プレスリリース
■もっとも大変な宿題は親子ともに「自由研究」、半数以上の保護者が自由研究を「手伝う予定」 ■小学生の6割、保護者の8割が「夏休みの宿題は必要」
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁)は、全国の小学生4,672人と保護者1,728人に、夏休みの宿題に関する調査を実施しました(※1)。調査結果からは、夏休みの宿題をめぐる、今の子どもたちの状況や意識、保護者世代との違いが見えてきました。主な結果は以下のとおりです。
■保護者の半数以上が、「自分が小学生の時と比べて、子どもの夏休みの宿題の量は少ない」
Q. おうちのかたが小学生の時と比べて、お子さまの夏休みの宿題の量はどのように感じますか?(単一回答) n=保護者1,728人
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近年、小学校によっては、宿題の量を減らしたり、なくしたりもする動きも見られます。保護者は、子どもの夏休みの宿題の量をどのようにとらえているかを聞いたところ、半数以上が「少ないと感じる」と回答しました。
ベネッセ教育総合研究所が東京大学社会科学研究所と共同で実施している調査では、2015年〜2023年までの9年間で小学生が「宿題」(夏休みに限らず「宿題」全般)にかける時間が、やや減少していました(※2)。実際に宿題は少なくなってきているといえるかもしれません。
■もっとも大変な宿題は、親子ともに「自由研究」
夏休みの宿題の中で、もっとも大変だと思う宿題を聞いたところ、子ども・保護者ともに「自由研究」がトップでした。次いで、読書感想文、日記・絵日記が続き、自分の考えや出来事をアウトプットして表現することが必要な宿題のハードルが高い様子がみられます。
Q. 夏休みの宿題で、もっとも大変だと思うものは何ですか(複数回答)n=小学生4,226人
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Q. 夏休みの宿題で、もっとも大変だと思うものは何ですか(単一回答)n=保護者 1,728人
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-48c4b163baa0e7faef92be9a5c05e188-377x274.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■半数以上の保護者が「自由研究」を手伝う、手伝わずに子どもにまかせる保護者は1割未満
小学生の親子にとって「もっとも大変」と感じられる自由研究ですが、52%の保護者が何らかの形で「子どもの自由研究を手伝う」と回答しました。「手伝わずに子どもにまかせる」という回答は3%でした。
Q. 自由研究について、おうちのかたはどのように関わる予定ですか?(単一回答)n=保護者1,728人
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-6191048ce787024ea8671d8e3e9d0aec-515x316.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■小学生の6割・保護者の8割「夏休みの宿題は必要」
夏休みの宿題が必要かという質問には、小学生の6割、保護者の8割が必要であると回答しました。自由回答形式で理由を聞いたところ、小学生は「夏休み前までの学習の復習」、保護者は「学習習慣づくり」「生活のメリハリ」を、宿題に期待する声が多数ありました。
Q.夏休みの宿題は必要だと思いますか?または不要だと思いますか。(単一回答)
【小学生】n=小学生4,558人 【保護者】n=保護者1,728人
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-4b3be98f049a67e9589834c89a984831-280x270.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-c8aeda3706f79ac2fa232f7062a8373b-363x285.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【調査の結果を受けて】
ベネッセ教育総合研究所 主席研究員 木村治生
今回の調査では、「もっとも大変な夏休みの宿題」について、子どもも保護者も「自由研究」がトップでした。また、半数以上の家庭で、保護者が自由研究を手伝う状況にあることがわかります。夏休みの自由研究は、小学生がいる家庭にとって一大イベントともいえるでしょう。
いま、学校でも、自由研究のように自分でテーマを設定し、仮説を立てて調査をし、その結果をまとめて発表する学習 (探究活動)が重視されています。教科書の知識を覚えたり、技能を身につけたりすることばかりが 学習ではありません。 自分で決めたテーマを追究することで育つ“好奇心”は、子どものこれからの学びの原動力になります。また、レポートや作品を 制作することで身につく“課題を解決する力”は、この先に起こるさまざまな問題を乗り越え、新しい価値を創造していくうえでも役に立ちます。
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とはいえ、多くの家庭では、保護者がどこまでかかわるかに悩むのではないでしょうか。子どもの力を伸ばすためには、保護者のかかわりは最低限にするのが原則。でも、子どもがつまずいているようであれば、励ましたり、考えるヒントを与えたりといったサポートは必要です。適度なかかわりは、子どものやる気を高め、思考を深める効果があります。立派なレポートや作品に仕上げようとすると過度に口を出したくなりますが、子ども自身が課題に向き合って試行錯誤するプロセスを大切にしてほしいと思います。
※1 調査概要
<小学生>
調査対象:「進研ゼミ」会員の小学1年生〜6年生4,664人
調査期間:2024年6月17日〜24日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:夏休みの宿題で出ているもの、もっとも大変だと思う宿題、など
<小学生の保護者>
調査対象:ベネッセの保護者向けアプリ「まなびの手帳」に登録している、小学1年生〜6年生の保護者1,728人
調査期間:2024年6月14日〜20日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:夏休みの宿題で出ているもの、もっとも大変だと思う宿題、など
※2 東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2023」より
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-42e1081ef5acb753a5490a39b0c15166-1682x288.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
参考情報:自由研究にお役立ていただけるサービス
■ベネッセ教育情報「自由研究 解決ガイド」 https://benesse.jp/kyouiku/jiyukenkyu/
200以上の自由研究のテーマや実験の動画をご用意しています。「進研ゼミ」会員以外の方もどなたでも無料でご利用可能です。保護者からお困りの声が多かった「テーマ選び」についても、タイプ診断や好きなキーワードで、お子さまにぴったりの自由研究のテーマが見つかります。また、まとめ方のコツをお伝えする他、出力してそのままお使いただけるテンプレートもご用意しています。
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■生成AIが自由研究のテーマ決めを支援
進研ゼミ小学講座「自由研究おたすけチャット」
昨年に引き続き、進研ゼミ小学講座では、自由研究のテーマ決めを支援する「自由研究おたすけチャット」を会員向けに提供します。提供2年目の今年は、昨年度に好評だった機能を活かしつつ、よりわかりやすく使いやすいデザインに改訂し、小学生にさらに自由研究に活かしていただけるような改良を行っています。
安心・安全の環境で、生成AIの活用を通じた思考力の育成や、探究学習の深まりを支援します。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120/1285/120-1285-bce04eebbb3e7b119340674647c8fe5c-702x427.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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