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株式会社グローバルインフォメーション

EMS(排ガス監視システム)の市場規模、2027年に45億米ドル到達予測

(PR TIMES) 2022年03月11日(金)21時45分配信 PR TIMES

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「排ガス監視システム (EMS) の世界市場:システムの種類別 (CEMS、PEMS)・提供内容別 (ハードウェア、ソフトウェア、サービス)・業界別 (発電、石油・ガス、化学、石油化学)・地域別の将来予測 (2027年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を3月10日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1059992-emission-monitoring-system-ems-market-covid-impact.html
[画像: https://prtimes.jp/i/71640/3237/resize/d71640-3237-6cae5a27e97af79433d9-0.png ]


EMSの市場規模は、2022年の30億米ドルからCAGR8.8%で成長し、2027年には45億米ドルに達すると予測されています。EMS市場の成長は、世界各国の発電所における石炭火力発電への高い依存度、北米や欧州の政府による厳しい排出規制や基準、環境保護へのニーズの高まりが要因となっています。また、APAC(アジア太平洋)諸国では石炭火力発電所の数が増加しており、市場の成長に拍車をかけることが考えられます。

COVID-19 のEMS市場への影響

2020年、COVID-19危機の発生により、世界は健康と経済の両面での影響を目の当たりにしました。このウイルスの世界的な広がりは、製造施設の閉鎖や事業活動の一時的な停止をもたらしました。また、石油・ガス産業などの主要なエンドユーザー産業に大きな影響を与え、石油価格は大幅に下落しました。2020年に世界各国の政府が課した様々な規制により、石油・ガスの需要が大きく減少し、需給に大きなギャップが生じました。さらに、EMSの主要なエンドユーザーの1つである、発電や化学、石油化学、製油所、肥料産業も、このパンデミックにより需要が減少しました。国境が閉鎖され、流通経路が機能しなくなり、多くの予防措置が取られたため、海外との取引が制限されました。その後、2022年から2027年にかけては、エネルギー・電力分野と化学産業からの需要が増加し、エンドユーザー産業向けのEMS市場を徐々に牽引していくと思われます。

牽引要因:世界各国の石炭火力発電所への高い依存度

石炭火力発電所は、石炭を使って発電を行う火力発電所のことです。Carbon Briefのレポートによると、2020年の世界の電力は、40%近くを石炭でまかなっています。同様に、カナダ石炭協会によると、2020年、カナダの石炭生産量はおよそ6200万トンで、その51%が発電に使われる一般炭であることが分かっています。燃焼した石炭からは、水銀、鉛、二酸化硫黄、窒素酸化物、微粒子、その他の重金属など、大気中に有害物質や汚染物質が放出されます。これらの汚染物質にさらされると、喘息や呼吸困難、脳障害、心臓障害、がん、神経障害、早死など、多くの健康被害を引き起こす可能性があります。また、これらの汚染物質は、肺、腎臓、呼吸器、神経系を損傷する可能性があり、さまざまな規制当局が汚染物質の排出量を把握するために、排出量監視システムを義務化しています。

抑制要因:クリーンエネルギーへの注目の高まり

再生可能エネルギーは、最も急速に成長している電力供給源となっています。各国は、水力発電、洋上・陸上風力発電、太陽光発電、バイオエネルギーなど、再生可能エネルギーの開発を進めています。これらの再生可能エネルギーは、炭素排出量がゼロであることから、ますます利用されるようになってきています。国際エネルギー機関が2021年に発表した報告書によると、世界の発電量に占める再生可能エネルギーの割合は2020年にはほぼ29%に達し、中でも太陽光発電(PV)技術は圧倒的なシェアを誇っています。このように、CO2排出量や地域の大気汚染を減らすために、原子力や再生可能技術などの低炭素エネルギーへのシフトを急速に進める必要があります。一方、水力、太陽光、風力発電所はほとんど排出物を出さずに電気を作るため、排出ガス監視システムの必要性はなくなります。


【 無料サンプル 】
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/report/mama1059992-emission-monitoring-system-ems-market-covid-impact.html

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E-mail:dbm@gii.co.jp
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