プレスリリース
『明け方の若者たち』(2020年、幻冬舎刊)で20代の青春を、『夜行秘密』(2021年、双葉社刊)で激情の恋愛を描いたカツセマサヒコ3作目の長編小説が、2024年6月27日に新潮社より刊行されることが決定しました。
『夜行秘密』以来3年ぶりとなるカツセマサヒコ氏書き下ろし長編のタイトルは、『ブルーマリッジ』。改稿に改稿を重ねて完成した本作では、結婚や離婚、仕事、夫婦、ハラスメントなど現代だからこそ起きる問題や葛藤を、二人の男性を軸に描いています。「――結婚しませんか」から人生が加速する20代後半の会社員・雨宮守と、長年連れ添った妻に離婚したいと言われる50代の土方剛。世代も価値観も違う二人の男が社内ハラスメント疑惑により交錯することで、物語は思わぬ方向へと展開して行きます。
刊行決定にあたり、本作にいち早く目を通した俳優の永山瑛太さんから推薦コメントが届いています。
永山瑛太(俳優)
大人になったら、幸せになるはずだった。
呼吸して生きてるだけなのに、
人の隣にいるだけなのに、
人は人を傷つけてる。
もう少しだけ、簡単に生きたい。
どうか、赦してください。
また、カバーにはInstagramやX、TikTok等で人気のnilikokoさんの写真が使用されることが決まっており、小説の装丁に使用されるのは初のことです。
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『ブルーマリッジ』カバー使用予定写真 (C)nilikoko
本作の刊行時にはカツセ氏のサイン会等、発売イベントも予定しており、詳細は決まり次第順次公開される予定です。
■著者コメント
この物語を書き切らないと、先には進めない。そう言い聞かせるようにして、三年間、筆を執り続けました。
過去の自分とどのように向き合っていくべきか、そして未来をどう生きるのか。
主人公たちと一緒に、これからも答えを探し続けていこうと考えています。
■書籍内容紹介
――出逢って八年。付き合って六年。同棲を始めて二年。もう僕らのあいだに、新鮮な出来事はほとんど残されていない。いつものスペインバルで年上の彼女にプロポーズした青年・雨宮守。長年連れ添った妻に離婚したいと告げられた中年・土方剛。世代も価値観も正反対だったふたりの人生は、社内のある疑惑をきっかけに、変化し始める。夫婦であること、家族であること、働くこと、生活すること、傷つけること、生きること。過去からも未来からも逃れることのできない世の中で、それでも光を求めて彷徨う者たちの物語。
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カツセマサヒコ (C)新潮社■著者紹介:カツセマサヒコ
Webライターとして活動しながら2020年『明け方の若者たち』で小説家デビュー。2021年、川谷絵音のバンドindigo la Endの楽曲を元にした小説『夜行秘密』を書き下ろし。本作が三作目の長編小説。
Instagram @katsuse_m
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■書籍データ
【タイトル】ブルーマリッジ
【著者名】カツセマサヒコ
【発売日】2024年6月27日
【造本】四六判ハードカバー
【定価】1760円(税込)
【ISBN】978-4-10-355691-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355691/
プレスリリース提供:PR TIMES