プレスリリース
■物流拠点を開設し、グローバル3PL基盤を構築
大和ハウスグループの大和物流株式会社(本社:大阪市西区、社長:木下健治)は、2021年11月24日、ベトナム社会主義共和国(以下、「ベトナム」)の現地法人Daiwa Logistics Vietnam Co.,Ltd.(以下、「ダイワロジスティクスベトナム」)を通じて倉庫事業を開始し、国際物流事業を本格始動しましたので、お知らせします。
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1. ベトナムでの国際物流事業開始の経緯
近年のアジア諸国の経済成長などを背景に、各業界におけるサプライチェーンのグローバル化は急速に進展しています。中でも、ベトナムは日系企業の拠点数が2016年の約1,600カ所から2020年には約2,100カ所(※1)と増加傾向にあり、物流網の広域化が進んでいます。
当社においても、ASEANやその周辺国への進出を本格化するため、2019年5月、ベトナムに「ホーチミン駐在員事務所」を開設し、現地での市場・物流事情の調査を開始しました。2020年11月には、ベトナム現地法人 ダイワロジスティクスベトナムを設立し、さらなる国際物流事業の展開を推進してきました。
そしてこのたび、ベトナム国内での3PL(※2)事業基盤の構築を目的に、ベトナム南部ドンナイ省ロンタイン地区において物流拠点「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」(以下「本センター」)を開設し、国際物流事業を本格的に開始することとしました。
※1. 外務省「海外進出日系企業拠点数調査」
※2. 荷主企業に代わる第三者として、物流を設計・提案し、包括的に受託する事業形態
2. 事業内容について
ダイワロジスティクスベトナムでは、利用運送事業(※3)や倉庫事業(※4)などの事業ライセンスのもと、これまで当社が日本国内で建築・建材物流のエキスパートとして培った3PL事業のノウハウを生かし、ベトナム国内での保管から、輸出先に合わせた流通加工、輸配送の手配まで、日本品質の物流サービスを提供します。
現地の物流企業とパートナーシップを締結することで、日系・非日系の製造業や商社、流通業などの幅広いお客さまに対し、日本との国際一貫輸送やベトナム国内での現地3PL、周辺国との三国間輸送など、ご要望に沿った国際物流ソリューションを提案していきます。
※3. 荷主企業から貨物を預かり、自社以外の運送業者を利用して貨物の運送を行う事業
※4. 荷主企業の物品を倉庫において保管する事業
■ご提案事例
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3. 本センターの特長について
本センターは、東西ハイウェイ高速道路「ロンタインインターチェンジ」から約8kmに位置し、ベトナム最大の経済都市であるホーチミン市内から約40kmと、ベトナム消費市場に向けた輸配送拠点として活用できます。
また、ベトナム南部の主要港である「カトライ港」まで約30km、大型船の接岸が可能な「カイメップチーバイ港」まで約40kmという立地を活かし、国際海上輸送にも対応可能です。さらに、2025年開港予定の「ロンタイン国際空港」まで約3km(直線距離)と海路・空路輸送にも適した立地となっています。
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4. 施設概要
ダイワロジスティクスベトナムは、大和ハウス工業株式会社が開発したマルチテナント型物流施設「DPLロックアンビンソン2」の一部を賃借の上、「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」として稼働します。
所在地:ベトナム社会主義共和国 ドンナイ省 ロンタイン地区、ロックアンビンソン工業団地「DPLロックアンビンソン2」内J区画
Section-J, Lot-P, Loc An Binh Son IP,
Long Thanh, Dong Nai province, Vietnam
総賃借面積:2,604平方メートル (約787坪)※事務所部分含む
構造:平屋建て(一部、2階建て) 鉄筋コンクリート造ならびに鉄骨造
搬送設備:ドックレベラー 2基
バース形状:高床式(1.4m)
床荷重:5.0t/平方メートル
梁下有効高:11m(クロスブレースから床まで6.5m)
アクセス:東西ハイウェイ高速道路「ロンタインインターチェンジ」:約8km(車で約14分)
セキュリティ:24時間常駐警備
その他設備機器:フォークリフト2台(3tカウンター:1台、1.5tリーチ:1台)、フォークリフト用電源、電話・インターネット回線、監視カメラ
稼働:2021年11月24日
運営:Daiwa Logistics Vietnam Co.,Ltd.(ダイワロジスティクスベトナム)
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■「DPLロックアンビンソン2」
「DPLロックアンビンソン2」は、大和ハウス工業株式会社が工業団地「ロックアンビンソン工業団地」において開発したマルチテナント型物流施設です。当施設は、2021年2月に竣工し、総賃貸面積は29,239平方メートル 、最大8テナントが入居できます。現在は物流業や製造業のテナント企業が入居しています。
5.今後の展開
本センターは、2021年度中に稼働率100%とすることを目標とし、10名程度の人員を確保する予定です。
当社は今後も、お客さまのグローバルビジネスの展開を総合的に支援するロジスティクスパートナーとして、海外ネットワーク基盤を拡大しながら、展開を加速します。
あわせて、ASEANやその周辺国での物流需要に対応していくため、引き続きホーチミン駐在員事務所を情報収集拠点として、市場調査や事業可能性の検討を行っていきます。
| Daiwa Logistics Vietnamについて |(HP:https://www.daiwabutsuryu.co.jp/company/group/dl-vietnam/)
Daiwa Logistics Vietnam Co., Ltd.は、2020年11月30日に大和物流株式会社のベトナム現地法人としてホーチミンにて設立されました。ホーチミン本店とドンナイ支店の2カ所をベトナム国内における営業拠点として、利用運送事業や倉庫事業を核に物流サービスを提供しています。
| 大和物流について | (HP:https://www.daiwabutsuryu.co.jp/)
大和物流は、1959 年に大和ハウス工業株式会社の物流子会社として設立し、今年で創立62 年を迎えました。建築・建材物流をコア事業とした総合物流業のほか、お客さまのニーズに合わせた物流施設開発を全国で進め、現在、自社で管理・運営する物流施設は、97カ所・総延床面積約30.8万坪(2021年9月末時点)に上ります。
プレスリリース提供:PR TIMES