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株式会社金箔押山村

1949年創業の京都の金箔押し業による新たなプロダクト開発。千年以上も受け継がれる技術を駆使した、現代生活に溶け込む商品「GOLDLEAF bookmark」の開発ストーリー

(PR TIMES STORY) 2023年09月15日(金)10時24分配信 PR TIMES

#開発ストーリー #京都伝統技術 #アート


私たちは1949年の創業以来、京都の伝統産業である『京仏具・京仏壇』の金箔押し業を生業とし、全国の寺社仏閣、国宝及び文化財などの新調・修復に携わっています。

京都の『金箔押し』は漆を用いて箔を貼っていく技術です。『重押し』と呼ばれ、いわゆる金ぴかにするのではなく、落ち着きのある雅な輝きを表現します。

この技法は全て手作業で行われ、鎌倉時代から道具一つ変わらないのが特徴です。

激動の時代を経ても一千年以上も大切に受け継がれている『京都の伝統技術』です。

私たちはこの技術を継承し守りながら、現代の生活に溶け込む商品と融合させることで、皆様の生活に彩をお届けしたいと思っています。


このストーリーでは、この技術を駆使した、新しい商品『GOLDLEAF bookmark』のこだわりと魅力をお伝えします。



 

京都の金箔押しは国内シェアトップ。何年もの修業期間を得て習得される高度な技術


金箔と聞くと金沢を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は『金箔打ち』(金箔の製作)も京都で行われていました。1590年頃から、金沢で『金箔打ち』が始まり、今では日本国内シェアNO.1(※)となっています。一方、『金箔押し』(漆を使って金箔を貼っていく技術)は現在も京都がメインで活躍しています。

   (※自社調べ 日本経済新聞 2022年5月時点)


1万分の1ミリという薄さの金箔を、漆を用いて施していく工程は何段階にも分かれています。毎日の気候や湿度、商品の状態などを考慮し、使う漆を決めていきます。10種類以上の漆を、何十通もの調合で、その日だけの漆を決めるのです。


漆を塗ったら、次は拭いて拭いて拭きまくる。薄い均一の漆の膜にして、最も硬化力の高い瞬間に、金箔を空気を抜きながら置くように貼っていきます。

金箔を貼る瞬間にスポットライトが当たりがちですが、それまでの作業が実は一番難しく大変です。これは目で見て分かるものでも、マニュアル化できるものでもなく、何年もの修業期間を経て習得される技術です。


職人の高齢化や人手不足の危機感から新商品の開発に着手。『GOLDLEAF 金の葉っぱ』 が誕生するまでの経緯


ほとんどの伝統産業業界と同じように、京都の金箔押し業界も、職人の高齢化や若手職人不足そして、需要の激減などで、厳しい状況にあります。

この状況を何とかしたい! もっと多くの人にこの技術を知ってほしい!との思いから新プロダクト作りが始まりました。


どういうものに金箔を貼ったら、多くの方に感動を与えられるだろうか、これが一番大きな課題でした。 革製品や、ガラス素材など使い、様々な商品開発を行い、たくさんの方に喜んで頂いたのですが、もっと皆様を驚かすことができないかと日々考えていました。

使っている道具も、金箔も漆も全て天然素材。 

自然をモチーフにしてはどうだろう?

本物の葉っぱに金箔を施すのはどうだろう?、、、

葉っぱではなく葉脈にする方が、より金の美しさ、繊細さが際立つのでは??

そんな提案から始まった『GOLDLEAF』の製作でした。

様々な葉っぱを試す中で、ゴムの葉と出会ったのも大きなきっかけとなりました。


柔軟で強度があるだけでなく、葉脈が美しく、金箔をまとうと、宝石のように輝くのです。しかも調べてみると花言葉が『永遠の幸せ』。癒しと再生エネルギーを発すると言われる金と相性の良さに、みんなで大興奮しました。


その後、この『GOLDLEAF』を用いたインテリアオブジェの開発に至ります。この商品はフランスで行われた展示会で、高評価を頂きました。




インテリアオブジェとして完成度の高かった製品を『栞』に。

GOLDLEAF bookmarkの誕生経緯


インテリアオブジェとして完成したGOLDLEAFを使って、日常生活のちょっとした癒しになるような、そんな商品に展開できないかと考えました。

見てるだけで癒される、太陽に透かして、ただその美しさを愛でる、そんな贅沢な時間を過ごせる商品。そういう商品に展開したいと考えました。


その中で、出会ったデザインを勉強中の学生さん。

読書好きの彼女が言った一言が、GOLDLEAFを大きく変化させました。

『こんな栞があったら、もっと本を読みたくなるのに。。』


そこから、私たちの方向性が決まり、栞にするためにどのように金具をつけるか、塗装は必要かなど、議論しあいました。

触るものだから、塗装をしたほうがいいのか、これは最終まで悩んだところです。

薄い塗装であっても、やはり金の風合い、色、艶は落ちてしまいます。

それはどうしても避けたい。他の金箔商品と一緒ではないことを強調したかったのです。


職人のプライドにかけ、金本来の最高級の輝きをお届けしたい、との思いで塗装をしないことにしました。

触ると少し金が、指に付いたりはしますが、決して剥がれ落ちないように金箔を貼っています。どうぞご安心ください!


また、栞についている革紐にも、金箔を施しています。

こうして、細かい所にもこだわり、技術を詰め込んだ逸品を完成させました。



そのままでは朽ちていく葉っぱに、一つずつ金箔を施し、新たな命を吹き込みました。

京都の伝統をまとった金の葉の栞。

職人が研究を重ね、心を込めて贈る 手のひらで永久に輝く小さなアートです。

自然が持つ優美さと、洗練された輝きを放つ『GOLDLEAF bookmark』。

何気ない日常に温かい光を差し込みます。


おわりに。。。

私たちの技術『金箔押し』も含めた、日本の技術は、長い歴史の中で磨き上げられた、知識と知恵の結晶です。天然の素材を用い、地域資源を最大限に活用することで、環境に配慮しながら、生活を彩ってきました。目まぐるしく変化する時代の中でも、この技術は、流れに逆らったように何一つ変わらず続いています。

この伝承されてきた技術の、現代のアイデアの組み合わせで、また新たな歴史を構築していきます。そして次世代に『伝統』として継承されていく。その一部として、私たちは存在し続けたいと願っています。

みなさまに『驚き、癒し、そして感動』をお届けできるよう、挑戦し続けます。

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GOLDLEAF bookmark

 サイズ 約3cm×約7cm 個体差あり

 種類  GOLD, SILVER

 お願い GOLDLEAF bookmarkは天然素材を使用し、すべて手作業で制作しているた  め個体差があります。また、繊細な商品ですので用途以外にはご使用にならないようお願いいたします。


ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください

また、#GOLDLEAF bookmarkや#金の葉栞 などでSNSでご使用いただいてる様子などアップしていただけると、励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

金箔押 山村HP https://yamamura-goldleaf.com/

インスタグラム https://www.instagram.com/goldream_kyoto/


私たちの想いを掲げ、11月3日までマクアケにてプロジェクトに挑戦中です。

https://www.makuake.com/project/goldleaf/        

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