プレスリリース
かつて芥川龍之介が立ち寄った休憩所「初音茶屋」で、囲炉裏に古釜を吊るして、麦茶を無料で振舞うほか、中央広場では、猿まわしやお囃子の公演を楽しみながら春の訪れを感じていただけます。
国指定名勝「三溪園」(所在地:横浜市中区)では、2024年2月11日(日)〜3月3日(日)まで、「観梅会」を開催します。三溪園は約500本の梅が咲き香る梅の名所として長年親しまれており、観梅会は今年で50回目を迎えます。期間中は、梅の盆栽展やお雛様の展示、俳句大会などを順次開催。100年前と変わらぬ樹形と花を今にとどめる臥竜梅や早咲きの緑萼梅など、春の訪れを告げる梅の花の観覧と香りを味わっていただくとともに、開園当初の三溪園を彷彿させる日本の風情をお楽しみください。
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第50回 観梅会
期間 | 2024年2月11日(日)〜3月3日(日)
時間 | 9:00〜17:00(最終入園16:30)
料金 | 無料(入園料のみ)
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麦茶の無料接待
開園当初、初音茶屋では常にお湯が沸かされ、誰もが自由にお茶を飲むことができました。1915(大正4)年には芥川龍之介もここに立ち寄り、この接待を俳句に詠んだことが知られています。
当時の様子を再現すべく、無料で麦茶の提供をおこないますので、ぜひお立ち寄りください。
日程 | 2月11日(日)〜3月3日(日)の土・日・祝日のみ
時間 | 10:00〜15:30
場所 | 初音茶屋
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観梅会盆栽展
梅を中心とした盆栽約40点を展示し、園内に彩りを添えます。
日程 | 2月11日(日)〜18日(日)
時間 | 10:00〜16:00
場所 | 中央広場
協力 | 横浜三溪園皐月会
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お雛様の展示
一般の方から寄贈された戦前のお雛様を展示します。御殿飾りの豪華なものから土でできたかわいい豆雛まで、趣きの異なるお雛様をご覧いただけます。
日程 | 2月8日(木)〜3月6日(水)
時間 | 9:00〜16:30
場所 | 旧矢箆原家住宅
猿まわし
日光さる軍団から太郎次郎一門のコンビが楽しい芸を披露してくれます。
日程 | 2月11日(日)、12日(月・祝)、17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)、25日(日)、
3月2日(土)、3日(日)
時間 | 10:00〜16:30
場所 | 中央広場
出演 | 太郎次郎一門
【動物取扱業者標識】株式会社モンキーエンタープライズ/東京都港区赤坂5-4-13(拠点・事業所住所:東京都葛飾区南水元4-8-3)/取扱業種別:展示/
登録番号:20東京都第006780号/登録年月日:令和2年5月26日/登録有効期限:令和7年5月25日/動物取扱責任者氏名:長沼江美
※天候やお猿の体調、その他の諸事情により、変更または中止の場合もございます。開演時間中は猿の体調に配慮し、適宜休憩する場合があります。
お囃子
地元・本牧の子供たちが元気に演奏と舞を披露します。
日程 | 2月24日(土)
時間 | 11:00〜/14:00〜(各回1時間)
場所 | 中央広場(雨天時は旧燈明寺本堂)
出演 | 横濱本牧囃子連
第48回三溪園観梅俳句大会
往時より園内で句会が行われ多くの著名俳人が訪れていたことにちなみ、俳句大会を開催します。参加者の方には園内散策後に投句いただき、表彰も同日に行います。
日程 | 2月25日(日)
時間 | 10:30〜受付、12:00投句締切、15:30〜入賞者の表彰など(予定)
場所 | 鶴翔閣
料金 | 1,000円(入園料別途)
共催 | 横浜俳話会
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三溪園について
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪によって創られ、1906(明治39)年5月1日に一般公開されました。約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、廃仏毀釈などによる荒廃から守るため、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園です。開園当初は「遊覧御随意」を掲げ外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。原三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出するなど、日本美術への貢献も評価されています。戦災により大きな被害をうけ、1953(昭和28)年に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、現在に至ります。2007(平成19)年には国の名勝に指定され、現在園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。
原三溪について
原 三溪(本名 富太郎)<1868(慶応4)年‐1939(昭和14)年>
岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)で代々に渡り、庄屋をつとめた青木家の長男として生まれる。幼少の頃から絵・漢学・詩文を学び、1885(明治18)年、東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学、政治・法律を学ぶ。1888(明治21)年頃に跡見学校の助教師になり、1891(明治24)年、原善三郎の孫娘、屋寿と結婚し原家に入籍。原家の家業を継ぐと、経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収める。住まいを本牧・三之谷へ移すと古建築の移築を開始し、1906(明治39)年、三溪園を無料開園。1923(大正12)年の関東大震災後は、荒廃した横浜の復興に力を注ぐ。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に収蔵されている。
プレスリリース提供:PR TIMES