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「日本で働く外国籍ITエンジニアに関する共同調査」〜50カ国800名の採用実績から、日本企業で活躍するためのポイントを科学的に分析〜

(PR TIMES) 2022年09月08日(木)21時40分配信 PR TIMES

9/13(火)13時〜無料オンラインセミナーで解説

総合人材サービス会社のヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:御旅屋 貢、以下「当社」)は、外国人向け適性検査の株式会社エイムソウル(本社:東京都台東区、代表取締役:稲垣 隆司)と共同で、「日本で働く外国籍ITエンジニアに関する共同調査」を実施しましたので、発表いたします。

本調査は、日本で働く外国籍ITエンジニアの適性検査データから、科学的かつ再現性のあるポイントを可視化し、採用やマッチングに活かすことを目的に実施しました。調査の結果、外国籍ITエンジニアの活躍・定着を左右する要因は、「異文化適応行動」であり、組織・職場風土のタイプによって見極めるべきポイントが異なることが明らかとなりました。また、9月13日(火)13時〜無料オンラインセミナーを開催し、調査結果について解説します。
【本件のポイント】


日本企業で活躍している外国籍ITエンジニアの特性を科学的に分析・調査
「異文化適応行動」に特定の傾向がみられるなど、「異文化適応力」が重要であることが明らかに
配属・マッチングには、組織文化や事業・部門特性によって、見極めポイントが異なる


■調査結果の概要

1.外国籍エンジニアが日本で活躍するために重要な要素は、「異文化適応力」

当社から日本国内企業に派遣しているエンジニアのうち、活躍しているエンジニア(以下、活躍人材)と苦戦したエンジニア(以下、苦戦人材)について比較したところ、異文化適応力が活躍・定着する上で重要な要素であることがわかりました。特に、「異文化適応行動」において差異が際立つ結果となり、具体的な行動特性としては、「建設的主張」および「反すう行動」に関して統計的に有意義な差が見られました。なお、建設的主張とは、自分の思いや疑問点を相手にはっきりと伝え、問題を解決しようとするポジティブな傾向を表しています。また、反すう行動とは、うまくいかないことに対して繰り返し考え続け、頭から離れないネガティブな傾向を表しています。


図表1:活躍人材および苦戦人材における異文化適応行動の傾向比較

[画像1: https://prtimes.jp/i/5089/1329/resize/d5089-1329-44b7749c9ec99fe92440-0.jpg ]

※それぞれの行動を選んだ人の割合を示しています。


2.組織・職場風土に応じた、活躍するための見極めポイント

「日本企業」「日本の企業文化」といっても、企業や部門毎に職場風土は異なります。そこで、当社からの外国籍エンジニアの派遣実績が多い企業をピックアップし、活躍人材と苦戦人材の特性を比較・分析したところ、職場風土のタイプによって、見極めるべきポイントが異なる傾向が見られました。ここでは2つの事例をご紹介します。

図表2および図表3は、それぞれの企業に派遣している外国籍エンジニアの文化特性を、活躍(ピンク)/普通(黄色)/苦戦(水色)の3つのカテゴリの平均値で表したものです。

図表2:評価別の文化特性 <事例1>

[画像2: https://prtimes.jp/i/5089/1329/resize/d5089-1329-79eff7afcffb03db6e73-1.jpg ]


図表3:評価別の文化特性 <事例2>

[画像3: https://prtimes.jp/i/5089/1329/resize/d5089-1329-6d49155f1a3fa866935b-2.jpg ]


事例1(図表2)では、「公私区別」を好み、「安全志向」が高い人材の方が活躍していることがわかります。つまり、評価をされている活躍人材は、同僚間での関係性にメリハリのある職場風土の方が居心地よく、秩序や規則を守ることを大事にする傾向があると言えます。このことから、成果を出すことに加えて、手順や規則の遵守が求められる職場風土であることが予想されます。

一方で事例2(図表3)では、活躍人材の特性として、「短期/長期志向」と「チャレンジ/安全志向」の項目において、バランスが取れている点が挙げられます。つまり、短期間で成果を出すことに加えて、自主的に判断するか、手順や規則通りに遂行するか、状況に応じた行動ができる人材が評価される傾向が見られます。

これらより、外国籍エンジニアの採用においては、自社の組織文化および職場風土を把握し、適性ポイントを見極めた上で、採用基準を設けることが有効であると言えます。



調査結果についてヒューマンリソシアとエイムソウルが解説!9/13(火)無料セミナー

調査結果について事例を交え解説する無料セミナーを、9月13日(火)に開催します。「採用基準をどのように設定すればよいかわからない」「配属後の離職やモチベーションダウンが気がかりである」といった悩みに直面される企業担当者向けに、調査結果から得られたポイントを解説します。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/5089/table/1329_1_0c4faa1e08c993e129b7e674a042fe30.jpg ]



■調査に関するコメント


ヒューマンリソシア株式会社 今関 彰範: 海外ITエンジニア派遣サービス部門 GIT事業本部長


[画像4: https://prtimes.jp/i/5089/1329/resize/d5089-1329-c975028108af27f45c94-3.jpg ]

外国人材を活用しているものの、入社後すぐに退職してしまう、想定したパフォーマンスが発揮されない等の採用担当者の方のお声をよく耳にします。
当社は、世界50カ国から800名以上の外国籍エンジニアの採用と、国内400社以上の企業への派遣実績がございます。エンジニアの職場でのパフォーマンスとエイムソウル様の適性検査結果を掛け合わせ、科学的に導き出した根拠を、外国籍エンジニアの採用および企業へのマッチングに活かすことで、エンジニアパフォーマンスおよび定着率の向上に取り組んでいます。
このたび公開する分析結果を採用基準作りに活用いただくことで、外国人材採用における課題解消の一助となれば幸いです。
当社としては、今後も検証を重ね、より精度の高い科学的根拠の把握に努めることで、出身国にかかわらず多様な人材が、日本で活躍できる機会を提供するとともに、顧客企業の組織のグローバル化やDX化のご支援に取り組んでまいります。

株式会社エイムソウル 稲垣 隆司氏: 代表取締役 PT. Bridgeus Kizuna Asia Director


[画像5: https://prtimes.jp/i/5089/1329/resize/d5089-1329-cb3af42be993e632ec66-4.jpg ]

日本企業のグローバル化、人材不足を打破するために、外国人採用に踏み出そうとされている企業が増えてきていますが、日本人採用と比べて不安を抱えているというお声をよく耳にします。その不安の1つが「外国人の方は自社にマッチするのか」ということではないでしょうか。
当社は大学の先生方を顧問に招聘し、採用や教育の観点から日本のグローバル化の促進を研究しておりますが、日本の働く文化は、世界中の国と比較すると大変ユニークであることがわかっています。このユニークな日本文化の中で、外国人社員の方々が活躍する大事なカギがCQ(異文化適応力)です。当社は外国人・日本人のCQを可視化するツールとしてCQI(異文化適応力検査)を開発し、特許を取得しました。
ヒューマンリソシア様の外国人エンジニアはCQIを受検しており、派遣した後にお客様の満足度を調査し、CQIの観点からマッチングの精度を高めるPDCAを回されています。従来の「感覚的な派遣」を「科学的な派遣」にすることで、日本人が抱きやすい「外国人の方は自社にマッチするのか」という不安の払しょくに努められています。
当社は引き続き、外国人社員の活躍を促進するために、ヒューマンリソシア様のビジネスをCQIの科学的知見からサポートさせていただきます。


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/5089/table/1329_2_dab8940d58c0ef0122dd4eb53379fcaf.jpg ]



■ヒューマンリソシア 海外ITエンジニア派遣 「Global IT Talentサービス」 について
世界各国から優秀なITエンジニアを採用し、国内企業に派遣するグローバルプロジェクト。世界50を超える国から800名以上を採用し、国内企業に派遣しています。日本語教育にて30 年以上の実績をもつグループ会社のノウハウを活用し、ITエンジニアとして必要な日本語力を育成したうえで、顧客企業のITプロジェクトに派遣しています。
●サービスサイトURL: https://git.resocia.jp

■エイムソウルについて
「若手社員の活躍による企業の活性化」を支援する人事コンサルティング企業で、業界初となる外国人採用に特化した適性検査CQIや、日本人の受容力を測るツールCQI-II、海外赴任適応力を測るCQI-IIIを開発。また、インターン、選考、研修用グループワークのレンタルサイト「Groupwork.com」など課題解決を図るサービスを延べ1万人以上に提供しています。
●エイムソウルWEBサイト: https://hr-cqi.net


<ヒューマンリソシアについて>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。
●ヒューマンリソシアWEBサイト: https://resocia.jp

<ヒューマングループについて>
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内300拠点以上のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。
●ヒューマンホールディングスWEBサイト: https://www.athuman.com/


会社概要
ヒューマンリソシア株式会社
●代表取締役:御旅屋 貢
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
●資本金:1億円
●URL:https://resocia.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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