プレスリリース
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「MBAを超えて:BEYOND MBA」をスローガンとした新たな叢書『至善館講義シリーズ』が、2月24日発売の『経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来』を第一弾としてスタートします。
これまでの欧米型ビジネススクールのパラダイムを日本とアジアから革新せんとして開校した大学院大学至善館。世界30カ国から学生が集い、卒業生は各方面で活躍しています。
そこから生まれた伝説の講義を書籍化する「至善館講義シリーズ」が、2月より刊行開始となります。
第一弾は至善館を創設した経営学者の野田智義と社会学者の宮台真司が、20年の深い論考と対話の中から生み出した講義を集大成したものです。
社会の変化を理解することの重要性、単に社会の表面をなぞるのではなく、変化をもたらしている原動力(ドライバー)を見抜いて社会の未来を洞察するにはどうすればいいのだろうか?
企業運営上でも重要な問題ですが、残念ながら、従来のビジネススクール教育には、こうした骨太な枠組みや理論は存在していません。
社会は便利で暮らしやすくなっているはずなのに、人々はなぜ孤独で誰もが入れ替え可能なことに悩むのか?世界中の人々が繋がれる時代になぜ分断が加速するのか?ネットやデジタルテクノロジーは、社会と人々をどう変えていくのか?その未来とどう対峙できるのか?
読み終わったら、「世の中がクリアに見えてくる」、私たちの世界観・未来像を一変し、社会を見通すフレームワークを得ることができる一冊です。
また、野田智義にとって本書は10万部を超えるロングサラーになっている『リーダーシップの旅』(金井壽宏と共著・光文社新書)以来、15年ぶりの著作となります。
第一線で活躍する新世代の経営者、起業家、社会活動家も推薦!
「二人の巨匠の知的シャワーを浴びると、目が回り、愛を感じ、最後には勇気が出ます」
高島宏平(オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役社長)
「不確実な社会を見渡すための教科書。刺激と示唆に満ちています」
山田メユミ (株式会社アイスタイル 共同創業者/取締役)
「これからの企業運営に必須の『社会』という観点を育む最良の書」
松本恭攝 (ラクスル株式会社 代表取締役社長CEO)
「世代を超え、未来社会を見通す道標。若者たちに読んでほしい」
宮城治男 (NPO法人ETIC. 創業者)
【目次】
プロローグ 社会という荒野を仲間とともに歩く
第1章 構造的問題とは何か
第2章 2段階の郊外化とシステム世界の全域化
第3章 郊外化がもたらす不全感と不安
第4章 3段階めの郊外化と人間関係の損得化
第5章 「われわれ意識」が喪失した社会をどう統治するか
第6章 神格化するテック、動物化する人間
第7章 あなたにとって「よい社会」とは?
第8章 共同体自治の確立とリーダーの条件
エピローグ 天才・宮台真司の絶望と希望
また、『至善館講義シリーズ』は「MBAを超えて:Beyond MBA」をスローガンに、今後年間数冊の発行を予定しています。
大学院大学至善館とは
東京・日本橋に拠点をおく経営学修士号(MBA in Design and Leadership for Societal Innovation)を授与する文部科学省認可の大学院。(ビジネススクール)。欧米ビジネススクール教育を出発点としながらも、リベラルアーツ教育、デザインスクール教育、AIデジタル教育、心理学・コーチングによる内省学習を統融合した独自の全人格経営リーダーシップ教育を実践。経営リーダー(経営者、起業家、政策決定者)育成に特化した2年間の業務継続型プログラム(日本語・英語)には、約30カ国出身のビジネス、NGO、行政で働く160人の社会人学生が学んでいる。包摂的で持続可能な未来の実現に向け、ビジネスと社会の関係の再構築、イノベーションとヒューマニズムの両立、西洋の合理性とアジアの精神土壌の橋渡しを掲げ、欧州、インド、ブラジル他の世界有数の教育機関とアライアンスを組み、ビジネススクール(MBA)教育のパラダイム・シフトに挑戦している。
書籍詳細
タイトル:経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来
著者 :宮台真司・野田智義
発売日 :2月24日(木)
定価 :2,750円(税込)
判型 :A5判ハード
著者プロフィール
宮台真司(みやだい・しんじ)
社会学者。大学院大学至善館特任教授。東京都立大学教授。東京大学文学部卒(社会学専攻)。同大学院社会学研究科博士課程満期退学。大学と大学院で廣松渉・小室直樹に師事。1987年東京大学教養学部助手。1990年数理社会学の著作『権力の予期理論』で東京大学より戦後5人目の社会学博士学位取得。権力論・国家論・宗教論・性愛論・犯罪論・教育論・外交論・文化論で論壇を牽引。政治家や地域活動のアドバイザーとして社会変革を実践してきた。2001年から「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務め、独自の映画批評でも知られる。社会学の主要著書に『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎文庫)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『14歳からの社会学』(ちくま文庫)、『子育て指南書 ウンコのおじさん』『大人のための性教育』(ともに共著、ジャパンマシニスト社)、映画批評の主要著書に『正義から享楽へ』『崩壊を加速させよ』(blueprint)がある。
野田智義(のだ・ともよし)
大学院大学至善館 理事長・学長。特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)創設者。1983年東京大学法学部卒、日本興業銀行入行。その後渡米し、マサチューセッツ工科大学(MIT)より経営学修士号(MBA)、ハーバード大学より経営学博士号(DBA)を取得。ロンドン大学ビジネススクール助教授、インシアード経営大学院(フランス)助教授を経て帰国。既存のMBA教育に飽き足らず、2001年、財界トップ等120名の支援を得て独自の教育機関ISL(Institute for Strategic Leadership)を創設。大企業の経営幹部、社会起業家等1600名を輩出。ISLを母体に至善館を開校し現在に至る。専攻は経営政策、組織戦略、リーダーシップ論で、インシアード在籍中には3年連続で最優秀教授賞を受賞。著書に『リーダーシップの旅』(金井壽宏氏と共著 光文社新書)。
プレスリリース提供:PR TIMES