プレスリリース
医療・介護業界の“働きがい”を向上し、人材不足を解決したい!職場口コミ・求人サイト「メディコ」リリースまでの1年半の道のり
「すべての“働く”を幸せに」というビジョンを掲げ、医療業界で人材サービスを提供する株式会社WILLCOは、医療介護の職場口コミ・求人サイト「メディコ」を2023年1月30日(月)にリリースしました。
医療・介護業界の職場口コミと求人サイトを融合した「メディコ」では、職場口コミをもとに求人を探すことができます。
▼医療介護の職場口コミ・求人サイト「メディコ」
さて、「メディコ」がリリースされるまで、約1年半にわたってプロジェクトを率いてきたのが、マーケティング事業部の水澤さんです。
同じくマーケティング事業部に所属し、広報を担当している私(岸田)が、開発秘話やプロダクトに込めた想いを聞いてみました。
ー そもそも、水澤さんが「メディコ」に関わり始めたきっかけは?
土屋さん(代表)から、「ディレクションの仕事をやってみない?」という趣旨のご提案をいただいたのがきっかけです。
それまで、Legal HR事業部で営業の仕事をしながら、マーケティング業務も掛け持ちしていたのですが…
正直、マーケティング業務のなかで、自分に向いている分野や業務が分からなくて悩んでいました。
そんな時に、土屋さんからご提案をいただいて、「メディコ」の登録画面を作ったのが初めてのディレクション業務であり、「メディコ」プロジェクトに関わるようになったきっかけです。それが入社して1年半ほど経った頃ですね。
ー そこからマーケティング専業になって、「メディコ」にかける時間が増えていった?
そうですね、マーケティング事業部に完全に異動して、画面の設計を中心に「メディコ」のディレクション業務を広く行うようになっていきました。
ただ、当時はまだ「メディコ」の構想段階という感じで、サービスや機能のざっくりとした概要しか定まっていませんでした。
なので、概要や機能も自分で企画して、画面に起こしてデザインして実装を進めるっていう、一通りのディレクション業務を行うようになったんです。
ー かなりの大仕事ですね!それをできてしまう水澤さん、本当にカッコいいです。
いや、そんなことないんです(笑)
ディレクション業務の経験もなければ、開発チームの皆さんのような仕事ができるわけでもないので、本当に「メディコ」に携わっていいのか、自分が携わらない方がスムーズに進むのではないかと、初めの頃は悩んでいました。
本格的に「メディコ」のプロジェクトマネージャーの仕事をするようになってからも、悩みは尽きなくて。
開発メンバーと協力しながら、目標のリリース日に間に合うよう、懸命に作業を進めていくのですが…
ー それでも、目標のリリース日に間に合わなかった…?
そうなんです。実は「メディコ」はリリースの延期を重ねてきました。
私がプロジェクトに関わるようになってから1年半ほど、プロダクトを世に出せていない状況で、焦燥感や悔しさ、もどかしさなど、色んな感情がありました…
ユーザーの方はもちろん、社内の「メディコエージェント」チームに対しても、新しいサービスや機能を提供できないまま、時間だけが過ぎていくのが本当にしんどかったです。
プロジェクトが長期化してしまった原因は、プロダクトの完成までに必要な開発タスクを把握しきれておらず、進捗が見えないことでした。まさに“終わりが見えない”という感じでしたね。
今だから言えますが、「メディコ」プロジェクトってなんでやっているんだっけ?ワイヤーを作ってデザインして開発チームに依頼して実装してもらって、画面を作ったらそれで終わりなんだっけ?と自問自答を繰り返していました。
ー では、そこからどのように「メディコ」プロジェクトを立て直していったのですか?
まず、私の中では「メディコ」をリリースする意味や目的を、改めて考えてみました。
「メディコ」のリリースの背景には、“2025年問題(※1)”に関連した医療・介護業界の人材不足という社会課題があります。
コロナ禍でも再認識しましたが、医療や介護のお仕事は、人が生きていくために無くてはならないですよね。
にもかかわらず、2025年頃には今よりも人材不足が進んで、同時に高齢化も進むことで、医療・介護業界が崩壊してしまうと言われているんです。
※1:団塊世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)となることで、介護・医療費などの社会保障費の急増や人材不足を引き起こし、医療・介護・社会保障制度の崩壊が懸念されている問題。
医療・介護業界の人材不足には、クローズドな業界であるために、労働条件や職場の雰囲気などの職場選びに必要な情報が不足していること、業界特有の働き方や考え方が根付いていることなどが関係していて…
それが原因で、ミスマッチが生じやすく、短期離職となってしまう方が多いのが現状です。
そんな課題を解決すべく、「メディコ」では職場口コミと求人サイトが融合したサービスを提供しようとしています。
医療・介護従事者の方が、職場選びの時に口コミを参考にしたり、口コミから求人を探したりできれば、ミスマッチを減らせて“働きがい”も追求できるはずだと考えています。
社会課題の解決の一助となるような、医療・介護従事者の方が“働きがい”を追求できる社会を実現できるような、そんなプロダクトを作りたくて、「メディコ」プロジェクトを進めていたと再認識したんです。
ー なるほど、素晴らしいです。ちなみに、開発のタスク管理の問題はどのように解決されたのでしょうか?
プロジェクトの長期化を食い止めるために、プロダクトの進捗を把握して、開発スピードをアップする必要がありました。
そこで導入したのが、“スクラム開発(※2)”という手法です。
スクラム開発を導入する前は、約1年をかけてプロダクト全体の50%くらいが完成している状態でした。
ある時、ミーティングで土屋さん(代表)から、「ベンチャー企業の開発はスピードが大切。現状、プロダクト開発のスピードが遅いのが課題だと思う。プロダクトをつくって社会に価値を提供するのが開発チームの仕事だから、そのためにチーム全員が変わっていく必要がある」といった趣旨のお話が私と開発チームの皆さんにあって…
それをきっかけに、2022年11月からスクラム開発を取り入れたところ、開発スピードが格段にアップして、約3ヶ月で「メディコ」のリリースまで辿り着けたんです。
※2:アジャイル開発のフレームワークの一種。最低限のルールセットで構成されており、自由度が高いのが特徴。チームメンバーそれぞれが異なる役割を担って開発に取り組むため、チームワークやコミュニケーションが重要になる。
ー ものすごいスピード感…!スクラム開発を導入したことで、状況が好転していったんですね。
進捗をしっかりと把握できるようになり、プロダクトの完成が見えるようになりました。
あと、スクラム開発はチームとしての強さが求められる手法なので、開発チームの皆さんとコミュニケーションを取る機会がすごく増えました。
私も開発チームの一員として、皆さんと協力して開発を進めていくようになったので、ゴールに向かって全員で一緒に走っている状態を実現できたと思います。
「メディコ」プロジェクトのチーム全体の雰囲気が良くなりましたし、なにより、プロダクトを完成させていくのが楽しくなったんです。
もちろん、リリースに至るまで大変なこともたくさんありましたが、私がブレたり諦めたりしたら、プロジェクトメンバーの皆さんも迷ってしまうじゃないですか?
それに、誰よりも「メディコ」と向き合い、悩んで、考え抜いてきた自信があったので、どんな状況でもプロダクトの完成を諦めませんでした。
「メディコ」を愛しているので、前向きな方向に気持ちや考えを転換して、リリースまで進めてこられたんだと思います。
ー 水澤さんや土屋さん(代表)、開発チームの皆さんの想いが詰まった「メディコ」がついにリリースされました。率直にいかがですか?
とても感慨深いです。リリースをお知らせするメールを作成している時にも、感動で泣きそうになりました(笑)
「メディコ」はやっとリリースされましたが、私はここからがスタートだと思っています。
今は生まれたてのヒヨコのような感じで、これから多くの医療従事者の方に出会って、愛していただいて、いろんな経験を積んで、大きく成長していかないといけません。
「メディコ」では、医療・介護従事者の方々が、“働きがい”を軸に職場を選ぶことが当たり前になるよう、ミスマッチによる短期離職を減らせるよう、職場口コミと求人サイトが融合したサービスを提供していきます。
そして、すべての医療・介護従事者の方の働く幸せを、この「メディコ」を通して実現したいと思っています。
ー ありがとうございます!私も「メディコ」の今後の成長が楽しみになってきました。
私のプロダクトマネージャーとしての仕事も、ここからがスタートです。
リリースまでやってきたのは、プロジェクトマネージャーとしての仕事だったので、今後はプロダクトマネージャーとして「メディコ」を成長させていくのが使命になります。
一人でも多くの医療・介護従事者の方に、サービスを使っていただくにはどうしたらいいか、より価値のあるプロダクトに発展させていくには何が必要なのか、私たちのサービスで解決できる業界特有の課題が他にもあるのではないか、考えることはいくらでもあって…
そういったことを考え続けながら、プロダクトを成長させていきたいです。
これからも、誰よりも「メディコ」に愛と情熱を注いで、事業の成功に挑んでいきます!
▼医療介護の職場口コミ・求人サイト「メディコ」
【株式会社WILLCO 会社概要】
「すべての“働く”を幸せに」というビジョンを掲げ、「人とテクノロジーの融合で、社会の課題を解決していく」ことをミッションとしています。
医療・法律の2つの業界で人材サービスを展開し、業界ごとの特殊な課題や個人が抱える悩み、そうした問題と日々真摯に向き合い、解決に努めています。
社名の「WILLCO(ウィルコ)」は「会社とは想いの集合体である」という言葉に由来し、様々な想いが集い・様々な課題と向き合い・自由に大胆に挑戦していく、そんな組織を目指しています。
代 表 者:代表取締役社長 土屋佳大
本社所在地:東京都港区赤坂4-2-6 住友不動産新赤坂ビル10階
設 立:2012年9月
U R L :https://willco-inc.jp/
事業内容 :
医療・介護業界の職場口コミ・求人サイト「メディコ」
士業専門の求人サイト「LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)」