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資生堂、がん治療に伴う外見変化に関する実態調査を世界9エリアで実施 がん治療の副作用などにより9割以上のがん患者が外見変化などを経験

(PR TIMES) 2023年02月03日(金)12時45分配信 PR TIMES


 資生堂は、2023年2月4日(土)「世界対がんデー」に先駆け、世界9エリアで、合計1,350名のがん罹患経験者を対象に意識調査を実施しました。本調査は、2021年に3か国(中国、ドイツ、日本)で実施しましたが、今回初めて8か国9エリアまで規模と対象者数を拡大しました。
 その結果、回答を得られた対象者の9割以上(男性94.7%、女性93.4%)が、何らかの外見や肌状態の変化を体験し、そのことにより84.9%が気持ちが落ち込んだ、物事に消極的になったなど、気持ちや行動に影響を与えることがわかりました。
 資生堂は、がんサバイバーに向けた取り組みのグローバル展開の加速に向け、この結果を活用していきます。

《調査概要》
● 実施概要:がん治療に伴う外見変化に関する意識、及び実態などについての調査
● 実施エリア:アメリカ、中国(上海)、中国(四川省)、ドイツ、フランス、日本、シンガポール、タイ、ベトナム
● 調査対象者:男女がんサバイバー(がん罹患経験がある20-50代)
● 有効回答者数:各国/地域 男性n=50×9エリア(450人)、女性n=100×9エリア(900人) 合計1350人
● 調査期間:2022年5月12日〜6月16日
● 調査方法:インターネット調査

《サマリー(数値は男女合計。*は複数回答)》
● がん罹患経験者の9割以上(93.9%:男性94.7%、女性93.4%*)が、何らかの外見や肌状態の変化を体験し、そのための外見ケアの必要性を80.9%の人が感じている
● 体験した変化で顕著なものは、頭髪の脱毛が59.3%、肌の色変化が43.9%、続いて、眉の脱毛(31.9%)、まつ毛の脱毛(26.1%)となった(*)
● 肌の色の変化は、40.3%が黒ずみ、30.3%が茶色、29.3%が青くすみ、26.2%がしみが濃くなったと回答し(*)、また、79.1%が、ファンデーションでカバーするなどの外見ケアを行っている
● 外見変化により、38.7%が日常生活の不安を訴え、気持ちが落ち込んだ(35.3%)、物事に消極的になった(29.6%)、治療に後ろ向きになった(19.9%)など気持ちと行動への影響が確認された(*)
● こうした外見変化に関する相談相手の上位は医療従事者で、医師66.7%、看護師37.5%、家族は29.1%となり、がん患者への外見ケアの支援には医療従事者からの情報提供の重要性が示された(*)
● 外見ケアに関する情報の入手方法は、71.0%が誰かに相談、62.3%がインターネット(SNS含む)と回答した(*)
● 日本では他エリアと比較して、外見変化が現れたときに外見ケアを相談しにくい傾向が見られ、患者の方々が外見についての悩みを周囲の方に相談しやすくなるよう社会的環境づくりが必要なことがわかりました
調査結果の詳細はこちらをご覧ください
https://corp.shiseido.com/slqm/jp/information/information_230203.html?rt_pr=trm61


「がん治療に伴う外見変化に関する実態調査」より一部抜粋

●治療に伴う何らかの外見変化の有無(全エリア合計)
[画像1: https://prtimes.jp/i/5794/2340/resize/d5794-2340-6f7927f3b3de6799e028-4.jpg ]


●治療に伴う外見などの変化(複数回答)
[画像2: https://prtimes.jp/i/5794/2340/resize/d5794-2340-6a47b467903a14e88958-5.jpg ]


《がんとの共生を目指したがんサバイバーへの支援》
資生堂は2008年から、がん治療の副作用に対する外見ケアを手がけてきました。近年の抗がん剤治療後のアピアランスケアへの関心の高まりに対し、2022年、性別問わず外見ケアに関する最新の美容情報をまとめた「外見ケアBOOK 〜自分らしく、心地よく。〜」を発行しました。
また、やけど跡、傷跡、あざ、白斑、がん治療の副作用による外見変化など、肌に深いお悩みをお持ちの方を化粧の力で支援する「資生堂ライフクオリティー メイクアップ(以下、SLQM)」のウェブサイト※1 や、カウンセリングスペースを確保した「資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター(東京都港区東新橋)」、SLQM専用化粧品「パーフェクトカバー」取り扱い店舗※2 においても、がん患者に向けた情報を提供しています。これに加えて、資生堂ソーシャル活動専門チーム(ソーシャルエリアパートナー)による、がん外見ケアセミナー※3 では、がん患者と、医療従事者向けに、化粧による外見ケアの方法をご紹介しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/5794/2340/resize/d5794-2340-5d24c5431c0afd147b2d-3.jpg ]

「外見ケアBOOK 〜自分らしく、心地よく。〜」
https://corp.shiseido.com/slqm/jp/assets/pdf/appearance-care-book.pdf?rt_pr=trm61

[画像4: https://prtimes.jp/i/5794/2340/resize/d5794-2340-3f3023d4005e7b3b7a78-2.jpg ]

資生堂ライフクオリティー ビューティーセンター:https://corp.shiseido.com/slqm/jp/salon/?rt_pr=trm61
※1 資生堂 ライフクオリティー メイクアップ 公式HP:https://corp.shiseido.com/slqm/jp/?rt_pr=trm61
※2 パーフェクトカバー取扱店:https://corp.shiseido.com/slqm/jp/shop/#/hokkaido?rt_pr=trm61
※3 がん外見ケアセミナーのお申込み: https://corp.shiseido.com/slqm/jp/medical/about.html?rt_pr=trm61

《その他のがんサバイバーへの取り組み》
「LAVENDER RING(ラベンダーリング)」について
「がん」は身近な病気であるにもかかわらず、偏見や間違った認識がいまだ多く存在しています。資生堂は、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(所在地:東京都文京区、理事長:岩瀬 哲)、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋)の社員有志と共に、すべてのがんサバイバーが笑顔で生きられる社会を目指し、すべてのがん種を示すシンボルカラーである「ラベンダー」を掲げ2017年から日本での活動を開始しました。今回、2023年の世界対がんデーに寄せて、LAVENDER RINGの以下の二つの展示会を実施いたします。

● ソーシャル クリエイティブ展
内容: LAVENDER RING MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES※4 で撮影したがんサバイバーの笑顔あふれる写真と共に、OUT IN JAPAN※5、V FOR VICTRY LIFE※6 の作品を展示します。
https://lavender-ring.com/action/socialcreative/
期間: 2月3日(金)〜2月28日(火) 定休日:日曜日
場所: 資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)
住所: 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島一丁目2番11号
アクセス: みなとみらい線「新高島」駅 1・2番出口すぐ、JR/市営地下鉄「横浜」駅 東口から徒歩10分
https://spark.shiseido.co.jp/access/

同会場にて、2月4日(土)12:30〜14:30にトークセッションを実施します。
https://lavender-ring.com/action/socialcreative/#sec2

● わたしあの時シャッターを押しました。その2展
内容: がん罹患後に撮影した写真と撮影時のエピソードによるフォトコンテストの応募作品を展示しています。
https://lavender-ring.com/action/wataoshi/
期間: 2月1日(水)〜2月28日(火)
場所: SHISEIDO THE STORE 1F、4F
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座7-8-10
アクセス: 東京メトロ 銀座駅A2出口から 徒歩 約7分、JR・東京メトロ 新橋駅3番出口から 徒歩 約5分
https://thestore.shiseido.co.jp/access/?rt_pr=trm61

*4 がんサバイバーの自分らしいメイクと、そのいきいきとした姿を写真に収めて発信する取り組み。
*5 「LGBTと、いろんな人が、いっしょに楽しめる未来へ」を目指す特定NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」
(代表:松中権) が、2015年に始めた活動
*6 世界的なヘアスタイリスト、フェリックス・フィッシャーが立ち上げた「クリエーティビティとスタイルでがんと闘う」プロジェクト



プレスリリース提供:PR TIMES

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