プレスリリース
CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋誉則)は、これからの未来を担う中高生世代と政治・社会をつなぐソーシャルプロジェクト「学校総選挙プロジェクト」( https://youthvote.tsite.jp/ )を取り組んでおり、若者世代の声を世の中に届け、社会が動くきっかけ作りをミッションとしています。このたび「学校総選挙プロジェクト」では、2022年10月28日(金)〜11月2日(水)までの間、オンライン調査によって16歳〜29歳までの若者世代1,604名に対して「若者の恋愛実態調査」を実施いたしましたので、その結果をお知らせいたします。
調査結果概要
・「恋人として交際している相手がいる」若者は、25.8%。交際未経験率は36.4%
・「恋人・恋愛」の優先順位はTOP3に入らず。女性では、すべての属性で「推し活」の優先順位が「恋人・恋愛」を上回る
・「自分からアプローチしてでも交際したい」と答えた若者は、「男性」では45.9%、「女性」では25.0%。「男性」と「女性」で傾向が分かれる
・交際に求めるものは「安心感」「価値観の一致」
「恋人として交際している相手がいる」若者は、25.8%。交際未経験率は36.4%。
現在、交際している恋人がいるかどうかを聞いたところ、「恋人がいる」と回答した人が25.8%、「恋人はいない」と回答した人が74.2%となりました。属性別で見ると、「高校生」では交際している人の割合が「大学生」や「社会人」の約半数であることが分かります。また、今まで交際をした人数を聞いたところ、「交際したことはない」と回答した人が36.4%となり、若者の交際未経験率が約4割に上ることが分かりました。
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「恋人・恋愛」の優先順位はTOP3に入らず。女性では、すべての属性で「推し活」の優先順位が「恋人・恋愛」を上回る
また、あなたにとって大事なものは?と聞いたところ、「高校生」「大学生」「社会人」全ての年代において「恋人・恋愛」の優先順位が「男性」よりも「女性」の方が低いことが分かります。さらに、「高校生」の女性では「恋人・恋愛」の優先順位が9位と下がり、全ての属性の中で最下位となりました。
一方、アイドルやキャラクターなど、自分にとってのイチオシを応援する活動として知られる「推し活」については、「高校生」「大学生」「社会人」の「女性」において、いずれもTOP5に入り、「恋人・恋愛」よりも「推し活」の優先順位が高いことが明らかになりました。
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「自分からアプローチしてでも交際したい」と答えた若者は、「男性」では45.9%、「女性」では25.0%。「男性」と「女性」で傾向が分かれる。
また、恋人との交際は希望しますか?と聞いたところ、「自分からアプローチしてでも交際したい」と答えた人が「男性」では45.9%、「女性」では25.0%、「相手からアプローチがあれば交際してもよい」と答えた人が「男性」では、34.1%、「女性」では56.9%、「交際を希望しない」と答えた人が「男性」では20.0%、「女性」では18.0%となりました。属性別に見ると、「男性」「女性」とも「大学生」が「自分からアプローチしてでも交際したい」と答えた人が一番多い結果になりましたが、交際のために自分から行動を起こす若者は多くないということが分かりました。
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交際に求めるものは「安心感」「価値観の一致」
交際に求めるものを自由回答で聞いたところ、若者から最も多く挙がったワードは「安心感」でした。続いて「価値観の一致」となり、具体的には「金銭感覚が合うこと」や、「趣味に理解があること」などに言及していました。その他には、「一緒にいて楽しい」「お互いを尊重し合える」「優しさ」が交際に求めるものとして挙がりました。
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※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析
学校総選挙プロジェクトリーダー石井大樹のコメント
一部のメディアでは「若者の恋愛離れ」として報道されることもありますが、国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021)によると20年前よりも恋人がいる人の割合は下がっていますが、40年前とは大きくは変わっていません。
その一方で、「恋愛・恋人」の優先順位がどの世代においても「お金」「家族」「友人」「趣味」といったものよりも低く、交際に求めるものに「安心感」が上位であることを踏まえると、お金や友人関係や趣味といったものが充実した上で心のゆとりを補完するものとしての「恋愛」と捉えている層が多く、恋愛することによって体験できるとされていた「ドキドキ」や「ときめき」といった感情体験は「推し活」に代替されてきているのでしょう。
11月22日(火)に10代〜20代の若者と「恋愛の現在地」を考えるオンラインイベントを実施
学校総選挙プロジェクトでは、11月22日(火)にオンラインイベント「わたしたちの考える「恋愛」の現在地〜「男女共同参画白書」から考える〜」を実施しました。ゲストには家族社会学者の永田夏来先生を迎え、10代〜20代の若者が「若者の恋愛離れ」をはじめとしたテーマについて話し合いました。
イベントでは、「若者の恋愛離れ」と言われていることについて、
・周りに彼氏はほしいけど「怖い」等、いろいろ理由をつけて逃げてしまう人がいる。(大学生)
・SNSでカップルでの投稿やYouTubeのカップルチャンネル等よくみるから「恋愛離れ」しているとは思わない。(専門学生)
といった意見が挙がりました。本イベントの様子を永田夏来先生が家族社会学者の視点からレポートしたコラムが学校総選挙プロジェクトのWebサイトからご覧いただけます。
▼家族社会学者 永田夏来先生のコラムはこちら
https://youthvote.tsite.jp/InfoDtl/InfoDtl/column_20221213001
【「若者の恋愛実態調査」の概要】
調査地域 :全国
調査対象者:16〜29歳のT会員
有効回答数:1,604サンプル
調査期間 :2022年10月28日(金)〜11月2日(水)
調査機関 :CCCMKホールディングス株式会社
調査方法 :インターネット調査(Tアンケート)
【「学校総選挙プロジェクト」概要】
■プロジェクト名:学校総選挙プロジェクト
■プロジェクトサイト:https://youthvote.tsite.jp/
■プロジェクト開始日:2020年10月13日(火)
■プロジェクト内容:「学校総選挙プロジェクト」は、CCCの創業意図「若者に新しい生活スタイルの情報を提供する拠点を提供していく」をアイデンティティに、これからの未来を担う若者が、これからの未来を生きていく糧となる新たな発見や考え方を共創していく「場」です。中高生から20代の若者世代に向けて、政治や社会課題から進学、学校など幅広い領域から、これからの若者世代に関わる課題をテーマアップし、その問題提起した課題についての中立的な情報と同世代が対話を深める場を提供します。WEBサイトで実際に「投票」することで、中高生世代の一人一人が主体的に関わり、意思表示できる機会を作ります。そして、中高生の「声」をまとめた投票結果のレポート記事や、有識者へのインタビュー記事などをnote上で掲載したり、オピニオンリーダーを迎えての企画や対話の場なども提供をしています。
■Twitterアカウント:学校総選挙プロジェクト【公式】 https://twitter.com/T_gakkou
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■電子書籍(無料):「社会の気になること 10万人の若者にきいてみた」 https://amzn.to/3zDNSNy
「学校総選挙プロジェクト」の活動を通して見えてきたZ世代の本音を、膨大なデータとリアルな対話から検証した書籍です。「Z世代×政治」「Z世代×ジェンダー・イクオリティ」「Z世代×環境問題」と、大きく3テーマに分けデータをグラフ化してわかりやすく解説しています。
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