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株式会社スペースシャワーネットワーク

落語と音楽ライブの異種格闘技戦「スペシャ寄席 其の四〜フラカン 全開の噺 編〜」、ロックンロールと落語が見事に融合、熱気と笑いと感動に包まれ終了!

(PR TIMES) 2023年10月07日(土)11時15分配信 PR TIMES

本日10月6日(金)18:00よりPIA LIVE STREAMにて配信スタート!

株式会社スペースシャワーネットワーク(代表取締役社長:林吉人、本社:東京都港区) は、「スペシャ寄席 其の四〜フラカン 全開の噺 編〜」を10月2日(月)北とぴあ つつじホールで開催いたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2929/2214/2929-2214-017c09618e0b0bd69dec47f89299a17d-2000x1334.jpg ]

落語と音楽ライブを交互に披露する、今までにない斬新なスタイルで開催されきたスペシャ寄席。
これまでに2021年大阪、2022年東京、そしてSWEET LOVE SHOWERとのコラボレーションと
3回開催、4回目となる今回は、ライブアクトにフラワーカンパニーズ、落語家に桂 雀太、笑福亭 笑利を迎え、
初のバンドセットのコラボレーション。
バンドセットの中に置かれた高座、違和感しかないステージセットに、一体これから何が始まるのか!?
出演者ですら当日までどんなステージになるのか分からない、
そんな状況の中スタートした約2時間ノンストップエンターテインメント。
ロックンロールと落語、コトバとコトバのぶつかり合いは、
今回もまた想像以上のコラボレーションを生み出し、会場は熱気と笑いと感動に包まれた。

この模様を、本日10月6日(金)18:00より、PIA LIVE STREAMにて、配信視聴がスタート!
残念ながら会場で見れなかったお客さんは、この機会に是非、新しいエンタテイメントの形、
スペシャ寄席を体験してほしい。
今までにないカルチャーの融合、お見逃しなく!
※配信視聴の際は、出来るだけ没頭できる環境で、ご視聴頂けるとよりお楽しみ頂けます。

【配信概要】
公演名 : スペシャ寄席 其の四〜フラカン 全開の噺 編〜
配信期間 : 10月6日(金)18:00〜10月13日(金)23:59
出演   : フラワーカンパニーズ / 桂 雀太 / 笑福亭 笑利 /
   樋口大喜(MC)
配信視聴料金 : 2,500円(税込)
チケット :10月13日(金)21:00まで発売中
https://w.pia.jp/t/spsyose/
配信先   : PIA LIVE STREAM

<出演者>
フラワーカンパニーズ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2929/2214/2929-2214-b3a58ccb3415d0deaf3330aa7e160dda-2000x1333.jpg ]

桂 雀太
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2929/2214/2929-2214-7b55ef8369a493e0427835f788114f14-2000x1333.jpg ]

笑福亭 笑利
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2929/2214/2929-2214-f270ee4bb95364afee1e1460e496db37-2000x1334.jpg ]

樋口大喜
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2929/2214/2929-2214-39477d9dd2a440d4ca2928a58566d972-2000x1334.jpg ]

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ライヴレポート      
text by 兵庫慎司

 2023年10月2日(月)18:30、東京都北区王子の北とぴあつつじホールにて、『スペシャ寄席 其の四〜フラカン 全開の噺 編〜』が開催された。
 スペースシャワーTVによる落語と音楽のイベントで、今回で四度目の開催。出演はフラワーカンパニーズと桂雀太と笑福亭笑利。MCはFM802の樋口大喜が務めた。
 この『スペシャ寄席』が行われるのは、2021年7月19日大阪・umeda TRAD、2022年2月16日東京・北とぴあつつじホール、2022年8月28日『SWEET LOVE SHOWER 2022』GOOD VIBES エリア特設ステージに続き、これで四度目。
 これまでの三回は、弾き語りのアーティスト落語が共演する「語り×語り」のステージだったが、今回は初めてバンドの生演奏&生歌と落語の「語り」が共にステージに上がる、という企画になった。
 今回のスペシャ寄席にテーマがあるとするなら、「人間一生夢の如し」。人生というのは夢のように儚い、泥くさくて美しい、そういったテーマが今日はぴったりだと思う。この板の上一枚、泥くさく輝きを放つ、人間物語をぜひご堪能ください──樋口大喜は前説をそう締めくくり、トップの笑福亭笑利を呼び込んだ。

フラカンの機材が並び、ミスター小西のドラムセットと竹安堅一のギターアンプの間に、赤い布で覆われた高座がしつらえられ、その右にはめくりが用意されたステージに、笑福亭笑利が登場。
 座布団一枚あればできる商売であるゆえに、とんでもないところで落語をやる羽目になることもある、たとえば──というマクラで、客席を「あっためる」を超えて「沸かせる」状態まで持っていってから、ネタに入る。
 演目は『いらち俥』。俥屋、つまり人力車で急いで大阪駅まで行きたいが、一台目はボロい上に俥屋が病弱で遅くて話にならず、次に拾った俥は、一度走り出したら止まらなくて、危なっかしくて往生する、という噺である。
 後半、その止まらない俥屋が、このまま行ったら市電に衝突する──というあたりで、フラカンの4人がそっとステージに現れ、鈴木圭介がハープでその市電の汽笛を表すと、竹安堅一がボトルネックでアコースティック・ギターを奏で始め、続いてグレートマエカワのベースとミスター小西のキックが加わり──「夢の列車」という曲のイントロと、笑利の噺が、じわじわとミックスされていく。
 噺がクライマックス→オチを迎えると、笑利が去り、本格的に曲が始まり、フラカンの時間がスタート。2曲目は最新アルバムから「行ってきまーす」、そして先頃リリースされたばかりのニューシングルの2曲=「気持ちいい顔でお願いします」と「セミ・ロング」。落語からシームレスに始まったこともあり、オーディエンスは座ったままだが、腕を振り上げたり、ハンドクラップをしたりして、4人の演奏に応えている。
「フラカン、北区、初登場じゃない?」「噺家さんと一緒にやるのも初めて。今日、決め事がけっこうあったから、こんなに緊張する『夢の列車』は初めてだった」などと、最初のMCで言い合うグレートマエカワと鈴木圭介。
 高校の時、落語研究クラブに入っていて、1年の最後に一席やらないといけなくて、『時そば』をやった、と圭介。「あんなきついことはなかった、今までの舞台でいちばん厳しかったです」とのこと。
 そこから「履歴書」と「この胸の中だけ」と、圭介がアコースティック・ギターを弾きながら歌う2曲を経て、MCに入ると笑福亭笑利を呼びこみ、改めて紹介する。
 笑利は紙切り芸ができる、ということで、この場で披露することになるが、「普段はソデで、太鼓と三味線で音を鳴らしてもらったりするんですけど、せっかくなんで──」というリクエストで、フラカンの4人がアドリブでジャンプ・ブルース調のインストを奏で始める(圭介はハープ)。笑利、それに乗せて、しゃべりながら紙切りを始めるが、バンドの音がどんどん大きくなってその声をかき消し、「でかいでかいでかい!」と演奏を止める。
 というふうに、演奏が紙切りを妨げて、笑利がつっこんで音を止める──というコラボコントを、このあとさらに二回繰り返した。しかも毎回違う曲調で。客席、大笑い&拍手。
 三度目のトライで完成した、笑利による切り絵は、「グレートマエカワの似顔絵」。見事な出来栄えで、客席、また大拍手、グレート本人も「最高、すごい!」と称賛する。その切り絵は終演後、ロビーに飾られ、観客みんな、帰り際に写真を撮っていた。
 なお、このブロック、決め事ゼロの完全アドリブだったそうで、グレート「スリリングだった! でも息ぴったりだったもんな、さすがだよ!」と、また笑利を称賛した。

 そのコーナーの途中で笑利が「お客さん、後半は立って盛り上がっていただければ」と、呼びかけたこともあって、そこからはオーディエンスみんな、立ち上がってライブを楽しむ。後半ブロックは「右脳と左脳」「人は人」「NUDE CORE ROCK’N ROLL」「三十三年寝太郎BOP」の4曲。
 ラストの「三十三年寝太郎BOP」の、最後の一音が消えないうちに、桂雀太がスッと高座に上がり、噺が始まる。自分や樋口大喜や笑福亭笑利などで始めた『CLUBHOUSE寄席』が当たって、スペースシャワーTVからこのイベントの話が来て、いろいろあって、今日のこの日を迎えている──と、まず、このイベントの成り立ちを説明する。
 そして「免疫力を高めるナチュラルキラー細胞は、笑うと活性化する」という導入のマクラで、何度も客に笑い声を上げさせてから披露したのは、江戸落語では『芝浜』の名で知られる、東でも西でも多くの大物噺家が得意にしてきた大ネタ、『夢の革財布』。
 「おもしろい」「笑わせる」で留まらない、「鬼気迫る」とはまさにこのこと、と言いたくなる、聴く者を噺の世界にぐいぐい引き込む大熱演で、ここにいる皆をがっちりつかんだ。
 その『夢の革財布』の後半のヤマ場で、もとの噺にはない「生きていてよかった」というセリフが織り込まれる。そして、下げを迎え、大きな拍手の中、雀太が頭を下げて高座を下りると、登場したフラワーカンパニーズが噺を締めるように「深夜高速」を演奏し始めた。

 噺家とミュージシャンが、落語と歌が共演する、というだけでなく、それぞれの表現が有機的に絡み合って新しい何かになる、本来の意味での「コラボレーション」を生み出していく、ということが、この『スペシャ寄席』が目指すところなのだろう。バンド編成での演奏だったことや、噺家とバンドの呼吸の合いっぷりが見事だったことなどが、すべていい方向に出て、過去最高の化学反応を起こしていたのが、この夜だったのではないか。
 「深夜高速」のあと、最後に来場者への挨拶として、出演者全員でのトークの時間がちょっと設けられた。そこで桂雀太はこう言った。
「全国回れるんちゃうか?」
 笑福亭笑利は、それにかぶせてフラカンに言った。
「ほな、最近買ったハイエース、乗してもうていいですか?」
 この日のステージの模様は、10月6日(金)18:00から、PIA LIVE STREAMで配信される。


【配信詳細】 
PIA LIVE STREAMにて配信チケット発売中!!

【配信期間】 10月6日(金)18:00〜10月13日(金)23:59
【発売期間】 10月13日(金)21:00まで
【チケット料金】:2,500円(税込)

<チケット・イベント詳細はチケットサイトよりご確認ください>
https://w.pia.jp/t/spsyose/



プレスリリース提供:PR TIMES

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