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株式会社 岩崎書店

「期待とちょっぴりの不安を抱えたパパ・ママの心に寄り添える本を作りたい」。岩崎書店が、絵本『おなかのなかのあかちゃんへ』を企画した理由とは

(PR TIMES STORY) 2023年08月08日(火)07時42分配信 PR TIMES

株式会社岩崎書店は、これから赤ちゃんを迎えるお母さんお父さんのための絵本『おなかのなかのあかちゃんへ』を6月16日に発売いたしました。


『おなかのなかのあかちゃんへ』


「おなかのなかの赤ちゃんに何か話したいけど、何を話したらいいか分からないパパ・ママのために、本を作りたい」


『おなかのなかのあかちゃんへ』は、岩崎書店のプロモーション部門と、編集部の社員二人が企画立案した作品です。


4年ほど前、プロモーション部門の社員が第を妊娠した時に、「おなかのなかのちゃんに何か語りかけたい。でも何を話せばいいのだろう」と思ったことがきっかけでした。自分のようにおなかのなかの赤ちゃんに、何か話したいけど、何を話したらいいか分からないパパさんママさんのために、期待と不安でいっぱいの心に寄り添うような本を作りたい。そんな思いを、編集部の社員に話したことから企画が動き出しました。


マタニティー期のママ・パパのための絵本があったらいいのに


担当編集者がプロモーション部門の社員からその話を聞いた時、既に刊行されている絵本が、結果的に「胎教にいい絵本」として紹介されている作品はいくつもあるが、マタニティー期のママさん、パパさんをメインターゲットにした絵本はあまりなく、「少しでも手助けになるような絵本ができたら。」と思ったそうです。


そこで、長年「語りかけ」の活動を熱心に行い、絵本や紙芝居を数多く手がけられてきた作家のこがようこさんに相談をもちかけます。


作:こがようこさん


こがようこさんについて

作家。絵本コーディネーター。語り手たちの会理事。25年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。『わがまんまちゃん』『語りかけ絵本 いちご』(以上大日本図書)、『どーこかな?』(瑞雲舎)、『ふわふわちゃん おでかけこんにちわ』(絵・たかおゆうこ/教育画劇)、『へっこ ぷっと たれた』(絵・降矢なな/童心社)、『ぺこぺこペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)などがある。紙芝居『ころん こっつんこ』(絵・和歌山静子/童心社)で高橋五山賞受賞。


こがようこさんご自身も以前から、赤ちゃんがおなかのなかにいるときから自然と語りかけられるような絵本をつくりたいと考えていました。こがさんの娘さんがマタニティ期だった頃、おなかのなかの赤ちゃんの写真を見て、赤ちゃんの生活が始まっていることを実感し、ママやパパの為にもなる、おなかのなかへ語りかける絵本があったらいいのに、と感じられたそうです。


今までもいくつかの出版社に、赤ちゃんがおなかのなかにいるときから語りかけることが出来る絵本の必要性を熱く伝えていましたが、大人向けの絵本ということで、なかなか難しいと感じていたところに、今回の話を聞いたので、「来た!」とすぐに引き受けて下さったそうです。


読めば、自然と赤ちゃんに語りかけられるように


『絵本』でスタートした企画ですが、今までにない切り口だからこそ、すんなりとは行きませんでした。ママさん、パパさんがメインターゲットとなると『大人向け』ということで、「絵本ではなく、実用書の方がいいのでは?」という社内の意見もあり、『実用書』として刊行することも検討されました。しかし、企画立案者の一人である、産休から復帰したばかりの、プロモーション部門の社員が、妊娠中は不安な気持ちになることもあるので、心を落ち着かせるアイテムとして絵本の必要性を感じていたこともあり、こがさんと何度も打ち合わせを重ね、あらためて「読めば自然と語りかけられるような絵本」というコンセプトに行き着き、刊行が決まりました。


絵は話題の装丁画や絵本『のせのせ せーの!』(文・斉藤倫 うきまる/ブロンズ新社)を手がけられ、カレンダーや文具などグッズも大人気のくのまりさんに描いていただけることになりました。


絵:くのまりさん


くのまりさんについて

イラストレーター。名古屋学芸大学デザイン学科卒業。MJイラストレーションズ修了。広告・書籍・グッズなど幅広く活動中。装画担当作品に『ライオンのおやつ』(作・小川糸/ポプラ社)、『思い出の修理工場』(作・石井朋彦/サンマーク出版)など。絵本作品に『のせのせ せーの!』(文・斉藤倫 うきまる/ブロンズ新社)がある。


くのまりさんは、依頼があったとき「これから赤ちゃんを迎えるお父さんお母さんのための絵本、おなかのなかの赤ちゃんに語りかけることの出来る絵本」というコンセプトが、これまでになくとても素敵だなと感じられたそうです。赤ちゃんを楽しみにする気持ちだけでなく、妊娠期のプレママ・プレパパの不安な気持ちが描かれていることにも、大変共感をしていただきました。


くのまりさんご自身も、妊娠期間中は「果たして私が良い親になれるのか」「赤ちゃんは無事に生まれてきてくれるだろうか」と楽しみ以上に不安に駆られるような日々だったこともあり、もし同じように不安になっているお母さんやお父さんがいらして、そんな方々を支える絵本を作ることが出来たら、こんなに素晴らしいことはない、と思われたそう。ご多忙中にも関わらず、ここでやらねば一生後悔するとまで考えられたそうで、今回の絵本を快く引き受けて下さいました。


妊娠中の不安な気持ちを描く場面を入れるかどうか、悩んだ


こがさんとは、マタニティー期の方に聞き取りをするなどして、絵本に盛り込むエピソードを考えて行きました。



エピソードの中に、不安な気持ちが描かれている場面があり、この場面を入れるかどうかについてはとても悩んだそう。



議論を重ねた結果、マタニティー期はみんな不安を抱えていることも大切な事実なので、この場面は活かすことになりましたが、くのまりさんも、その場面を描く際にはとても悩まれたそうです。


くのまりさんは、「それでも」の一文に「”ずっときみを大切にするよ”というまだ見ぬあかちゃんへの約束」と「親になる覚悟」のどちらもが感じられたそうで、この一文に合うようなお父さん、お母さんの絵を、力を込めて描いて下さいました。また、この場面からの流れが、絵本全体の核になる非常に重要な場面とも感じられていたそうで、不安な気持ちと、それでもきっと大丈夫という強い気持ちとの、ちょうど間の表情を探って、何度も描き直して下さいました。


実際に絵本で採用されたイラスト


ラフ画


ラフ画A


その結果、様々な思いの込められた場面のおかげで、その先のポジティブな「希望」の場面がより心に迫る展開となっています。


同じ思いを持った方々の力を集約し、この絵本は生まれました


さまざまな巡り合わせから、同じ『思い』を持った方々の力が集約されて生まれた『おなかのなかのあかちゃんへ』は、ページをめくるとかけがえのない気持ちで溢れる、大切な贈り物のような絵本となりました。


新しい命を迎えるすべての方にエールをおくる思いが込められたこの絵本で、ぜひおなかのなかの赤ちゃんに語りかけてみてはいかがでしょうか。妊娠時期の贈りものとしてもぴったりの1冊です。


絵本ができてから、マタニティーの方をはじめ、すでにたくさんの嬉しい感想が届いています。


”息子とお腹の赤ちゃんに読んでいたのですが、いまでは息子から「僕が赤ちゃんに読んであげたい」と言ってくれて毎朝幼稚園に行く前に読んでくれています。”


”子どもが生まれてきたあの日のことを思い出して、うるっとしました。”


”妊娠や出産の経験がある方だけでなく、様々な状況の方におすすめしたい絵本です。きっと、読んだ後はご自身のご家族や大切な方々のあたたかさを更に感じられると思います。”


などなど・・・。


少しでも多くの方に、新しく生まれる命のことを思い、自分のためにも読んでいただければと思います。



書名:おなかのなかのあかちゃんへ

作:こがようこ

絵:くのまり

出版社:株式会社岩崎書店

ISBN:978-4-265-08192-9

体裁:A4変型判

定価:1,650円(本体1,500円+税)

発売日:2023年6月16日

岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b626156.html

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4265081924/

楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17500185/

紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265081929


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