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株式会社サムシングフォー

とある地方の式場がはじめた、結婚するふたりがずっと幸せでい続ける方法「夫婦の理念(ダイヤモンド社)」出版ストーリー

(PR TIMES STORY) 2024年05月24日(金)10時27分配信 PR TIMES


二人だけの「夫婦の理念」を結婚式で披露する新郎新婦


株式会社サムシングフォー(岡山県倉敷市中央1-10-13 代表取締役 岸本裕子)は岡山県倉敷市で2つの結婚式場事業とウェディングプロデュース事業を約30年続けてきている会社です。

地元倉敷の結婚式文化を継承しながら新しいウェディングシーンを作ってきた地元婚礼業界のパイオニア的存在。代表の岸本裕子は2代目であり先代社長である実母と共に様々な結婚式を作り上げてきた。創業当時から変わらない「ふたりが幸せでい続けること、そのために出来ること」を大切に受け継ぎ培われてきました。


岸本が亡き母のあと、会社の組織作りに悩み葛藤したすえ掲げた経営理念「幸せを創造し人生を豊かに」。やっと組織としてまとまり始めた時に会社にも理念があるように夫婦にも理念があれば・・・と、会社の理念を作るのと同じように新郎新婦の過去の経験、出会い、それぞれの結婚観や理想の夫婦像などを対話をもとに紐解き、夫婦の指針となる言葉「夫婦の理念」を導いていくという取り組みを始めました。

その後、同社では新郎新婦を担当するプランナー達が後に続き今ではほぼ100%のカップルが「夫婦の理念」を作って結婚式をしています。そして夫婦の理念をしたカップルは離婚0という驚くべき結果がでて話題になり、その取り組みをまとめた書籍「夫婦の理念」(ダイヤモンド社)が昨年出版されました。




さらにその後、書籍を見た全国各地の結婚を控えたカップルから「夫婦の理念」を作りたいという依頼が増えオンラインで対応しながら地元倉敷を飛び越えて全国に広がりを見せつつあります。

今回はなぜ岸本が「夫婦の理念」を作るに至ったか、またその影に見える現在の結婚式業界への期待の薄れや結婚しても結婚式をしない層についてなど出版に至る背景をお伝えします。



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「もう送らないでください。」結婚式記念ハガキが知らせる離婚の現実


サムシングフォーでは結婚式を挙げたご夫婦に結婚記念日をお祝いするハガキを出しています。「結婚式を思い出して幸せな気持ちになれます」や「おかげで結婚記念日を忘れないでいられます」など喜びの声をいただくのですが時にそうではない理由で返ってくることがあります。引っ越しなどで届かなくなることもありますが、残念ながら離婚されたご夫婦にとってそのハガキは決して良いものではなくなり「実は離婚しました。もう送らないでください。」というお知らせをいただくことがあるのです。

お二人に何があったかは分かりません。けれどこうして離婚を選ぶカップルは現代の日本において決して珍しいことではなく3組に1組は離婚しているという現実があります。

どれだけ良い結婚式をされたとしてもその後の幸せを約束するものではありません。



自分にはない魅力に惹かれ結婚するのに、自分とは違うという理由で離婚する


離婚の原因の1位は「価値観の違い」だそうです。ただ、夫婦というのはそもそもが他人であり違う環境で育ってきたのですから考えや習慣が違うことは当たり前なのです。けれど多くのカップルはお付き合いの延長線で結婚を一つのゴールとし、今の気持ちは変わらないと盲目的に信じて結婚します。結婚によって二人の関係性は変わるのですが、言わば「変わらない」と勝手に信じていたので「変わった」とまるで裏切られたように感じるのです。

多くのご夫婦の場合結婚式は一生に一度です。何十年と続く長い夫婦の人生の時間の中でたった3時間で一生続く幸せな思い出を作ることに情熱を注いできた私たちではありますが返ってきたハガキを見て限界を感じていました。




会社再建に奔走する中で見出した答え「会社に理念があるように夫婦にも理念を」


15年一緒に事業をしてきた母が亡くなったのは2014年、今から10年前のことでした。当時の私は病気になった母の後、会社の再建に奔走していました。会社だけではなく自分の夫婦関係も悪化し従業員の不満も爆発寸前で八方塞がりの状態。なんの為にやっているのか分からなくなり自分を見つめ直し会社を建て直していくためにサムシングフォーの指針となる「経営理念」を作ることになりました。

サムシングフォーの使命はなんなのか、何を実現したいのか、指針がはっきりする事で今までバラバラだった組織が理念をもとにまとまり始めました。

その時に私は大きな気づきを得ることができました。

会社を継いだから経営者になれるのではない。社員のために会社を発展させていってこそ本当の経営者になれるということを。

であったならば夫婦にも同じことが言えるのではないか、結婚が幸せを運んできてくれるのではない、結婚というものを幸せなものにしていってこそ夫婦。だったら会社と同じように夫婦にも理念があればいいのではないか。明確な指針があれば考えが違ったとしてもお互いを譲歩しながらそこに立ち戻ることができるかもしれない。結婚式でその指針を手に入れることができればもしかしたら結婚生活のちょっとしたすれ違いを夫婦で乗り越えることができるのかもしれない。

そんな可能性を感じて私は一組づつ新郎新婦と一緒に「夫婦の理念」を作り始めました。


結婚式が終わったら「ここからスタート」と夫婦の理念を持って必ず写真を撮る


葛藤の中にいたサービス開始当時、そこから生まれた「夫婦の理念」作成ルールとは


最初始めた当時は私が質問をしながら二人の会話を聞き取っていき、二人の幸せを指す言葉、夫婦の考え方の軸となるような言葉を、導いていっていました。その後担当プランナーがさせていただくようになり聞き漏らすことのないようワークシートを作成しお二人に記入してもらってヒアリングするようになっていきました。

ただし、最初から全てのカップルに受け入れてもらえたわけではありません。どれだけ素敵な言葉を並べ立ててみても理念というものは心の奥底にある考え方のことですから、少しでも自分の考えにそぐわないワードがあると当然違和感を感じこちらが良かれと思ってしている事でも受け入れられないものになり「夫婦の理念」は二人にとって大きなお世話になってしまうのです。

実際に叱責をいただいたこともありました。「理念のようなことを他人に決められたくありません」と。確かにそうです。それからはお二人が発した言葉以外は使わないという作成のルールも生まれてきました。


ワークシートを元に丁寧に二人だけの「夫婦の理念」を導いていく


結婚式で夫婦の理念を宣言する新郎新婦


「夫婦の理念」フレームは玄関やリビングなどいつも側に、結婚式後の幸せを支える存在


そうしてだんだんと実例が増えてくると新郎新婦も前向きに取り組んでくださる方が増えてきました。「夫婦の理念」が決まるとそれを結婚式の中にも反映していき様々なアイデアが生まれ、より結婚式も二人らしいものになっていきます。

夫婦の理念は綺麗なフレームに入れて結婚式当日に飾られ、プランナーだけではなくカメラマンやフローリストなど二人の結婚式を支える全ての担当者がお二人の理念を把握した上で結婚式に活かしていきます。

列席されたゲストからも「自分たちもしたい」と参列経験のある方がご見学にきてくれるようになりました。

結婚式が終わってから遊びにこられたご夫婦にその後のことを聞くと驚いたことにほとんどの方が結婚式の時の飾った「夫婦の理念」のフレームをそのまま新居の玄関やリビングなど目に見えるところに置いてあるというのです。


夫婦の理念を入れたフレーム


100組いれば100組の夫婦の形がある


大変な時ほど「夫婦の理念」が支えに、お客様からの嬉しいお声


「結婚式の時よりも、もっと幸せになっています」信じられないかもしれませんがそうおっしゃるご夫婦も少なくありません。「もちろん喧嘩することもあるけれど、夫婦の理念が目に入ると仲直りしなきゃなと思う。」「いつも理念が念頭にあるわけじゃないけれど、大変な時には理念が支えになりました。」など嬉しい言葉を多く聞くようになりました。中にはお子様のお名前にされた方もおられました。

ある時地元のローカル番組で取材していただいた時に夫婦の理念をされた式後のお客様にアンケートを取ったのですが驚くことに離婚0だということがわかりました。もちろん今後どうなるのかは分かりませんし離婚が悪というわけでもありません。ただこの事実は私たちに大きな自信をもたせてくれました。

変化する様式、「結婚式って必要?」な時代の結婚式場の役割と最重要課題


時代によって結婚式は変化していっています。わたしたちがこの事業を始めた当時は、結婚式は新郎新婦のものというより両家のものでした。両家のお父様からの招待状が届き、仲人さんに先導されて入場し、カラオケ本が披露宴中に回ってくるような時代。あれから約30年、結婚式のトレンドも時代によって変わりSNSの中でいかに映えるかが花嫁にとって大切だったりしていましたがコロナ禍を挟んでまた変わりつつあります。

コロナ禍で友人の結婚式がなかった世代にとって「結婚式って必要?」という価値観が一定層あり、その問いに答えられる本質的な価値を提供していかなければならない時代だと感じます。

ただし表面的なことを満たすだけではなく、本人たちも気づいてなかった事をいかに満たしていくかが「しなくてもいいんじゃない?」「写真だけでいいんじゃない?」と単純に簡易化されない結婚式にならないようにしていく為に最重要課題であると考えています。


「夫婦の理念」を通じて分かる3つのこと、結婚式をゴールイベントではなくスタートの儀式に


これから結婚するカップルにとって現代は多様な価値観が溢れていて、幸せの定義がなく正解のない時代とも言えます。なので自分たちなりの考えを持っておかなければ世の中に溢れる様々な情報に振り回されてしまいかねません。

夫婦の理念を作ることでわかることが3つあります。


  1. 「なぜ結婚するのか」
  2. 「なぜこの人なのか」
  3. 「なにが幸せなのか」です。


悩みの9割は人間関係だと言われていますが、その中でも最も身近な夫婦という関係こそ最も大切だということは言うまでもありません。

夫婦という人生のパートナーとこういった価値観をすり合わせておくことほど大切な準備はないと言えます。

結婚式はおつきあいのゴールイベントではなくスタートの儀式です。これから始まる長い旅に何を持っていくのか。その一つとして「夫婦の理念」という二人の指針を結婚式で手にして欲しいと思っています。


▼夫婦の理念を元にした「理念式」をされたご夫婦のインタビュー

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「夫婦の理念」を広めていきたい、結婚式が夫婦の長期的幸福をどう支えるか


今後も引き続き、一組でも多くのカップルが幸せな夫婦の人生を歩めるように、本を通じて発信し様々な機会を作り伝え続けていきたいと思っています。

また他県から問い合わせくださるご夫婦に向けては全国の式場でこのサービスが受けられる式場と提携し「夫婦の理念」を広めていきたいと考えています。

そして、結婚式が夫婦に何度でも手を取りあうことの大切さを教えてくれるものとして人生に息づいていくよう伝えていきたい。

結婚という素晴らしい人生のタイミングでこの本を手に取っていただき、これから人生をともにするパートナーと結婚というものを幸せにしていく為にどうか大切なことを見逃さないで欲しいと願っています。



著者/岸本裕子



事業・会社概要


コーポレートサイト

https://something-for.com/


夫婦の理念

https://www.rinen.something-for.com/


250年の邸宅をリノベーションした結婚式場 “The華紋”

https://www.kamon-kurashiki.jp/


エモーショナルな空間が魅了する結婚式場 “Eyohaku(ヨハク)”

https://eyohaku-kurashiki.com/


倉敷のウェディング文化を発信する “倉敷婚”

https://kurashiki-kon.com/


倉敷美観地区で前撮り撮影のパイオニア “Something for Robe”

https://robe.something-for.com/




【会社概要】

会社名:株式会社サムシングフォー

所在地:岡山県倉敷市中央1丁目1013 2F

代表者:代表取締役 岸本裕子

創業:1982年12月11日

事業内容:結婚式場業、飲食業、レンタル衣装


【企業理念】

[ しあわせを創造し 人生を豊かに ]

私たちはお客様の人生に寄り添い深く理解し思い出になった時まで想像をめぐらせ、新しい家族の糧になる幸せの形を創造します。心豊かで幸せな家族がこの社会をより明るくしてくれますように。私たちは相手の幸せを自分の幸せとし、社員・かかわる人すべての幸せに貢献し人生を豊かにする企業を目指しています。







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