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大切な人が亡くなった時、きちんとした格好でお見送りをしたい。業界初となる喪服の無人レンタルサービス「喪服レスキュー」の創業ストーリー

(PR TIMES STORY) 2023年05月22日(月)20時40分配信 PR TIMES

合同会社KARATEは、喪服レンタル業界初となる喪服の無人レンタルサービス「喪服レスキュー」を2023年4月15日、渋谷区代々木にある店舗にて正式リリースいたしました。これまでのベータ版展開を経て、店舗の内装をリニューアルし、より使いやすく便利なサービスになりました。


本ストーリーでは、代表の後藤が創業の想いをお伝えします。



喪服レスキュー代表の後藤と言います。会社員として数年間働いていたのですが、社会人になってはじめて親族の不幸があり、その経験をもとに喪服レスキューを立ち上げました。お客様が喪服をレンタルするとき、少なからず悲しみや不安を抱えています。だからこそ、喪服レスキューは、サービスを提供するうえで「お客様からの信頼に応えること」がもっとも重要であると考えています。大切な方とのお別れに直面し、悲しみや不安を抱えるお客様に、少しでも安心してサービスをご利用いただきたい。それが私たちの願いです。

創業のきっかけ


2021年のある日、私は祖父に会いに、両親と婚約者を乗せて車を運転していました。祖父は、何歳になっても少年のような好奇心にあふれた人物でした。95歳を超えてもなおAmazonでオンラインショッピングを楽しんでいたし、趣味で描いた水彩画は老人ホームの至る場所に飾られていました。僕がアップルウォッチを初めてつけて行った日には、「どうやって通知が飛ぶんだ?」「スマホとどんなふうに連携しているんだ?」と、目を輝かせながらあらゆる疑問をぶつけてきたほどです。


そんな祖父も、98歳の誕生日を迎えたころからめっきり衰弱してしまいました。この日、祖父の住む老人ホームまで車を飛ばしていたのも、「その時」が近いとわかっていたからです。老人ホームの個室でベッドに横たわる祖父と対面した祖父はほとんど会話もできないくらいに衰弱していましたが、私の婚約者を紹介したときには微かな笑顔を見せてくれました。最後に私の耳元でささやいた「幸せになってね。」という言葉は今でもはっきりと耳に残っています。

大切な人が亡くなった時、きちんとした格好でお見送りをしたい

その数日後、祖父が亡くなりました。慌ただしく葬儀の日取りが決まり、クローゼットの奥に押し込められていた喪服を試着したとき、事件が起きました。ウエストが緩すぎたのです。思えば当時は減量に励んでいて、喪服を購入したときから10sほどやせていました。


身内だけの葬儀なので、サイズの合わない喪服を着た者がいたとしても誰も不快にはならないだろうと思います。それでも、祖父とのお別れにはきちんとした格好で臨みたい。私はそう思いました。結局、葬儀まで時間も限られていたため、結局私はその喪服を着て参列しました。ウエストにぽっかりとできた空間が、祖父を亡くした虚しさと重なったような気がしました。


それと同時に、あるアイデアが浮かんだのです。自分にとって大切な人がなくなった時、きちんとした格好でお見送りをしたい。これは誰にでもある感情です。しかし、葬儀に参列する方の中には、いままで喪服を持っていなかった方や、ライフイベントなどを通じてサイズが変わった方もいます。


そんな方々が、お店で自由に喪服を試着して、自分にぴったりのサイズのものをレンタルできたらどうだろうか。大切な人とのお別れの場において、少しでも前向きな気持ちになってもらえないだろうか。そんな思いとともに、喪服レスキューを立ち上げました。

顧客の課題解決のためには「無人レンタルしかない」。プロダクトの開発からリリースまでの経緯

実は喪服レスキューの立ち上げの前から、代表である私と共同創業者の2人で起業しようと話していて、色々アイデアを試しては失敗していました。2年間で6つほどのサービス立ち上げに挑戦しましたが、「これ」という手応えを得られたものはありませんでした。いま振り返ると、「新しいサービスを出したい」という自分本位な気持ちが強く、お客様の視点に立ったサービスづくりができていなかったのかもしれません。


そこで、先のことがあった中で思いついた喪服の無人レンタルについては、お客様にとってのお困りごとを理解することを徹底しました。具体的には、喪服をレンタルしたことがある方や、友人・親戚から借りたことがある方を対象にインタビューを繰り返しました。その結果、既存のレンタルサービスではどうしても対応できないニーズがあることがわかりました。


既存のオンラインでのレンタルや店舗でのレンタルも非常に便利なサービスです。しかし、オンラインのレンタルだと自宅で受け取れる利点がある一方で、試着ができません。また、店舗だと経験豊富な店員さんの接客を受けられますが、営業時間の制約があります。「久々に喪服を着てみたらサイズが変わっていた」「急に遠方の親戚が亡くなって3時間後には出発しないといけない」「海外から一時帰国してレンタルしたい」といった、本当に時間がないお客様の受け皿として機能するためには、無人店舗で24時間営業するしかないと思ったのです。


お客様の抱える課題がわかってからは、「リーンスタートアップ」の手法を参考にして、とにかく最小限の投資で必要なサービスをお届けすることに専念しました。最初は店舗を持たず、主要駅で手渡しでお届けする業態で運営を開始しました。店舗がない状態でも注文が複数入り、お客様のニーズがあることがわかったので、店舗を借りることを決意しました。エンジニアがいないため、ノーコードツールや生成系AIを駆使して自分たちでシステムを構築しました。店舗デザインやシステムに関しては、お客様の声を集め、お客様にとって本当に必要な機能は何かを考えた上で、優先順位をつけて対応しています。


お客様の声に耳を傾けるというのは常に大事にしている考え方です。たとえば、無人店舗にしているのは、深夜や早朝のご来店に対応するためには24時間営業する必要があるためです。また、店員さんの存在を気にすることなく自由に試着していただき、ぴったりの商品をレンタルしていただきたいという想いもあります。1週間というレンタル期間も、遠方での参列の際に余裕をもって返却いただくためです。私にとっての祖父のような、かけがえのない人とのお別れに際して、少しでもストレスなくご利用いただけるサービスになることを目指して、これからも誠心誠意運営してまいります。


お客様がレンタルした際にくださったフィードバックを次の日には改善し、返却時に気づいてくださったときはとても感動しました。「喪服レスキューがあってよかった」というお客様の声を励みに現在もサービス改善に努めています。

24時間365日のサービス。「喪服レスキュー」の特徴とは

「喪服レスキュー」は、24時間営業の無人店舗で喪服をレンタルできる、革新的なサービスです。突然の悲しいお知らせに接したときであっても、「喪服レスキュー」をご利用いただければ、高品質な喪服をお求めやすい価格でレンタルすることができます。


喪服レスキューの特徴をあげるとすると、以下の5つになろうかと思います。

@24時間年中無休で喪服のレンタルが可能

A業界最長となる1週間のレンタルが可能

B無人店舗で喪服を試着し放題

C喪服の店舗レンタルサービスの中で最安水準の5,500円

Dクリーニング不要のため、使い終わったら店舗で返却するだけ


当社が運営する「喪服レスキュー」は無人店舗のため、24時間365日いつでもレンタルが可能です。また、無人店舗だからこそ試着もし放題なので、お客様ご自身で納得の行く喪服を選ぶことができます。加えて、パンプスやバッグといった小物類も取りそろえていますので、「喪服レスキュー」だけで参列に必要な持ち物の大半をレンタルすることが可能です。レンタル期間も業界最長級の1週間としていますので、遠方のご参列であっても余裕を持って返却いただけます。


実際に、お客様の92%が注文予約の当日または翌日にご来店いただいています。「深夜1時に連絡を受けてすぐに喪服レスキューを予約し、翌朝7時に来店してレンタル」といったケースも珍しくありません。また、サイズやデザインも広く取り揃えておりますので、キャンセル率は1%程度となっています。





今後の展望

当社は、現在代々木の店舗にてレディース喪服のみ取り扱いしておりますが、将来的にはメンズ向けサービスや多店舗展開も視野に入れております。当社は、今後もお客様のニーズに合った便利なサービスを提供し、喪服のレンタルに関する新しい選択肢を提供してまいります。



社名:合同会社KARATE

店舗所在地:東京都渋谷区代々木2-39-10 クリエイト代々木301

代表社員:後藤佑介

設立: 2022年11月

事業内容:24時間利用可能な喪服のレンタルサービス「喪服レスキュー」の運営

HP:https://mofuku-rescue.com/

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