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株式会社朝日新聞社

特集 入管 〜ウィシュマさんは、なぜ死んだのか〜

(PR TIMES) 2021年11月10日(水)10時45分配信 PR TIMES

「月刊Journalism」11月号発売!

 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)は11月10日(水)、「月刊Journalism」11月号を発行しました。11月号の特集は「入管」です。
[画像: https://prtimes.jp/i/9214/1244/resize/d9214-1244-c2afca79e932694fd8fe-0.jpg ]

 名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマさん(当時33)は、今年3月に亡くなりました。8月に出入国在留管理庁の調査報告書が公表されましたが、遺族や弁護団らは死に至った経緯に疑念を深め、施設内で記録された映像の全面開示を求めています。
 入管を取り上げた「やさしい猫」を書いた小説家の中島京子さんは、収容者との面会経験などをもとに、「この国の政治や行政に責任のある、票を持った市民には、票を持たない人々の人権を守る義務がある」と書いています。ウィシュマさんの遺族代理人である指宿昭一弁護士は、報告書が適切な治療を怠ったことや救急搬送が遅れたことなどへの責任を回避している、と指摘。「入管による入管のためのお手盛りの『幕引き』である」と批判しています。これまで一部の熱心な記者を除いて入管問題への報道がほとんどなかったと、メディアの責任についても言及しています。入管勤務の経験がある未来入管フォーラムの木下洋一代表も、入管がどのように変わっていくのかを是々非々の姿勢で伝えることが報道の使命だ、としています。
 ウィシュマさんの妹で、日本に滞在中のポールニマさんのインタビューも掲載しています。日本に行くまで同じベッドで寝ていたので、姉のぬくもりが恋しいことや、日本で子どもたちに英語を教えることが夢だったことのほか「真相が究明されるまで日本に残ります」との決意を語っています。
 「月刊Journalism」は2008年10月創刊。ジャーナリズムという視点を通して、社会の諸課題と向き合っていきます。定価は815円(税込み)。年間購読料は8965円(税・送料込み)。全国の書店、ネット書店、ASA(朝日新聞販売所)で注文によってお求めいただけます。

【朝日新聞社ジャーナリスト学校】
2006年に発足。入社1、2、3年目の若手記者向けの研修を中心に、中堅やベテランの記者にも「学ぶ場」を提供しています。自治体財政、医療といったテーマ別研修も開き、他のメディアにも参加を呼びかけています。
◆公式サイト https://jschool.asahi.com/
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〈お問い合わせ〉
朝日新聞社 ジャーナリスト学校
TEL 03-3545-0131(代表)

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