プレスリリース
“I am” Donation プロジェクト、寄付金額900万円により幼稚園を建設
オンライン販売を主とするジュエリーブランドARTIDA OUD(アルティーダ ウード/https://www.artidaoud.com )は、ブランド独自に展開している“I am” Donation プロジェクトを通して、目標寄付金額を超える900万円を達成。
2021年7月、インド・ビハール州における「子どもたちの教育環境改善プログラム」を始動いたしました。
このプログラムでは、インド・ビハール州での6つの幼稚園教室(図書コーナー、トイレ・手洗い施設併設)建設、幼稚園教師の技能向上、及び保護者向けの意識啓発を通して、子どもたちの早期教育環境の改善を目指してまいりました。
そしてこの度、2022年6月をもって本プログラムが完了いたしましたことを、ご報告いたします。
皆さまからのあたたかなご支援の輪で、子どもたちの学ぶ環境を整え、未来への可能性を広げる一助となるプログラムを遂行できましたこと、心より感謝申しあげます。
「子どもたちの教育環境改善プログラム」は完了いたしましたが、今後もより良い教育を受けられる持続可能な環境が整うまで、長期的な視点で支援を継続してまいります。
世界中のだれもが自分らしく活躍できる環境が広がっていきますように。心から願いを込めてーー
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“I am” Donation プロジェクトについて:https://www.artidaoud.com/iamdonationproject/iamdonation
インド・ビハール州における「子どもたちの教育環境改善プログラム」
■ 実施地域
インド北東部・ビハール州(出典:Google MAP)
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■ 背景
実施国/インド
・世界経済フォーラムが公表した世界各国の男女平等の度合いを指数化した「ジェンダー・ギャップ指数2020」によると、インドは153ヵ国中112位。教育に関しては、初等教育から中等教育へと上がるにつれて、男女間の格差が大きくなっている。
・子どもたちへの早期教育への投資は、経済的に大きなリターンをもたらすため、特に貧困家庭の子どもにとって重要。国の早期教育政策 (2013) でも、子どもの発達段階に応じたケアと、貧困家庭の子どもたちに特別な注意を向けることを推奨しているが、実際には幼稚園へのアクセスが不十分なのが現状。
実施地域/ビハール州
ビハール州では、対象年齢の約45%しか幼稚園に通えていない。
課題1:幼稚園教室の数が不足しており、既存の施設も劣悪な状態
課題2:幼稚園教師は十分な訓練を受けていないため、子どもたちに適切な学習指導やケアができない
課題3:親たちが読み書きが十分にできず、子どもの早期教育の必要性を認識していない
このような背景から、子どもたちは十分な準備ができないまま小学校に入学し、学校になじめず授業についていけない状況に陥いる場合が多い。
子どもたちが質の高い早期教育を受けられる幼稚園の整備が必須。
■ プロジェクト概要
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■ 経過
現状調査
<2021年7月〜9月>
・本プログラムについての説明会を、地区行政のコミュニティ開発担当者、幼稚園職員、幼い子どもを持つ母親や妊婦を含めたコミュニティの人々に対して実施。
・対象地域の幼稚園の現状を調査。劣悪な状態であり、具体的に必要な内容を確認。
・調査結果を行政と共有。プログラム実施に必要な公式認可を取得。
幼稚園教室の建設
<2021年9月〜12月>
・土木技師が6ヵ所の幼稚園教室の建設・改修ニーズを調べ、設計図・建設資材リスト・予算を作成。これに基づき、資材を発注。
・12月に6ヵ所の幼稚園に、図書コーナー用の棚、子どもが座るためのマット・絵本・知育玩具・ホワイトボードなどを支給。
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<2022年1月〜6月>
本格的に幼稚園教室(図書コーナー、衛生設備を併設)を建設。6月に完成した。
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【完成した幼稚園の外観】
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【記念プレート】
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プレート訳:「この幼稚園は株式会社サザビーリーグ/ARTIDA OUD様のご支援により、プラン・インターナショナルの“ザ・ファースト・ステップ: モデル幼稚園の開発”プロジェクトにより建設・改修されました」
幼稚園教師への教授法研修
<2021年7月〜12月>
・子どもの言語・認知力、コミュニケーションスキル、情緒・心理的健康、社会的能力、身体的健康・発育の5つを軸に、子どもたちの発達を把握するためのチェックリストを開発。教師はこのチェックリストをもとに、子どもたちの適切な観察を行う。
・プラン・インターナショナルの早期教育専門スタッフが幼稚園で実践できる様々なゲームを通じた学習を指導。
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<2022年1月>
幼稚園教師を対象に,2日間の教授法の集合研修を3回(各回25人)に分けて実施。計75人に対して、早期教育カリキュラム、教室運営、ゲームを通じた学習法、子どもの本の活用法等について指導。
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<2021年7月〜2022年6月>
早期教育専門スタッフが定期的に幼稚園を訪問し、幼稚園教師に対して、絵本や物語、知育玩具、地元の伝統的遊びなどを用いた学習法について実践指導し、子どもたちの身体と知的発育を促進。対象園および周辺の幼稚園の園児759人に正しい手洗い方法について指導。
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早期教育に関する意識啓発
<2021年7月〜2022年6月>
・プラン・インターナショナルの担当チームは、コミュニティ集会、母親・若者グループなど様々なグループの定期的な会合で、教育、特に女の子の教育の重要性、3〜6歳児および妊婦に必要な栄養と地元で調達できる食材、手洗い習慣と衛生行動全般、新型コロナウイルス感染症対策について指導。
・子どもたち向けに、手洗いキャンペーンを実施。石けん500個を支給。
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■ 成果
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以上により、対象地域の子どもたちが、女の子も男の子も公平に、安全で快適な学習環境のもとでより質の高い早期教育を受け、初等教育へ上がる十分な準備ができるようになった。
またトイレ・手洗い設備が整うことで、衛生環境が改善し、正しい手洗い習慣を身につけたことで子どもたちの感染症予防が期待できる。
保護者や地域住民の、子どもの教育、特に女の子の教育の重要性への認識を高めたことで、ジェンダー平等の促進が期待できる。
■ SDGsへの貢献
本プログラムの実現は、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標) の以下の目標に貢献します。
目標4 「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
目標5 「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」
目標6 「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
プレスリリース提供:PR TIMES