プレスリリース
アルムナイネットワークを構築している企業はエンゲージメントが高く採用がうまくいっている傾向にある
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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、企業で働く人事担当者5,048人(※)を対象に、人材マネジメントをテーマとしたアンケート調査を実施しました。本リリースでは、企業におけるアルムナイ(カムバック採用/退職者コミュニティ)の現状と採用や従業員エンゲージメントとの関係などを解説します。調査期間は2023年3月29日(水)〜2023年3月31日(金)です。
※5,048人のうち、従業員規模30人以上の企業に勤める2,761人を集計対象としました。
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解説者:リクルート HR横断リサーチ推進部 マネジャー/研究員 津田 郁
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近年、人事領域では「アルムナイ」に注目が集まっています。「アルムナイ(alumni)」とはalumnusの複数形で、「学校の卒業生・同窓生」を意味します。そこから転じ、人事領域では「企業の離職者・退職者」という意味で使われています。構造的な人材不足が加速する日本において、アルムナイネットワークは有効な人材獲得手法の一つとして捉えられ、採用においての活用が広がってきました。
かつて離職者・退職者は、在籍していた会社からネガティブな印象を持たれることもありました。しかし現在、人材獲得競争の激化を背景に、「かつて一緒に働いた仲間をもう一度戦力として迎え入れよう」という意識に転換しています。実際、アルムナイネットワークを通じて採用を行っている企業、あるいは構築に取り組んでいる企業は、そうでない企業に比べ、「採用が好調」「従業員エンゲージメントが高い」などポジティブな傾向が見られることが、今回の調査で明らかになりました。
離職者・退職者は一度社外に出たからこそ、視野が広がり、自社の強みも弱みも客観的に捉えられるようになります。企業は彼ら彼女らの意見を取り入れ、人材マネジメント全般に反映するなど、職場の魅力を高めることで、採用や従業員エンゲージメントにもプラスの効果をもたらす可能性に期待できます。働く個人にとっても、「前の会社に戻る」「前の会社とつながる」という道を選択肢に加えることで、これまで以上にキャリアの幅が広がっていくでしょう。
今や、個人の退職理由はさまざまです。企業側が元社員に再び選ばれるためには、在職中や退職後(退職時点含む)の個人への姿勢や態度がとても重要になります。いま一度、在職中の社員や退職者への対応を考え直すことが企業には求められているのではないでしょうか。
アルムナイネットワークを通じた採用を行っている企業は1割強
企業の人事担当者に「現在実施している採用手法」を聞いたところ、アルムナイネットワークを通じた採用を実施していると答えた企業は1割強(12.3%)でした。現段階ではまだ一部の企業に限られています。
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調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の人事業務関与者(担当業務2年以上)
有効回答数:5,048人 ※ただし、従業員規模30人以上の企業に勤める2,761人を集計対象とした。
(従業員規模30〜99人:753人、100〜299人:605人、300〜999人:540人、1,000人以上:863人)
調査実施期間:2023年3月29日(水)〜2023年3月31日(金)
調査機関:インターネットリサーチ会社
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230920_hr_01.pdf
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