。


幼少のころ、父の転勤のためロサンゼルスで過ごすことがありましたが、その時に初めて祖父の墓参りに行くことができ、とても感動しました。

その時、今とは全く異なる厳しい時代にあっても世界に飛びだし挑戦し続けた祖父の情熱、そして挑戦することの大切さを自身につないでくれたことへの感謝を強く感じました。


私の家族が海外で長期過ごしたのは、後にも先にもこのロサンゼルスの地であり、祖父に呼んでもらったのかなという気がしており、想いの実現に向けて挑戦しつづける原動力になっています。


■日本人の金融リテラシーと懸け橋としての役割


私が金融業界に携わるようになり、感じたことは「日本人の真面目さ」です。

よくいわれているように日本人は、コツコツと物事を一つ一つ組み立てていくことが得意で、それは資産運用の面にもよく現れていると思います。


執筆した書籍『世界屈指の資産運用会社インベスコが明かす世界株式「王道」投資術』」にも記載していますが、2022年末時点でも日本の家計金融資産の50%以上は預貯金です。

それは、もともと日本人に個人で資産を運用するという習慣が根付いていないだけでなく、資産運用が何となく「後ろめたい」と思われる方が多くいることも関係しているのではないでしょうか。


事実、私たちが2016年におこなった一般の方へのグループインタビューでも「お金を増やしたいなら頑張って働けばいい。投資なんて楽をするのはおかしいのでは?」というお声もいただいたことがあります。



お客様からご意見をいただいた際に気づいたことは、まずは「自分たちを知っていただかないといけないのではないか」、そのためには「自分たちがお客様に寄り添うことこそ大切なのではないか」、そしてそうした取り組みによってこそ「お客様との関係性が生まれ、何を望んでいるのかについて理解でき、本当の橋渡しになれる」ということです。


そのための仕掛けづくりが、ゆるキャラや書籍の出版であり、着ぐるみを使ったプロモーション活動もその一つです。


例えば、オリジナル・キャラクターとして「オース」と「ラリア」を誕生させ、2013年にはゆるキャラグランプリにも参加しました。




また先般出版した書籍も「堅いものではなく、気軽に読める読み物として金融業界や長期投資を知っていただきたい」と思い、企画しました。


さらにはイベントやセミナーがある際にも、実は私が率先していろいろなことにチャレンジしています。時には、着ぐるみにも入るようにしています。社員には「佐藤さん、それは趣味ですか?」と言われることもありますが、ちゃんと想いをもってやっています。確かに、楽しみながらしている部分もありますが、自身が楽しんで取り組まないと、お客様に楽しんでもらうことはできないからです。



これらの活動を通して、お客様との距離がぐっと近づくことに気づきました。

なかなか理解しづらい私たちの金融サービスをさまざまな方法を用いて、時には柔らかく伝えることで徐々にではありますが、今までより多くの層の方に金融や投資というものを身近に感じていただけている手ごたえがあります。


インベスコのパーパスは、ただ単純に投資機会の提供だけに留まりません。投資やその周辺の金融業界を楽しく知ってもらうことも含まれていると思っています。



■恩送りの精神で、若い世代へも挑戦することの大切さをつないでいきたい


また、私が長年続けているライフワークの1つが、次世代の育成支援です。


37年にわたる公益財団法人YFU日本国際交流財団での育成支援のほか、愛宕ロータリ―の会員として、またロータリー2750地区の財団奨学委員としてボランティア活動を行っています。

コロナ前は仲間とともに東北地区の盲学校の生徒、先生を1週間ハワイにホームステイしてもらい日本と世界をつなぎ、体験してもらうプロジェクトにも取り組んでおりました。


次世代の育成にかかわるようになったきっかけは、高校時代に奨学金をいただいていたことや大学時代にロータリー財団の奨学金でイギリスに留学させてもらった経験と感謝を若い世代にも広げたいと思ったためです。


金融業界の経験を活かして日本と世界をつなぐ取り組みも、次世代の育成支援も、根底には感謝とそれを広げていきたい「恩送り」という想いがあります。


そして、「恩送り」は私自身の使命であるとともに、インベスコのパーパスにもつながっています。


■日本人は世界を知ることで強くなる

日本が高度経済成長を遂げたのは、日本人の学習意欲の高さにあると社会学者で、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』のエズラ・ヴォーゲルも分析しています。


日本と世界を結び付ける活動を通して、世界との距離が縮まり、身近なものとわかれば、日本人は持ち前の勤勉な国民性も相まって、よりハングリーに世界と戦えるようになると思っています。

そのためにも、金融という自身のいる立ち位置でも自身にできることを率先して続けて恩送りをしていきたいと思います。


そしてそれらの挑戦が日本と世界の橋渡しになり、さらには金融業界や投資をより親しみのあるものとして、そして人々の人生をより豊かなものにするツールとして活用されることにつながっていくと確信しています。


このページの先頭へ戻る