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イーデザイン損害保険株式会社

事故のない世界をめざすイーデザイン損保が、新自動車保険「&e」に込めた想いと、アプリ開発の裏側

(PR TIMES STORY) 2023年08月25日(金)10時22分配信 PR TIMES

イーデザイン損害保険株式会社が販売する「共創する自動車保険 &e(アンディー)」では、一人ひとりのお客さまに寄り添い、一人でも事故にあうお客さまを減らすために、センサーとアプリを連携した安全運転支援サービスを提供しています。発売開始から1年半をむかえ、蓄積された総走行距離1億kmの走行データなどを用いて分析したところ、安全運転支援サービスの利用が事故率低減に寄与していることが判明しました。


  • センサーを用いてお客さまの運転を評価したスコア(運転スコア)が高いほど事故率が低減していること



  • アプリに配信される安全運転のヒントが詰まった運転テーマに取り組み、安全運転を意識できたと振り返りを実施することが事故率の低減に寄与していること



<分析したデータ>

契約台数:216,632台 事故件数:4,961件

&eアプリのユーザー数:145,532人 運転スコアの取得者数:99,514人

対象期間:2022年4月〜2023年3月

対象事故:契約者に非のない事故(自然災害や被追突事故など)を除く3等級ダウン事故

事故率計算式:事故件数÷既経過台数(契約台数のうち、既に経過した保険期間に対応する部分を指す)


このストーリーでは、イーデザイン損保が「事故のない世界の実現を目指す」新自動車保険&eを生み出すに至った背景と、アプリ開発の裏側を担当者が振り返ります。

「事故のない世界」の実現を目指して

イーデザイン損保は創業して14年になる会社ですが、&eが誕生する前は各部署がそれぞれの立場でお客さま対応をしていて、現在よりも縦割り色が強い状態でした。そこで、様々な部署から社員を集め、部署の立場や保険会社だからこそ気にしてしまうしがらみなどは一切取り払い、“こういう会社でありたい”という理想像を検討する「ありたい姿検討プロジェクト」をはじめました。このプロジェクトでは、社員全員でワンチームになって「お客さまに寄り添い、徹底的に“お客さま視点”でベストな判断をしよう!」という姿勢を明確にし、進めていきました。



一般的に自動車保険は「事故にあったときの万一の備えとして加入するもの」と考える方が多いと思います。しかし、このプロジェクトのなかで、そもそも事故にあいたいお客さまなどいない、つまり、「事故が起きない、事故にあわない世界を目指すことこそ真のお客さまニーズに応えることなのではないか」と考えるようになりました。そして、日々発生する悲しい自動車事故と向き合っている私たちだからこそ、この「事故のない社会」の実現を目指すべきなのではないかという想いに至りました。


このような想いをもとに、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する」というミッションを明確にし、このミッションを具体化する商品として、新自動車保険&eを2021 年 11 月から販売開始したのです。


&eは以下のような点で今までの保険会社にはない、事故のない世界を目指す新たな体験を重視しています。


イーデザイン損保の大きな挑戦、アプリ開発の裏側

なかでも、イーデザイン損保にとって大きな挑戦でもあり、お客さま体験として特に重視したのが、安全運転支援サービスを提供しているアプリの開発です。その開発の裏側について、担当者の塚田・山本に聞きました。


【アプリ機能@】自分の運転を客観的に振り返ることができる「Tripレポート」

―運転をスコア化して運転傾向を教えてくれる機能「Tripレポート」とは具体的にはどんなものなのでしょうか?



塚田:Tripレポートは、自分自身の運転がどのようなものだったかを振り返ることができる機能です。具体的には、車に取り付けたセンサーとアプリをインストールしたスマホをペアリングした状態で運転すると、運転中の危険な挙動を検知でき、それをもとにそれぞれの運転ごとに安全運転度をスコア化します。アプリに表示されるTripレポートでは、検知した危険挙動を地図上で確認したり、毎月の平均スコアを確認したりすることができます。

お客さまがより前向きに安全運転に取り組めるためのレポートに

―このTripレポートはどのような想いで開発されたのでしょうか?


塚田:自分の運転を客観的に知るということが、自分が事故を起こさないことに繋がり、それが事故のない社会を実現するために大きな価値があると考えました。ただ、一般的な運転傾向と比較して「あなたはこう」と評価されるだけでは、お客さまの心には響かないのではないかと考え、過去と比べて自分の変化を実感できるレポートにすることに決め、今の形になりました。結果的に、お客さまがより前向きに安全運転に取り組めたり、気がついたら安全運転が実践できていたりしているという状況を生み出していきたいですね。

【アプリ機能A】膨大な実際の事故データをもとに作成した運転テーマ

―アプリに配信される安全運転のヒントが詰まった「運転テーマ」は、アプリのトップページに表示される、イラストですよね?



塚田:そうです!安全運転の「お題」のようなもので、&eのお客さまに意識していただきたい運転時のポイントを「運転テーマ」としてアプリで月2回配信しています。


―この「運転テーマ」はどのように決められているのでしょうか?


塚田:現在配信している運転テーマは、イーデザイン損保が保有する過去の事故データをもとに分析・整理した頻出事故パターンから、「事故につながるリスクを回避するにはどんな運転を心掛けるべきか」という観点で作っています。事故につながるリスクは多数ありますが、その中でも特に気をつけていただきたいものや、「そうそう、こういう状況ってあるよね」と思っていただけるようなものを中心に配信しています。

頻出事故パターンの整理や運転テーマ作成にあたっては、グループ会社の東京海上ディーアール社で多くの交通事故を分析してきた専門家の方にも参画していただいています。

理想的な安全運転を体験し、自分事化する

―運転テーマを決める上で苦労した点、試行錯誤している点などはありますか?


塚田:私たちが大事にしているのは、「交通ルールを守ること(またはルールの厳格化の表現)やドライバーの運転技術向上だけでは交通事故はなくならない。事故にあわない運転が必要だ」という視点です。誰もが当たり前に感じる交通ルールを、ただ「守りましょう」とお伝えしても、私だったら「自分は守っているから大丈夫」と思ってしまいます。それより、「あなたが事故にあわないためにはこういうことに気をつけた方がよい」と言ってもらったり、「こんな運転ができたらすてきだよね」という感じで理想的な安全運転を体験することで、自分事化して自然とやってみようと感じていただくのがよいと考えました。


最初は「思いやりの気持ちを持って運転しましょう」というコンセプトを考えて、小さい子どもへの思いやり、高齢者への思いやり、雨の日の思いやりという形で運転テーマを作っていきました。


そこからさらに、「お客さまが何をしたらよいかわかりやすくしたほうがよい」という社内の意見を踏まえて検討を進め、具体的なアクションを示す今の形になっていきました。もっとも、そのアクションの背景にある思いやりの気持ちの大切さもお客さまに伝えていきたいので、どのような言い回しにするかというところは試行錯誤を重ねています。



―ちなみに、テーマとして考えてみたけれどボツになってしまった案ってあるのでしょうか?


塚田:いっぱいありますね(笑)。ボツになったアイデアは、「これを言われてもシーンが限定的で、多くのお客さまにとってはピンとこないよね」という理由で落選しているものが多いです。社内でも日常的に運転する人にヒアリングして、できるだけ多くのお客さまに実践していただけるテーマを厳選しています。


コンテンツの作り方や自己評価の仕組みを取り入れ、自主的に安全運転に取り組める状況を生み出す

―運転テーマを多くのお客さまに実践してもらうために、どのような工夫をされていますか?

塚田:コンテンツの作り方や自己評価の仕組みを取り入れるところですね。

コンテンツについては、アプリのトップにある様々な情報のなかで、どうすれば運転テーマに目を止めていただけるかという点を工夫しました。加えて、伝えたいことは真面目なことだけれど、わかりやすい具体的なアクションをちょっとクスっと笑ってしまうようなキャッチコピーとイラストで、興味を持って読んでもらう工夫をしています。コンテンツの入口を親しみやすくすることで、中身に興味をもって読んでもらえる工夫です。


山本:運転テーマのいいところは、コンテンツを読んでいただいて終わりではなく、運転時にテーマを意識していただき、一定期間後にご自身の運転を振り返ることで、「ハート」というポイントがもらえるという仕組みです。自己評価していただくという点が、自主的に安全運転に取り組める状況を生み出すことにつながってくるのではないかと思います。



―「ハート」をためると今はどんなことができるのでしょうか?

山本:ハートをためていただくと、コンビニのスイーツやコーヒーなどのプレゼントに交換できます。このプレゼントは、安全運転に必要な休憩につながるようなものを用意しました。


お客さまと一緒に「事故のない世界」を実現したい

―保険商品のサービスのひとつとして、ここまで安全運転の実践に徹底して寄り添うことへの想いを聞かせてください。


塚田:保険会社というのは「万一のとき」に役に立つ存在ですが、世の中の大部分の方は自動車保険に加入しても「何もない」まま更新時期が来て、「また保険料を払わないと」という気持ちになる方も多いと思います。


ただもちろん、事故にあわず毎日を気がかりなく過ごせることが一番いいですよね。保険会社には、事故を減らすために活用できる、世の中にはない貴重な情報がたくさんあります。そうした情報を活かして作った運転テーマを通じて、お客さまに安全運転の具体的なアクションを実践していただくことで、お客さまに事故にあわないようになっていただきたい。私たちがそこを目指すことが、お客さま自身も本当に求めていることではないかと思います。


山本:運転テーマでは、読み物だけではなく具体的なアクションをお届けしています。それを自分自身の安全運転に活かしていただければうれしいですね。運転テーマは今後も随時配信していく予定です。現在は社内でテーマを考えていますが、&eはお客さまと一緒に創る自動車保険です。今後はお客さまの声を参考にしながらテーマを作るということにも取り組んでいきたいと思います。

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