プレスリリース
江戸の出版王であり、写楽を大々的に売り出したプロデューサー「蔦屋重三郎」波乱万丈の生涯
2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。1月の放送開始に先駆けて、NHK出版から『NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 蔦屋重三郎とその時代』が11月29日に発売されます。
時代の仕掛け人となった主人公・蔦屋重三郎の生涯と華麗な人脈、その人生を翻弄した政治状況、そしてはじまりの地「吉原」の光と影を、専門家が最新の研究成果から分かりやすく解説します。
最新研究で迫る、江戸の仕掛人「蔦重」の素顔とは
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2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の舞台は18世紀、天下太平の100万都市・江戸。その光と影が凝縮する「吉原」で生きるのが主人公・蔦屋重三郎。ドラマでは、やがて江戸のメディア王として成長していく蔦重の波瀾万丈の生涯が描かれます。
そんな蔦重の実際の生涯と時代背景を、第一線の研究者が分かりやすく解説する歴史ハンドブックが発売。時代の仕掛け人となった蔦重の生涯と、平賀源内・喜多川歌麿・山東京伝・東洲斎写楽・葛飾北斎をはじめとする蔦重とともに文化を作りあげた華麗な人脈、蔦重の人生を翻弄した田沼意次から松平定信への政治状況、そしてはじまりの地「吉原」の真実の姿を、最新の研究成果から明らかにします。このほか、ドラマの考証を務める鈴木俊幸×棚橋正博×松嶋雅人が江戸文化を語りあう特別座談会、カラー口絵では蔦重のプロデュースで生み出された江戸美術紹介、蔦重と平賀源内の交流を描く歴史マンガなど、歴史ファン・大河ドラマファンに読み応え満点の一冊です。
内容
カラー口絵 蔦屋重三郎が仕掛けた出版・浮世絵ビジネス/蔦屋重三郎歴史相関図
特別座談会 蔦重の生きた時代と江戸文化 鈴木俊幸・棚橋正博・松嶋雅人
第1部 蔦屋重三郎 47年の生涯と江戸の出版界 洲脇朝佳
蔦屋重三郎と吉原
江戸の出版事情と版元の仕事
吉原の広告戦略と蔦重の商才
天明狂歌の流行と出版
寛政期における逆境と創造
第2部 クローズアップ人物伝 蔦重を取り巻くキーパーソン
田沼意次 重商主義を掲げた「江戸のデベロッパー」 大橋毅顕
一橋治済 幕政を左右した「政界の黒幕」 山本英貴
松平定信 多様な知見と情報を活用して改革に挑んだ政治家 清水光明
大田南畝 文芸の世界を闊歩した「知の巨星」 小林ふみ子
平賀源内 江戸文化を革新した「日本のダ・ヴィンチ」 石上敏
山東京伝 オールマイティな「江戸のベストセラー作家」 鹿島美里
喜多川歌麿 江戸の人々を熱狂させた「美人画の巨匠」 山本ゆかり
写楽 謎に包まれた「役者絵の風雲児」 田沢裕賀
葛飾北斎 森羅万象を描いた「世界的浮世絵師」 奥田敦子
第3部 人物事典 蔦重山脈
文人・墨客篇
浮世絵師篇
武士・政治家篇
第4部 「蔦重」時代の政治を読む 荒木裕行
田沼政治の揺れ動く評価
側用人政治の功罪
積極財政と町人文化
田沼時代〜寛政年間の対外関係
松平定信と将軍継承問題
寛政の改革と出版統制
第5部 吉原遊廓の虚像と実像 高木まどか
吉原遊廓とは
吉原の構造――町内概観・遊女屋
遊女の生涯
客・粋人からみた吉原
遊女評判記と吉原細見
遊廓の近代化
特別寄稿 蔦重と写楽の構想 佐藤康宏
特別企画 漫画 蔦重と源内――江戸まあちゃんだいじんぐ事始 田川滋
付録 江戸文化・芸術年表
商品情報
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『NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう
〜蔦重栄華乃夢噺〜 蔦屋重三郎とその時代』
編:NHK出版
出版社:NHK出版
発売日:2024年11月29日
定価:1,320円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:160ページ(内カラー16ページ)
ISBN:978-4-14-911205-3
NHK出版→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000069112052024.html
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4149112053
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/18019645
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