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公益財団法人日本ユニセフ協会

大型サイクロン「レマル」:バングラデシュ・インドで被害広がる【プレスリリース】

(PR TIMES) 2024年05月30日(木)16時40分配信 PR TIMES

ユニセフ、命を守るための緊急体制を配備


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5176/2351/5176-2351-e0ea4d8ab98f116f2225127e4a4960c9-1536x1024.jpg ]

【2024年5月27日 ダッカ(バングラデシュ)・ニューデリー(インド)発】

今月26日にバングラデシュ沿岸部に上陸した大型サイクロン「レマル(REMAL)」は、隣国インドにも被害を及ぼしています。両国の現地事務所から送られてきた情報をお伝えします。

* * *

バングラデシュ
最大風速が111km/hの大型サイクロンは、26日深夜から27日未明にかけて、コルカタ(インド)とパトゥアカリ(バングラデシュ)の間に上陸。バゲルハット、バリサル、ボラ、バルグナ、クルナ、パトゥアカリ、サトキラに大きな被害をもたらしました。

これまでに確認された死者は11人。約380万人が被災し、15万棟の家屋が一部損壊または全壊。大雨のため、コックスバザール、チャトグラム、ロヒンギャ難民キャンプを含む丘陵地区では地滑りが予測され、同地域に住むロヒンギャ難民約2万7,000人がその危険にさらされています。

ユニセフは、バリシャル県とクルナ県でさまざまな活動を連携する地元の政府や団体などを通じて、被害が予想される地域の住民に、防災と避難行動に関する情報を提供。災害管理委員会(DMC)と協力して、命を守るための情報の拡散に努めました。現在、計1,521の医療チームが24時間体制で稼働。クルナ、バリシャル、チャトグラムの各保健施設では、すべての保健サービスが継続されています。緊急事態に即応できる19人のスタッフが、被災地への派遣に備え待機しており、現地政府などからの支援要請があり次第、全国35カ所の倉庫に備蓄する約126万米ドル相当の緊急支援物資を活用し、緊急支援活動を展開します。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5176/2351/5176-2351-3dc28624d0a4d53c48010047fa1ed3dc-798x532.jpg ]

インド
西ベンガル州の南24パルガナー県や北24パルガナー県では、高潮および高潮を伴う大雨により深刻な被害が報告されています。また、東ミドナープル、ハウラー、フーグリ、コルカタの各県では、過去12時間に約200ミリの大雨に見舞われています。

影響を受けている地域の人口は約2,300万人で、そのうち約730万人が子どもです。これまでに子ども1人を含む2人の死亡が確認され、約10万人が避難しています。妊娠中の女性103人が安全な場所に避難し、うち9人は避難先で無事に出産しました。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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