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株式会社フェリシモ

メディアやSNSで話題を集めるアイテムを連発する「YOU+MORE!」ブランド創設者が語る開発の裏側と、ユニーク雑貨を通して作りたい世界

(PR TIMES STORY) 2023年08月31日(木)18時30分配信 PR TIMES

株式会社フェリシモは、思わずクスッとしてしまう、ユニークな雑貨を展開するブランド「YOU+MORE![ユーモア]」を展開しています。発表されるアイテムは、フェリシモのウェブサイトやカタログのほかメディアやSNSでも話題で、Twitterで投稿された「雨空を泳ぐ ミズクラゲの傘」のツイートは20万いいねを獲得するなど、バズを生みだしています。

YOU+MORE!ウェブサイト


ユーモアのある世界で目指す「ともにしあわせになるしあわせ」


―はじめに

2014年に発足した「YOU+MORE!」は、すっかり見慣れた日常が、もっと楽しく、もっと笑えるように、誰かと一緒にいる時間がもっとオモシロくなるユニークなアイテムを届ける、フェリシモのユーモア雑貨ブランドです。「雨空を泳ぐ ミズクラゲの傘」「のほほんアザラシアラレちゃん もっちりビッグクッション」など、ユニークな雑貨を発表し続け、フェリシモを知らない人でも、SNSや実店舗、ポップアップストアで商品を見たことがある!という人も多いのではないでしょうか。


ブランドの創設秘話やバズを連発するアイデアを生み出す秘訣、フェリシモがコアバリューとしてかかげる“事業性・社会性・独創性”の3つが交わる領域での事業活動の観点から「YOU+MORE!」が描く「ともにしあわせになるしあわせ」について、ブランドを立ち上げたマネージャー豊川紗代にインタビューしました。

ユニーク雑貨を展開するブランド「YOU+MORE!」を立ち上げた豊川紗代


―「YOU+MORE!」ブランドが生まれたきっかけを教えてください。

豊川紗代(以下豊川):経験者採用でフェリシモ入社後、生活雑貨の商品企画をしていたのですが、育児休暇から復職したときに「新しい切り口で、ユニークな商品開発をしたい」と社長へ提案したのが「YOU+MORE!」でした。当時、私の初めての育児経験の中で、困ったことや辛い気持ちの解決が難しいときに、「楽しい、おもしろい」っていう気持ちを軸にして乗り越えられることがありました。雑貨は便利さや使いやすさも大事ですが、つらいこと、大変なことを乗り越えることができる、心に寄り添える雑貨シリーズを作ってみたいと思いました。。

メディアやSNSで話題を集める「YOU+MORE!」のグッズを前に


―ユーモア、おもしろさが生み出すしあわせとは何でしょうか?

豊川:おもしろいことを見つけたとき、誰かに伝えたくなりますよね。老若男女問わず、“好き”の共通点が相手と同じでなくても、会話が弾むきっかけになるアイテムを作りたいと思っています。心が和んで誰かとのコミュニケーションが始まるきっかけとなることを私たちは「ふふふポイント」と呼んでいます。


「毎日をもっと楽しくしたい」っていう人が、YOU+MORE!の商品と出会って楽しんでいただけるといいなと思います。なので、私たちは単純に“おもしろいアイテム“を作るのではなく、誰かと一緒に”おもしろくなる時間“を作るアイテムをつくりたいと思っています。ブランドコンセプトにも“すっかり見慣れた日常が、もっと楽しく、もっと笑えるように”と表現しています。


―「ふふふポイント」といえば、ブランドロゴを変更し、リブランディングした時に生まれたものですよね。YOU+MORE!独自の取り組みについて教えてください。

豊川:活動をしていく中で、ブランドをもっと知っていただける方を増やしていきたいという思い思いから、5年前(2018年)にロゴを変更しました。ロゴには、オリジナルの新しい「ふふふの符」が入っています。ユーモアを感じたときのプラスな感情を表現するびっくりしたときの「感嘆符(!)」、と「プラスマーク(+)」を組み合わせた、YOU+MORE!オリジナルの新しい符号です。



これまでも全ての商品に笑えるポイントを込めていましたが、みんなしあわせにつながるクスッと笑えるアイテムのポイントを「ふふふポイント」と名付けました。誰にでも笑えるポイントをわかりやすく表現しています。


―ユニークさで話題となる、アイデアを生み出し続ける秘訣を教えてください。

豊川:ちょっとした興味や気になったことを、チーム内で言い合える環境は大事です。プランナーが気になっているもはほかの人も気になっていることがあるので、今自分が気になっていることを、まずは会議で出し合えることが重要です。好きなものが違うチームメンバー同士でも、自然に「それいいね」という、おもしろさの共通点がみつかる場になります。もちろん商品にならないアイデアもありますが、否定をするのでなく肯定的な場である環境づくりは心がけています。


反響が大きかった商品で記憶に強く残っているのは、「セクシー大根抱き枕」という商品で、もともとはプランナーの1人がTwitterでセクシーな形の大根を見て、「最近見かけるけど、なんだか気になる」と、共有してくれたことから始まった商品です。はじめて聞いたとき、おもしろいなと思いました。その後、抱き枕にしたいと企画を形にして、商品化が実現しました。

「セクシー大根抱き枕」と


YOU+MORE! セクシー大根抱き枕


YOU+MORE!は6人のチームですが、仲もよくて、楽しいですね。私たちの企画会議は少し特殊で、いわゆる実績分析からの企画書だとか、市場調査やマーケティングの分析の提案は必要ありません。月1回商品を出し合う会議があり、そのときは具体的な企画になっていなくても問題ないです。ざっくばらんに話せることが正解だと思っているので、悩み事などを気軽に共有しあえる雰囲気を大事にしています。


―風通しの良い雰囲気の良いチームですね。アイデアを形にしていくうえで気を付けていることはありますか?

豊川:表現する対象物をしっかり再現することです。そして、ただそっくりに作るだけではなく、その動物やモチーフの愛らしさを引き出すことを大事だと考えています。また、再現性を追求して、細かい部分にも着目していくことで、おもしろいものが生まれます。その表現スキルを今後も上げていきたいと思っています。


―再現性や熱意から生まれたアイテムはありますか?

豊川:YOU+MORE!で展開していた「カワウソポーチ」を、海遊館のカワウソ担当の飼育員の方が実際に買ってくださっていて、完成度を褒めてくださったんです。そこで、アドバイスをお聞きしたら、私たちが絶対に知り得ないカワウソのマニアックな特徴だとか、情報をたくさんいただいたことがありました。そこから第2作目のカワウソグッズを展開したのですが、私たちが気になり、おもしろい、愛らしいと思うポイントに加えて、知識をもっている方に見ていただくことで、もっとおもしろいものが生まれると気づきました。

そこからは、専門家の方に監修いただく商品ができ、よりリアルにものづくりを極めていく転機でした。

「もっちりかわうそポーチ」シリーズの「もっちりかわうそポーチ へそ天でおやすみver.」を手に


〜「もっちりかわうそポーチ」シリーズ〜

第1作目

なでなでし放題!もっちりカワウソポーチ


第2作目

もっちりカワウソポーチ 海遊館監修バージョン


その後、「ペンギンの三変化のぬいぐるみ」や、「ミズクラゲの傘」などのアイテムも監修グッズとして展開したのですが、有識者の方々の熱量に後押しされ、ブランドとしても成長することができました。実際、再現性にこだわったポイントは話題にもつながり、大きな反響をいただいたので、誰かの心に刺さるという大切さを知った事例です。


YOU+MORE! 卵→ヒナ→成鳥に!?  オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ


雨空を泳ぐ ミズクラゲの傘(画像中央)


―フェリシモは、“事業性・社会性・独創性”の3つの重なる領域を目指すとしていますが、「YOU+MORE!」の社会性とは何でしょうか。

豊川:まず、ひとつ目は、 楽しい気持ちや、おもしろいなって思うものを、自分だけに留めず広めていくことです。話題になったものを見て、自分が受け取った楽しさを、誰かに贈っていただき、しあわせを繋げていくことも、ひとつの社会性と捉えられるんじゃないかと思います。


ふたつ目は、事業さまの課題解決の力になれることです。私たちの商品を通じて、地球の環境活動に関わることだとか、企業や研究施設の社会活動をもっと伝えられる企画も増えてきました。ひとつひとつ、すごく難しい課題も多いですが、動物園や水族館といった施設の課題解決で培ったノウハウを活かして、お役立ちしていけるということも社会性の形かと思い、積極的に取り組んでいます。


―豊川さんにとって、“ユーモア“がある生活がもたらすしあわせとは?

豊川:しあわせという言葉を、自分なりに解釈して体現しているのが、「YOU+MORE!」というブランドだと思っています。誰かに伝えるから、コミュニケーションが生まれてしあわせが広がる。そうやって、みなさまが贈り手になっていただいて、社会にどんどんしあわせが巡り出すようなイメージです。


フェリシモが掲げている「ともにしあわせになるしあわせ」は、「YOU+MORE!」の商品を毎月見ていただいて、おもしろいっていうのを声に出していただくことだけでも良いと思っています。

誰かと共有する、おもしろい時間を誰しもがつくれるようになる、そういうしあわせな時間を作っていただくための、 お手伝いができるアイデアを考え続けていきたいです。


―最後に、YOU+MORE!のブランドが取り組んでいきたいことを教えてください。

豊川:まずは大事にしたいのは、継続していくことです。YOU+MORE!は来年で10年を迎えますが、新鮮なおもしろさを出し続けるのは、難しいことだなと思っています。10年の経験で積み上げた商品企画力を、課題解決ができる社会性のある活動や連携していくことで、新しい発見を積み重ねていきたいです。今は国内の事業者さまからのご相談も多くて、時間の都合でお断りしている案件もあります。同じ志を持った事業者さまと一緒に楽しい未来を作っていけるように経験を積んでいきたいです。


「YOU+MORE!」は実店舗やポップアップストアもあり、通信販売の定期便でのお買い物の楽しみ方とはまた違った楽しさもお届けできます。実物をみて、誰かにあげたいとおもっていただく機会も大事だと想いますので、実店舗でも楽しんでいただけるように頑張っていきたいですね。

「紫陽花の傘」と


最近の新たな試みとして、紫陽花を楽しみに出かけている方に、紫陽花の傘があるともっと楽しくなるのではと思い、全国の紫陽花の名所で、透明傘シリーズの新作「雨空に咲きこぼれる 紫陽花の傘」を無料で借りて使うことができる施策を開催しました。全国のたくさんの施設のご協力のもと実際に商品を置いていただきました。今後も実際に商品を体験していただける機会を作っていきたいです。


紫陽花フォトコン



〈インタビュアー:フェリシモ 広報部 中島健太郎〉

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