プレスリリース
インテックのスマートホームアプリ「UCHITAS(ウチタス)」が、次世代スマートメーター対応のコントローラーとしてECHONET Lite AIF認証(第1号)を取得
2025年から入れ替えが始まる次世代スマートメーターに対応し、「UCHITAS」で電力使用量の取得や活用が可能に
TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、スマホから家電機器情報の管理やリモコン機能を提供するスマートホームアプリ「UCHITAS(ウチタス)」と連携する、コンパニオンアプリ「UCHITAS Connect(ウチタス コネクト)」※1について、次世代スマートメーターを対象としたコントローラー・ソフトウェアとして、ECHONET Lite規格適合性認証制度(以下ECHONET Lite※2認証)及びアプリケーション通信インターフェース仕様適合性認証制度(以下ECHONET Lite AIF※3認証)に基づく認証を取得したことを発表します。
なお、資源エネルギー庁が2022年5月に公表した、「EMS・アグリゲーションコントローラースマートメーターBルート(低圧スマート電力量メーター)」の仕様に基づいて、電力事業者から提供される次世代スマートメーターを対象としたコントローラーとして、「UCHITAS Connect」は、ECHONET Lite認証及びECHONET Lite AIF認証を取得した世界初※4のコントローラー・ソフトウェアとなります。
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2014年から本格導入が始まった現行スマートメーターは、遠隔自動検針による電力事業者の業務効率化や、電力事業者と電気供給契約を締結した家庭・低圧需要家が電力使用量データを取得できることで、各家庭などの省エネなどの取り組みを促すことが可能となりました。この現行スマートメーターには、電力事業者が使用するAルート、家庭・低圧需要家が使用するBルート、ガスや水道事業者が検針などで使用するIoTルートがあります。法律により検定有効期限が10年と定められており、2022年5月に次世代スマートメーターの仕様が定められました。
2025年から展開が始まる次世代スマートメーターのBルートは、電力リソースアグリゲーション※5など新たな電力サービスに対応した高粒度・高頻度なスマートメーターのデータ提供、複数のEMS・アグリゲーションコントローラーによるスマートメーターのデータ利用などを可能とし、利便性を向上することが期待されております。
次世代スマートメーターのECHONET Lite AIF認証の取得により、当該仕様に基づいたすべての電力事業者の次世代スマートメーターと「UCHITAS」が直接通信できるようになり、新たな接続機器の購入、設置工事も不要で、電力データを「UCHITAS」で活用できるようになります。
※1 UCHITAS Connect:「UCHITAS Connect」は、対象のメディアストリーミングデバイスにインストールし、「UCHITAS」から操作することでご利用いただけるコンパニオンアプリです。
※2 ECHONET Lite:ECHONET Liteとは、一般社団法人エコーネットコンソーシアム(以下エコーネットコンソーシアム)が策定する国際標準の通信プロトコル(ISO/IEC 14543-4-3など)であり、ネットワークを経由して家電・住宅設備機器などを制御することを目的としています。
※3 ECHONET Lite AIF:ECHONET Liteアプリケーション通信インターフェース(以下AIF)認証は、ECHONET Lite認証機器同士の相互接続性の向上を図ることを目的としており、認定試験機関が対象機器を試験し、エコーネットコンソーシアムが認定を付与するものです。
※4 認定試験機関調べ(2024年3月13日時点、エコーネットコンソーシアムにて確認済)。
※5 電力リソースアグリゲーション:需要家の受電点以下に接続されているエネルギーリソース(発電設備、蓄電設備、需要設備)を統合制御することです。
■背景
インテックは、スマートホームアプリ「UCHITAS」及びコンパニオンアプリ「UCHITAS Connect」の機器制御技術を活用し、家庭内の蓄電池やエコキュート、エアコン、照明などの電力リソースを束ねて最適制御を行う電力リソースアグリゲーションを支援するプラットフォームを目指しています。
電力リソースアグリゲーションでは、各家庭・低圧需要家のスマートメーターから電力量データを取得する必要があり、これまでは、専用の通信規格に対応したコントローラー装置が必要でしたが、「UCHITAS」はスマートフォンや汎用のメディアストリーミングデバイス向けのアプリとして提供しており、通信方式が異なるため現行スマートメーターのBルートとの接続には対応していませんでした。
そこで、2025年から順次更新される次世代スマートメーターのBルートにおいて、従来の通信方式(Wi-SUN方式)に加えて、Wi-Fiによる接続が可能となることに着目し、インテックはいち早く「UCHITAS Connect」の機能を強化し、Wi-Fi環境で次世代スマートメーターのBルートに対応する機能を開発しました。
そして今回、2024年3月から開始された次世代スマートメーター向けのコントローラーを対象とした、ECHONET Lite認証及びECHONET Lite AIF認証に基づき、コントローラー・ソフトウェアとして世界で初めて、「UCHITAS Connect」が認証(AIF認証登録番号:QZ-000147)を取得しました。
■「UCHITAS」及び「UCHITAS Connect」の認証取得状況
インテックは、従来の電気自動車充放電器のECHONET Lite AIF認証に加えて、蓄電池(AIF認証登録番号:MZ-000328)及びヒートポンプ(HP)給湯器(AIF認証登録番号:MZ-000327)に関するECHONET Lite AIF認証も新たに取得しています。
「UCHITAS」及び「UCHITAS Connect」では、政府が定める「重点8機器」への対応を進めており、それぞれのECHONET Liteの関連規格への「UCHITAS Connect」の対応状況は、以下の通りです。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1539/11650-1539-7913e5ff1816a3eff33c962b7f27bd65-1419x549.png ]
■今後の展開
「UCHITAS」は、利用者がやりたいことに集中できる時間・環境を確保し、心身ともに充実したシンプルな暮らしを実現することを目指して、ホームオートメーション化への取り組みを進めています。この一環として、家庭のエネルギーマネジメント機能の拡充を進めており、「重点8機器」のうち未対応への対応を進めていきます。また、電力リソースアグリゲーションを推進する事業者向けの機能提供など、低・脱炭素社会の実現に寄与する取り組みを推進していく予定です。
「UCHITAS」について(https://uchitas.intec.co.jp/)
「UCHITAS」は、「雑事から開放されたシンプルな暮らしを応援」というコンセプトを元に、お手持ちの家電の管理、リモコン操作、取扱説明書の閲覧ができるスマートホームアプリです。iOS版のショートカット機能に対応しており、音声操作やオートメーションを利用して気軽にスマートホームを体験できます。メディアストリーミングデバイスに対応した「UCHITAS Connect」と連携することで、外出先や旅行中など宅外から宅内の家電の稼働状況の把握やリモコン操作に対応できます。この技術を応用し、電力リソースアグリゲーションを支援するプラットフォーム化を実現することにより、低・脱炭素社会への貢献を目指しております。
UCHITASアイコン
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1539/11650-1539-1d8141b9bfb6e7ae74851cf5d1f96013-118x118.png ]
UCHITAS(Apple AppStore)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1539/11650-1539-34ccf4e24f9b36192f42591525f0892a-516x516.png ]
https://uchitas.onelink.me/YLQC/nihici6n
※UCHITAS、UCHITAS Connectは、株式会社インテックの登録商標です。
※ECHONET Lite、ECHONET Lite AIFは、一般社団法人エコーネットコンソーシアムの登録商標です。
※Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/)
お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック テクノロジー&マーケティング本部 先端技術研究所
担当:金山、大野
E-mail:uchitas_support@intec.co.jp
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