プレスリリース
GMOグローバルサインとスカイコムが共同開発、電子文書管理の効率化を加速
GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の連結企業群で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社(代表取締役社長:中條 一郎 以下、GMOグローバルサイン)と、各種PDFソリューションを提供する株式会社スカイコム(代表取締役社長:川橋 郁夫 以下、スカイコム)は、電子文書(PDFファイル)に信頼性を担保するeシールや電子署名、タイムスタンプを簡便に付与できるソリューション「eシールアプリ byGMO」を共同開発しました。
本サービスは、2024年12月12日(木)よりGMOグローバルサインを通じて販売開始いたします。
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【「eシールアプリbyGMO」とは】
「eシールアプリ byGMO」は、スカイコムが開発・提供するPDF編集作成ソフト「SkyPDF Professional 8」と、GMOグローバルサインが提供する「認定タイムスタンプ byGMO」および「電子印鑑ソリューション DSS byGMO」を連携させ、一つにパッケージ化した画期的なアプリケーションです。
従来、電子署名やeシールを利用するためには、USBトークンやHSMの購入、あるいはリモート署名サービスとの複雑なシステム連携が必要でした。しかし、「eシールアプリ byGMO」を導入することで、これらの手間を大幅に削減し、より簡便にPDF文書へ電子署名やeシールを付与できる環境を実現します。
eシールを利用するためには、GMOグローバルサインのソリューション「電子印鑑ソリューション DSS byGMO」の導入が必要です。その際、導入側システムとの連携開発が事前準備として必要でした。しかし、この連携が本アプリケーション内で完結するようになりました。具体的には、PCでアプリを開き、文書をアップロードして、電子署名・eシールまたはタイムスタンプなど実行したい処理を選択するだけで簡単に付与が可能です。また、複数の文書に対して一括署名を行うこともできます。
eシール特有の利用方法である「1つの署名鍵(※1)を複数人で共有するケース」にも対応しています。従来、USBトークンで署名鍵を管理している場合、物理的に拠点が異なると鍵を共有できない課題がありました。しかし、本アプリを使用すれば、アプリが設定されているPCからであれば、どこからでも同じ署名鍵を利用することが可能です。さらに、本アプリは「認定タイムスタンプ byGMO」との連携により、直接タイムスタンプを付与することができるようになったことで、長期署名形式(PAdES(※2))にも対応し、電子文書の信頼性と長期保存性を一括で確保します。
■サービスの詳細
eシールアプリ byGMO
https://jp.globalsign.com/documentsigning/e-seal/
(※1)文書署名用証明書の署名鍵とは、デジタル署名を作成する秘密鍵です。この鍵で文書のハッシュ値を暗号化し署名を生成します。対応する公開鍵は署名の検証に使用され、文書の改ざんや送信者の正当性を確認します。署名鍵は秘密に管理され、公開鍵は証明書で信頼性が保証されます。
(※2)PAdES(PDF Advanced Electronic Signatures)は、PDF文書における電子署名の国際標準規格で、ETSI(欧州電気通信標準化機構)が策定しました。この規格は、電子署名が法的に有効であることを保証するとともに、改ざん防止や信頼性を提供します。また、EUのeIDAS規則に準拠し、電子文書の認証や法的効力を求められる場面で広く使用されています。
【電子署名の需要拡大と国内eシールの未来】
2024年3月まで総務省が開催した「eシールに係る検討会」では、eシール用証明書を発行する認証局の認定創設が検討され、国内でのeシール需要が高まる見通しが示されています。GMOグローバルサインとスカイコムは、このトレンドに先駆けて、導入しやすく使いやすいアプリケーションを提供することで、企業の電子署名導入を支援し、より安全で信頼性の高い文書管理環境を促進してまいります。
【株式会社スカイコムとは】
『安全・安心な電子文書化社会の実現に貢献』をスローガンに掲げ、電子文書の世界標準フォーマットである「PDF」をコアに据えたPDFソフトウェアプロダクト(ペーパーレス、業務改革推進のための製品・ソリューション)を提供しています。 PDF技術を自社内で開発する専門性と技術力で強みを発揮し、日本国内のみならず海外においても高い評価を得ています。
国際的なPDF関連ベンダーの業界団体であるPDFアソシエーションメンバーとして、これまで数多くの一般企業、金融機関、官公庁・自治体が利用するシステムやアプリケーションに当社のPDFテクノロジーを提供し、豊富な実績を築いています。
【GMOグローバルサインとは】
GMOグローバルサインは電子認証サービスが登場し始めた初期段階の1996年にベルギーでサービスの提供を開始し、ヨーロッパで初めてWebTrustを取得した認証局です。ベルギー政府関連機関への数多くの実績を持ち、eID(※3)(BELPIC)をはじめとするベルギー電子政府プロジェクトの最上位認証局である、ベルギー政府認証局への認証を行っています。2006年にGMOインターネットグループにジョインし、政府レベルのセキュリティを、日本をはじめワールドワイドに販売展開しております。2023年には、SSLサーバ証明書をはじめとした2,500万枚の電子証明書発行実績と、政府関連機関や大手企業へ多数の納入実績があります。
また、『CABF(CA/Browser Forum)』(※4)、『Anti-Phishing Working Group』に参加し、電子証明書市場のリーディングカンパニーとして積極的な活動を行っています。さらに、2018年5月からは、Adobe が2016年に設立した電子署名業界および学術界の専門家から構成される国際団体「クラウド署名コンソーシアム」に加盟し、国際的な法規制を遵守したクラウド上の電子署名の実施におけるオープンな標準規格の決定に参加しています。
(※3)ベルギーの電子政府プロジェクトの一環として始まった国民ID カードプロジェクト。12歳以上のベルギー全国民に対して電子証明書入りのIDカードが配布される。
(※4)電子認証事業者及びブラウザベンダを主な構成メンバーとする、電子証明書サービスをとりまく課題解決についての議論や業界ガイドライン作りを行っている世界レベルのボランティアフォーラム
以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
●GMOグローバルサイン株式会社
マーケティング部 坂井
TEL:03-6370-6500
E-mail:support-jp@globalsign.com
●株式会社スカイコム
広報部 東・岡田
TEL:03-5289-0780
E-mail: pr@skycom.jp
【 GMOグローバルサイン株式会社】(URL:https://jp.globalsign.com/)
会社名 GMOグローバルサイン株式会社
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス
代表者 代表取締役社長 中條 一郎
事業内容 ■情報セキュリティ及び電子認証業務事業
資本金 3億5,664万円
【 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社】
(URL:https://www.gmogshd.com/)
会社名 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
(東証プライム市場 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■電子認証・印鑑事業
■クラウドインフラ事業
■DX事業
資本金 9億1,690万円
【株式会社スカイコム】(URL:https://www.skycom.jp/)
会社名 株式会社スカイコム
所在地 東京都千代田区神田松永町19 秋葉原ビルディング10階
代表者 代表取締役社長 川橋 郁夫
事業内容 ■ソフトウェアプロダクトの開発・販売
(SkyPDFシリーズ/SkyAgentシリーズ/SkyPASシリーズ)
■システムインテグレーション/コンサルティング
■保守サービス
資本金 1億円
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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