プレスリリース
『東京いい店はやる店 バブル前夜からコロナ後まで』(柏原光太郎著)が、新潮新書の一冊として本日、刊行になりました。著者の柏原光太郎さんは当代屈指の美食家。以前に勤めておられた文藝春秋社では、『東京いい店うまい店』の編集長をされていたこともあります。本書では、40年におよぶご自身の美食経験と共に、「グルメの現代史」を総ざらいしています。
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本書は、東京を中心にここ40年ほどの外食業界の変遷を記した「グルメの現代史」です。
40年前、フランス料理やイタリア料理はまったく一般的な食べ物ではありませんでした。バブル前夜に本格派のフランス料理のレストランが登場し、その後、バブルと共に「イタ飯ブーム」がやってきて、ようやく東京の街で、「洋食」でない西洋料理のレストランが根付いていった感じです。
その後、90年代には、空間プロデュースや演出に一工夫をこらしたエンタメレストラン(グローバルダイニングや際コーポレーションの店舗群が代表)が隆盛となり、ぐるなびや食べログ、ミシュランの上陸などもあって、外食の状況にはどんどん拡がりが出ていき、東京は「世界一の美食都市」として認知されていきます。
最近では、インバウンドの増加で、「そこで食べるために旅をする」デスティネーションレストランが地方部でもたくさん出来、東京再開発で続々と建っている高層ビルの上層階には金払いのよいフーディーをターゲットにした超高級店が次々と出てきています。本書を通して読むと、そうした「外食グルメの歴史」がざっと理解することができます。
著者の柏原光太郎さんは、フーディーの世界では有名人で、勤めていた文藝春秋社では『東京いい店うまい店』の編集長をされていたこともあります。40年の美食生活で行かれた店の数々にも驚かされますが、還暦を過ぎた現在も旺盛に新店舗を訪ねられています。
気楽に読める本ですが、読んでいると「これは行ってみたい!」「久しぶりに再訪したい」と思わされる店が頻発して、思わずメモってしまうこと必至。美食に興味のある向きには、オススメできる一冊です。
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■書籍内容
「これは行ってみたい」とメモりたくなる店多数! 当代きっての美食家が、現代日本の外食グルメの歴史を自身の体験と共に記す。80年代から始まるフランス料理の隆盛、バブルと共にやってきた「イタ飯」ブーム、内装とサービスにこだわったエンタメレストラン、グルメメディア事情、フーディーの登場、東京再開発によって活況を呈するイノベーティブレストランまで、「グルメの現代史」を総ざらい!
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■柏原光太郎
1963年東京都生まれ。ガストロノミープロデューサー。「一般社団法人日本ガストロノミー協会」会長、「熱中小学校」校長、食べログのグルメ著名人。慶應義塾大学経済学部卒業後、文藝春秋社に入社。『東京いい店うまい店』編集長、文春文庫編集長、デジタル戦略事業局長などを歴任。著書に『「フーディー」が日本を再生する! 日本美食立国論』がある。
■書籍データ
【タイトル】東京いい店はやる店 バブル前夜からコロナ後まで
【著者名】柏原光太郎
【発売日】6月17日
【造本】新書
【本体定価】858円(税込)
【ISBN】978-4106110450
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/order/611045/
プレスリリース提供:PR TIMES