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需要回復後の海外旅行市場を展望『JTB海外旅行レポート2023 日本市場における海外旅行のすべて』を発刊

(PR TIMES) 2023年10月03日(火)18時40分配信 PR TIMES

・2022年における海外旅行者数は277万人、需要回復に遅れ
・旅行費用の高騰が旅行者の意思決定に影響を与える
・旅行経験値の高い層のマインド回復が鍵
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-d702a5a96af28a60bee19eff675298c7-512x723.jpg ]


 株式会社JTBは、2022年の日本人海外旅行マーケットの実態と需要回復局面における海外旅行市場の展望をまとめた「JTB海外旅行レポート2023 日本市場における海外旅行のすべて」を発行しました。1988年以来、今年で36回目の発行となるこのレポートは、独自のアンケート調査や各関係機関の統計資料に基づき、株式会社JTB総合研究所(東京都品川区、代表取締役 社長執行役員 風間欣人)が海外旅行マーケットの動向、構造を分析し、編集・発行しており、9月29日(金)より販売を開始いたします。

 2022年の海外旅行マーケットは、各国・地域の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の緩和を背景に、緩やかな回復の兆しがみられました。そのような時流をふまえ、本レポートではコロナ禍で実施を見送っていた「海外旅行実態調査」及び「海外旅行志向調査」を再開し、需要回復局面における日本人の海外旅行の動向を取りまとめています。

今回のレポートのポイントは次の通りです。

1. 2022年における海外旅行者数は277万人、需要回復に遅れ
 2022年における年間海外旅行者数は277万人となり、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策が最も厳し かった2021年と比較すると、大幅に増加しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大前、海外旅行者数が初めて2,000万人を突破した2019年比では13.8%となり、本格的な需要回復には至らなかったといえます。また、各国・地域の海外旅行者数の回復状況を比較するために、2019年同月から10%を超えた月を1カ月目とした経過月数を基に試算しました。その結果、日本発の海外旅行マーケットは、各国・地域に比べ、相対的に後れを取っている様子がみられました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-fed55fac52b7fa751ed8e4dc8bb36750-804x663.jpg ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-b11654c0c7b0460fed6396a3260b2014-1355x666.jpg ]

2. 旅行費用の高騰が旅行者の意思決定に影響を与える
 当社の独自アンケート結果から、2022年に海外旅行に出かけた人の平均旅行費用は、2019年以前から大幅に増額となっており、円安や海外旅行先の物価の上昇が旅行需要へ与えた影響は大きいと考えられます。2022年に海外旅行に出かけた人のうち、約4割の旅行者は旅行費用の高騰により当初の計画を変更しており、実際に旅行者の意思決定にも影響を与えていることが分かります。さらに、具体的な変更内容をみてみると、日程変更や宿泊先のグレードダウンなどの工夫を凝らすことで、行きたい旅行先を優先したいという意向がうかがえます。旅行費用の高騰という逆境のもとで、旅行者意識がどのように変わっていくのか、今後も注視が必要です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-60186247d7dfd0b05f10b0ffeaa97fbc-1408x454.jpg ]

3. 旅行経験値の高い層のマインド回復が鍵
 かつて、アメリカ同時多発テロ(9.11)や、SARSなどのクライシスの影響を受けた海外旅行マーケットにおいては、海外旅行慣れした経験値の高い旅行者から渡航を再開する傾向がみられていました。この傾向はコロナ禍以降にも当てはまるようです。独自アンケートの結果から、2021年および2022年の前半と後半における旅行者の海外旅行経験を比較すると、水際対策が緩和され、需要回復の兆しがみられた2022年以降は、徐々に経験値の高い旅行者の割合が上昇していることが分かります。2019年時点の海外旅行経験別にみた旅行意欲と比較すると、具体的な旅行計画までは立てていないものの、「予定はないがぜひ行きたい」人の割合が増加している傾向がみられており、今後のさらなる需要回復が期待されます。
 また、今後海外旅行に「絶対行きたくない」「あまり行きたくない」人の割合は、2019年と比較して増えているわけではなく、人々の旅行意欲そのものが大きく低下しているわけではないことが分かります。今後のさらなる需要回復にあたっては、コロナ禍を経た旅行者の価値観の変化をとらえ、渡航を後押しするためのトリガーを把握することが重要なポイントとなりそうです。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-65bf7ef2c7d238f0ad188fcf28b79698-632x429.jpg ]

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1079/31978-1079-a43013a9bc5e1b7bbca66772f100b300-1038x427.jpg ]

【本レポートは、以下のリンクよりご購入いただけます】
日本語サイト :https://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/JTB-outbound-report-2023/
英語サイト:https://www.tourism.jp/en/tourism-database/publications/JTB-outbound-report-2023/


『JTB海外旅行レポート2023 日本市場における海外旅行のすべて』
監修:株式会社JTB
編集・発行・販売 :株式会社JTB総合研究所        
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3-14 東京フロントテラス7階
TEL: 03-6260-1200
FAX: 03-6260-1210
定価:13,200円 (本体12,000円)

お問い合わせ先
JTB総合研究所コーポレート共創部
03-6260-1220



プレスリリース提供:PR TIMES

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