プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「エポキシ樹脂の世界市場：アプリケーション別（塗料・コーティング、建設）、地域別（APAC、北米、欧州）の市場規模、シェアおよび動向分析、セグメント別予測（2021年〜2028年）」（Grand View Research, Inc.）の販売を12月17日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/grvi1036643-epoxy-resin-market-size-share-trends-analysis.html
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エポキシ樹脂の市場規模は、2020年に116億2000万米ドルとなり、2021年から2028年にかけてCAGR6.7%で成長すると予測されています。エポキシ樹脂の需要増加は、北米や西欧での住宅建設を中心とした建設費の増加や、自動車などの耐久消費財の生産やメンテナンスに使用される塗料およびコーティング剤の需要の高まりに、牽引されることが予測されます。エポキシ樹脂製品の需要は、今後、世界的に高まることが期待されています。

アジア太平洋地域は、中国とインドの需要増加に後押しされ、エポキシ樹脂の主要な消費地となっています。また、同地域では、インフラ整備や自動車生産の増加に伴い、塗料およびコーティング剤の需要が高まっています。可処分所得の増加と消費意欲の高まりが、今後数年間の市場を牽引すると予想されます。

近年、世界の自動車生産台数は、特に中国、インド、ブラジル、ベトナムなどの新興国における需要の増加に伴い急増しています。自動車需要の増加は、業界全体の塗料・コーティング剤の消費を促進し、同時にエポキシ樹脂の需要を促進しました。しかし、原材料価格の変動が今後の市場成長の妨げとなることが予想されます。

さらに、COVID-19パンデミックは、2020年に世界各地で起こった製造活動の停滞、供給や輸送の制限、経済の減速などにより、塗料・コーティング、接着剤、風力タービンなど様々な用途でのエポキシ樹脂の需要に悪影響を及ぼしました。

アプリケーション別見通し

2020年は、市場は、アプリケーション別に、塗料・コーティング用途が市場をリードし、売上シェアの37%以上を占めました。エポキシ樹脂ベースの塗料・コーティング剤は、汚れ、ひび割れ、極端な温度、ブリスター、化学物質に対する優れた耐性があるため、住宅・商業ビル、造船業、自動車、廃水処理施設などの用途で広く利用されています。また、優れた接着性と高い防錆性能を持ち、揮発性有機化合物（VOC）の含有量が少ないのも特徴です。これらの塗料は、商業施設、住宅、施設、工業用建物の内外装のコーティングに使用されます。また、表面の美観を向上させるだけでなく、極端な温度や紫外線から表面を保護し、剥離、色あせ、ひび割れなどを防ぎます。


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