プレスリリース
「この先生の本を紹介できるだけでも嬉しい」……東大時代の恩師の本を。
タレント・予備校講師の林修さんが、8月19日(土) に放映された『池上彰と林修が初タッグ!日本の「今」を徹底解説!学びコラボSP』(テレビ朝日)にて、村上陽一郎さんの『科学者とは何か』(新潮選書)を「学ぶことの意義を教えてくれる」「入試でも何度も出題された本」と紹介したところ大反響を呼びました。
それを受けて、新潮社は、林さんの推薦帯に帯に巻き替えた上で(下記写真参照)、緊急重版を決定しました。
ちなみに、林さんは東京大学に入学し、教養課程で学んでいるときに、村上さんの授業を受けて、とても感銘を受けたとのこと。30年以上の年月を超えて、恩師の本の帯に登場した形となります。
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■内容紹介
危険な一面を持つ閉ざされた研究集団の歴史と現実。19世紀に、キリスト教の自然観の枠組からはなれて誕生した科学者という職能。その行動規範を初めて明らかにする書下ろし。科学者は研究に伴う責任をどう考えるのか。―自然と人間の相互作用を読みこむ新たな科学観が問われる。転換期の科学者像を探る。
【目次】
1 唐木順三が言い遺したこと
2 職能集団の行動規範―「ヒポクラテスの誓い」
3 科学者の共同体の形成
4 その行動様式
5 その倫理問題
6 新しい科学者像への胎動
7 誰に、どう責任をとるのか
■著者紹介:村上陽一郎(むらかみ・よういちろう)
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1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。上智大学、東京大学先端科学技術研究センター、国際基督教大学、東京理科大学大学院などを経て、東洋英和女学院大学学長。著書に『科学者とは何か』『文明のなかの科学』『あらためて教養とは』『安全と安心の科学』ほか。訳書にシャルガフ『ヘラクレイトスの火』、ファイヤアーベント『知についての三つの対話』、フラー『知識人として生きる』など。編書に『伊東俊太郎著作集』『大森荘蔵著作集』など。
■書籍データ
【タイトル】科学者とは何か
【著者名】村上陽一郎
【発売日】1994年10月17日
【造本】新潮選書(四六判変型ソフトカバー)
【本体定価】1,650円(税込)
【ISBN】978-4-10-600467-4
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/600467/
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