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ユニクロ、Amazonの次に潜入したのは――米共和党選挙事務所のボランティアスタッフ!『「トランプ信者」潜入一年』

(PR TIMES) 2022年03月11日(金)14時40分配信 PR TIMES

トランプ支持者がトランプ信者となり「連邦議事堂襲撃」に及ぶまでの一部始終を最前列で取材!


[画像1: https://prtimes.jp/i/13640/1571/resize/d13640-1571-3ccdc9795f8ef0cb5f64-0.jpg ]

トランプ元大統領がウクライナの危機を巡って存在感を増している!?
自身のソーシャルメディアアプリ「トゥルース・ソーシャル」がスタートするやいなや、多くの支持を集め、App Storeの無料アプリランキング1位に。アメリカの前大統領ドナルド・トランプが以前と変わらぬ影響力を示している。
ロシアによるウクライナ侵攻について、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「天才だ」と褒め、「問題はプーチンが賢いことではなく、我々の指導者が愚かなことだ」発言。また、「自分が大統領なら止められた」と述べた。相変わらずのトランプ節だと思った人もいるだろうが、アメリカで行われた世論調査では、「米大統領がトランプだったら、プーチンはウクライナに侵攻しなかった」との回答が62%に上った。実際、アメリカにはトランプの大統領再就任を待ち望む声が多いのも事実だ。
はたして、トランプ支持者とはどういった人たちなのか? 自らスタッフとしてユニクロやAmazonなどの企業に潜入し、現場の実態を詳報してきたジャーナリストが、今回は単身アメリカに渡り、共和党の選挙ボランティアスタッフとしてトランプ陣営に大潜入!!
2020年アメリカ大統領選挙の一部始終を最短距離で目撃した。

«ボランティアに応募するまでに1か月以上かかったのは、身分証明書となる運転免許証を取るのに時間がかかったからだ。実技試験に落ちたり、アメリカで運転できるよう度の強いメガネを作ったりして、州政府から免許証が送られてくるのを待ったりしたからだ。
パスポートを使うという手もあったが、私のパスポートには5年間有効のジャーナリストビザが貼られている。それに気づかれる心配はほとんどないと思ったが、念には念を入れ、運転免許証が取れるまで待った。運転免許証さえ手に入れれば、応募の際に怪しまれる可能性は大幅に減るからだ。
潜入取材で最も大切なのは入口である。ユニクロの店舗やアマゾンの物流センターに潜入しようと思ったら、アルバイトとして雇われなければならない。今回なら、ボランティアとして登録する時点。ここでヘタを打てば、潜入取材はうまく行かない。
とくに、トランプは16年の大統領選挙において、選挙スタッフが秘密保持契約を破ってマスコミに情報をリークした契約違反で、賠償金1000万ドルで訴えたという記事を事前に読んでいた。雇ってもらいたいがあまりに私がウソをついて、後で面倒に巻き込まれるのは避けたかった。»
(本文より)
[画像2: https://prtimes.jp/i/13640/1571/resize/d13640-1571-442f9ec47a74b8e959a6-1.jpg ]

▲トランプ支援者集会にボランティアで参加した筆者の自撮り(ミシガン州ランシング 2020年10月17日)

トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。
「議事堂襲撃」では、警官の催涙スプレーまで浴びて――「分断」「狂信」「暴動」すべて内側から見た。

«4時過ぎると、警察の押し返しが強くなる。
建物の中で大量の催涙スプレーを浴び、外に出てペットボトルの水で目を洗い流す男性がいた。立ったまま1本のペットボトルを目にかけたため、全身が水浸しとなった40代のその男性は、私が彼の写真を撮っていることに気づき、左手の親指を立てた。
その男性が着ていたTシャツには、後光に照らされたマリアが、生まれたばかりのイエスを抱いている絵が描いてあり、「Deus Vult」の文字があった。ラテン語で「神これを欲したもう」という意味で、十字軍のスローガン。
神がこの襲撃を望んでいる、という意味ですか、と私が問えば、
「その通りだ。神の御心だ」
との言葉が返ってきた。»
(本文より)
[画像3: https://prtimes.jp/i/13640/1571/resize/d13640-1571-7ef36931e071b8ac30d0-2.jpg ]

コロナ禍でノーマスク集団に囲まれ、時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、時にBLM暴動の銃声を聞きながら、たった独りでフェイクニュースと闘い続けた“不屈のルポルタージュ”。

«一見すると堅牢にも見える民主主義は、私たちが信じているほど盤石ではなく、意外な脆弱性をはらんでいる。アメリカで起こった“トランプ現象”を追いかけながら、民主主義が、どうやって道を踏み外し、どのように機能不全に陥り、崩壊の危機に直面するのかを考えていこう。»
(本文より)

新型コロナウイルスへの対応やワクチン接種を巡って分断が起こった日本にとって、これは“対岸の火事”ではない!

〈目次〉
プロローグ アメリカの民主主義が死んだ日
第1章 トランプ劇場に魅せられて
第2章 冴えないバイデンが大統領候補になるまで
第3章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(前編)
第4章 新型コロナVSトランプの泥仕合
第5章 BLM暴動で闇に響いた銃声
第6章 そして大統領は感染した
第7章 ウソと陰謀論の亡者を生んだ「屈辱の夜」
第8章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(後編)
第9章 勝利を信じて疑わない“トランプ信者"の誕生
第10章 Qアノンと行く「連邦議事堂襲撃」への道
エピローグ 民主主義の守り方
  あとがき
  トランプ退任までの1年間の主な出来事
  主な参考文献

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『「トランプ信者」潜入一年
私の目の前で民主主義が死んだ』
著/横田増生
定価:2200円(税込)
判型/頁:4-6/472頁
ISBN978-4-09-388852-3
小学館より発売中(2/28発売)
本書の紹介ページはこちらです↓↓↓
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388852
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【著者プロフィール】
横田増生(よこた・ますお)
1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、アメリカ・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務める。99年よりフリーランスとして活躍。2020年、『潜入ルポ amazon帝国』で第19回新潮ドキュメント賞を受賞。



プレスリリース提供:PR TIMES

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